星に願いを|プラネタリウムに笑いの渦が巻き起こる。
窓の外は灼熱地獄。
閻魔様でもおびえるぞ。
どこに行く気も起こらない。
いや、出たら死ぬ。
でも「何もしない」が苦手な私。
どうする、どうする、どうする…
すると、どこからともなく降りてきた
⭐️プラネタリウムはどうだい?⭐️
なぬ?プラネタリウム?
どう考えても涼しいぞ。
しばらく星のことなど忘れていました。
街中ではあまり見えませんから。
多分、小学生以来ですが、
ググって着替えて猛暑の中に飛び出したのでした。
★☆★
そうして訪れたのが、
滋賀県守山市にある「デジタルスタードームほたる」。
琵琶湖マリオットホテルに併設されたプラネタリウムです。
プラネタリウムといえば、市が運営する科学館のイメージ。
でもさすがに、子どもたちにまみれて鑑賞するのも気が引ける。
ここならどうだ!と選んだのです。
到着すると、長蛇の列!
小さなお子さんの家族連れで満員です。
さすが、夏休みだな…
それもそのはず、
この日はたまたま、
星兄こと田端英樹さんによる
「爆笑プラネタリウムショー」。
煌めく星空を静かに眺め、夢見心地でゆーらゆら…
などと想定と随分テンションが異なるが、まあいいか。
★☆★
チケットを手に入れて、目の前の琵琶湖を眺めながら時間を待ちます。
いつも思うけど、湖っていいうよりほぼ海だよなー
★☆★
そうこうしているうちに、開演時間になりました。
星兄さんは、元々ここで勤務されていたホテルマン。
今では全国のプラネタリウムや観察会などで、星空解説をしておられるそうです。
しかし、星兄さん。
「爆笑」なんて言っちゃってるけど大丈夫?
私の根っこは「なにわっ子」。
脳細胞の半分ぐらいは、ボケと笑いでできてるの。
爆笑なんて言われたらググッととハードルあげちゃうよ?
ほんまにええの?大丈夫?
結果、爆笑やった。
兄さん!疑うて、すんまへん!!
プラネタリウムのドームにこだまする、大人と子どもの笑い声。
正直、こんな瞬時に子どもを沸かせる話術はすごい。
子どもって残酷、お愛想で笑いせんからね。
この日は春と夏の星座の解説。
こと座のベガ(織姫)、わし座のアルタイル(彦星)、
そして夜空を流れる「天の川」…
なんだかロマンチックだよねー
なんて感慨ふける暇もなく、
次々繰り出される笑いの演出。
ちょっとレトロなギャグとネタ。
昭和の「お兄さん」だもんね。
面白おかしくしっかりと、星座のことを
覚えることができました。
「794(なくよ)ウグイス平安京」
みたいなもんです。
(ちょっと違う?)
★☆★
その日はソワソワ夜を待ち、空を見上げました。
いてるやん!
覚えたての「夏の大三角」と「さそり座」が。
子ども心に戻って感動しました。
いつも気にしなかった光景が、ちょっとのことで感動に変わる。
やっぱり「気づく」って大事だなー
点と点の星を眺めながら、しみじみ感じた夜でした。
星さんになんかお願いしよっかなー⭐️
星兄、ありがとう!!
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