ナルシスト
昔から漫画を読むのが大好きで、その流れから小説を読むようになった。
小説の一文字一文字の意味を自分で噛み砕いて解釈し、脳内で映像を流しながら次のページに進むワクワク感に当時の私は魅了されたのだ。
漫画とは違う、言葉が脳にダイレクトに入ってくる感覚と日に日に増えていく語彙にゾクゾクとした。
知らない言葉が出てくると辞書を引き、意味を理解すると偉そうに日常で使ってみたりもした。
そうしてその世界に魅了された私は自身でも2次創作という形で小説とも呼べない小説をいくつか執筆した。
たまに懐かしくなって見返すそれは目を覆いたくなる程拙くて支離滅裂なのだけれど、当時の私はこんな言葉を使っていたのか。ここでこうやって締めてる、あ、いいな、なんて思ってしまう事もあった。
そう、私は自分自身の綴る文章が好きな
文章ナルシスト
だったのだ。
文章ナルシストってなんだよって自分でも思うけれど多分そう。
昔から色々な媒体で小説、ブログ、詩などなどを書いてきたけれど、そのどれもがなんか好き。
少し前に音楽文というサイトで好きなアーティストに関する文章を書いた時に確信した。
そのサイトは所謂書けば誰でも載せてもらえるという訳ではなく、サイトの運営者が目を通して載せてもいいと思うものだけを載せているサイトなのだ。
そのサイトに掲載された時、なんとも言えない興奮が体を巡って 私、やっぱり文章を書く事が好きなんだ…と再認識した。
毎回毎回上手く言葉が紡げる訳ではないけれど、渾身の物が書けた時の高揚感は何物にも変えられなくて、読み返す度に自画自賛している。
そんな事に気付いてから私の中で小さな夢が出来た。
どんな物でもいいからコラムを書く人になりたいと。
なのでnoteを初めて、文章力をつけようと練習の真っ只中だ。
でもなかなかやっぱり難しい。道のりはまだまだ険しそうだけれどいつかそんな日が来ればいいなあと思う。
きっと小さな夢を持つ事は誰にでもある権利だから。多分きっと歳は関係ない、よね。多分。
ところで文章ナルシストって何?
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