正しいエイジングストーリーが織りなす"経年優化"
今回の記事は、私が人生のテーマにしていると言っても過言ではないキーワードの「経年優化」です(笑)
一般的に経年と聞くと、「劣化」や「消耗」をイメージすることが多いのではないでしょうか?
そんなイメージがあるため、年を重ねることへの漠然とした不安や恐怖を抱く人が多いかもしれません。
一方、世の中にはVintage(ビンテージ)と呼ばれる言葉があるように、年を重ねることで価値が上がるモノも一定数存在します。
昭和生まれの私は、バブルの名残を幼いながらに感じられた世代です。小学生当時はビンテージブーム真っ最中。ナイキのスニーカーが数十万円、リーバイスのデニムも数十万円、中には7桁になるアイテムも……
お年玉を握りしめて(当時はカツアゲなどが平気で行われていた時代だったため、靴の中敷きに隠して)渋谷と原宿の間にあった「トマホークチョップ」というショップでビンテージスニーカーを購入したのは良い思い出です。
興味がない人からしてみれば、単なる浪費かもしれませんが、10歳そこそこの私はそこにロマンを感じたことを今でも鮮明に覚えています。
価値が上がるものには理由がある
世の中には数えきれないほどのモノことが溢れていて、そんな中でも経年によって価値が上がるものには理由があるのでは無いかと考えてみると、それらに共通していたのはストーリーでした。
プロダクトであれば、誰が企画し、どこで生産され、誰が利用したなど、一つのものでも、人や場所など様々な要素が関わります。
作り手のこだわりが強ければ強いほど……
そんな一つひとつの要素が織りなすストーリーが共感を呼ぶことで、需要が高まり、付加価値がつくのではないでしょうか。
そんな付加価値がつく“ホンモノ”も、世の中に出回った時点では認知されていないものが多く存在します。
“ホンモノ”を見極める力
そんな“ホンモノ”を見極める力は、利益にもつながるため、私にとって大事な要素です。
この見極める力は、多くの“ホンモノ”に触れ、それらのストーリーを因数分解して分析し、共通項を見つけ、新たに出てくるモノことに当てはめてみると、自ずと答えが見えてくるのではないかと考えました。
そのため、私はできる限り多くのものをリアルで体験できるよう意識しています。美術館にいく、気になる人に会いに行く。そんな経験が見極める力の精度を高めてくれると信じ、実践するようにしています。
人としての"経年優化"
また人が年を重ねてより良いものに昇華していくサマも、経年優化に当てはまると思います。
「あのおじいちゃん、あのおばあちゃん、素敵だな……」
そんな風に感じたことはありませんか?
最近では”イケオジ”なんて言葉もあるくらいなので、一定数の人は共感できるのではないでしょうか。
人が醸し出す雰囲気も、その人が歩んできたライフ、ストーリーの賜物です。ビジネスで言えば転職活動時の自己PRや履歴書、職務経歴にあたるところ。
より深みがある人ほど「一緒に仕事をしたい。この人と何かを成し遂げたい。」と思うはずです。
そんな人としての経年優化ができるように、1分1秒を大切に過ごし、努力を
怠らないようにしないと……
今回は私が考える「経年優化」の概念的なところをお伝えしました。私は経年優化している、あるいはできる可能性のあるモノことに囲まれて生活したいと考えています。
皆さんの周りで経年優化しているモノことがあればコメントなどで教えてください^^