築100年の元小学校に、ふわっふわのドーナツ屋さんがやってきた|京都
今日も京都のまちなかぶらり。
もう年の暮れだと言うのに、昼間の寒さはそれほどでも。
まあ、お散歩にはこれぐらいが最適なんですけどね。
繁華街の中にある元小学校
向かったのは京都を代表する繁華街のひとつ、木屋町。
飲み屋さんなどがひしめき合って、ギラギラしている夜の街。
でも、昼間は打って変わって静かな地域です。
そんな木屋町にあるおしゃれスポットが「立誠ガーデン ヒュールック京都」
1993年に閉校した元・京都市立立誠小学校の校舎をリノベーションしてできた、複合施設です。
元・立誠小学校は、1869(明治2)年に下京第六番組小学校として開校した歴史ある小学校。俳優の近藤正臣さんや中村玉緒さんもこの学校の卒業生だそうです。
ちなみに「番組小学校」とは、明治2(1869)年に京都に誕生した日本初の学区制小学校。
まちの人々の寄付によって半年の間に64もの小学校が設立されたと言います。
日本の学校制度が始まる3年も前のことで、それゆえ京都市は、公立小学校発祥の地とも言われています。
また、ここにはかつて、関西電力の前身である京都電燈株式会社があって、1897年に日本初の映画の試写実験が成功した場所でもあることから、「日本映画発祥の地」とも言われています。
子どもの減少などで小学校が閉校した後も、「立誠シネマ」として映画の上映会が行われるなど、文化の発信拠点として使われていました。
新たな時を刻み始めたモダン建築の校舎
1927(昭和3)年に完成した校舎は、京都に残るモダン建築のひとつ。
アーチ型の玄関など、個性的な装飾で地域のシンボルとなっています。
2020(令和2)年にリノベーションと新築棟が増築されて、「ヒューリックホール京都」や、ブルーボトルコーヒーなどのお店、地域が運営する「立誠図書館」、そして「ザ・ゲートホテル京都高瀬川 by HULIC」からなる施設として新たに開業しました。
小学校時代のグラウンドは人工芝が敷かれて「立誠ひろば」として開放されています。改修前のちょっと薄暗く郷愁漂う雰囲気を知る身としては、すっかり変わって別物のように思います。
ドーナツ屋さんができました
さてさて、そんな「立誠ガーデン ヒュールック京都」の芝生の脇に、2024年11月、美味しいドーナツ店がオープンしています。
そのお店は、「CDB kyoto」
北海道の厳選した素材で作るドーナツ店「HIGUMA Doughnuts」さんと
東京でロースタリーカフェを運営するCoffee Wrightsさん、
そして、クラフトビールのMikkellerさん
東京表参道などで人気の3店舗が合わさったお店だそうです。
本日はヒグマドーナツさんの抹茶ドーナツとカフェオレを
しばし店内で待っていたら、
「お待たせしましたー」と黒い箱が差し出された
↓
3
2
1
\パッカーン/
やりすぎやろ!(笑)
食べてみたら、ドーナツ本体はフッワフワ。
まるで雲を頬張っているかのような軽い口当たりで、溶けていきます。
抹茶チョコレートは、しっかりと上質な抹茶の苦味がガツンときた後、甘みが追いかけてきて、絶妙なバランスとハーモニー。
これは美味しい!
カフェオレも、とってもクリーミーでコーヒーの風味とミルクの甘さが際立ってホッコリする味です。
ステキなお店がまた1軒できました。
今回は店内でいただきましたが、春先になったら外の芝生で食べるのも、良いですね。また来るぞ、と心に決めつつ、足取り軽く帰りました。
プレーンドーナツもおすすめ
基本は大切。
別の日に食べたプレーンドーナツ
甘すぎず素材の味が生きていて軽やか。
とっても美味しい。
パンチは弱め、でも毎日食べたくなるような。
おすすめですよ。