ラジオのハナシ #12 しゃべりは上手くないとダメなのか⁈問題 / 技術は後からでいい
技術は上手いに越したことはない。
でも、技術ありきではない。
それは「話す」「伝える」ことも同じ。
「聴いてくれない」のは、あなただけが悪いのか?
対面でも「相手が話を聞いてくれない」「つまらなそうにする」という悩みがありますよね。
音声で発信しても「なかなか聴いてもらえない」という悩みが出てきます。
それは発信が弱い、内容が刺さらないなど色んな要素が考えられますが、一概に発信するあなた「だけ」に問題があるのでしょうか。
話を聞かないのは、つまらないからかもしれない。
もしかしたら、「話を聞くのが苦手」なのかもしれない。
自分の話だけに関心がある人は、他人の話に関心が薄い人が多いようです。
それはその人の特性だから、あなたに是非はない。
「聴いてもらえない」と、すぐに放り出したくなるかもしれないけれど、まずは続けていくことと発信していくことで「関心を持ってくれそうな人たち」に見つけてもらったり、関心を持ってくれるようにリスナーを育てていく、ということをやってみては。
聴く・聴かないは相手の自由。
聴いてもらえないのは、あなただけに非があるわけじゃない。
そのことは頭の中に入れておいて、自己否定だけはしないで欲しいのです。
しゃべりが上手ければリスナーは増えるのか?
しゃべるのが下手だから、と話し方教室に行ったとしても、リスナーさんが増えるわけではありません。
「聞きづらさ」で離脱されることは防げるかもしれないので、その点においては、話し方教室やボイストレーニングは意味があると私は考えています。
でも、その前に、自分なりに「自分の良さ」を見つけてみて欲しいのです。
というのも、中には『自分がやって上手くいったケースを当てはめる』指導者がいるから。
体験レッスン程度じゃ、わからないと思います。
相性もありますし。
技術を習得するときは特に、「何のために、どこまで」と目的を明確にしないと、ただ「習っているだけ」になってしまいがちです。
それなら、まずは自分でできるだけやってみる。
録音された声を聴いて、どこが聴きやすくて、どこが聴きづらいかを感じてみる。
「そこは最初からプロに任せろ」という考え方もありますが、あくまでも私は「まずは自分のことは自分で」という考え方を軸に持っているので、遠回りであったとしても、そこは変えません。
最初から答えを教わったら、何がどう違うのかわからないのと同じだから。
単にしゃべりが上手いからリスナーが多いのではなくて、リスナーさんとのやり取りや自分から情報発信をしていることの積み重ねで、聴いてくれる人が増えていくもの。
そして、忘れてはいけないのが、「反応するリスナーだけじゃない」ということです。
サイレントリスナーの存在
反応がない、反応が薄いと、「どうせ私の話なんか聴いてくれない」と思ってしまいがちです。
しゃべりが面白いとか面白くないとかで悩む前に、知っておいて欲しいのが【サイレントリスナー】という存在。
聴いているけれど反応しない。
そういう聴き方をする人も多い、ということ。
聴いている人みんなが「ハガキ職人」(古っ!!)ではないですからね。
私自身もラジオを聴きますが、メールを出すことはめったにありません。
そう、私も他の番組ではサイレントリスナーなんです。
どう書いていいか、わからんのですよ。
生放送だと、考えているうちに終わってしまうこともありますし。
だから「聴いているけど、反応できない」という人の気持ちもよくわかります。
それでも「聴いている人がいる」実感がほしいという、なんたる矛盾。
聴いている人がいるかどうか、よりも、聴いてくれる「誰か」のために届けるという氣持ちが大切です。
どうせ、誰も聞いてないし
という氣持ちは、言葉や声の端々に表れるもの。
不思議なものですね。
しゃべりは上手くないとダメなのか⁈問題・まとめ
しゃべりの上手い・下手よりも大事なことがある、ということ。
☆まずは「自分」が楽しむ
☆「おもしろさ」よりも「聴きやすさ」
(おもしろさを売りにしているのでなければ)
☆ラジオやアプリの向こうで聴いている「あの人」に届ける氣持ち
技術は大切ですが、マインドも大切。
番組作りに慣れてきたら、話し方や声の出し方のスキルアップを目指してみるのもいいかもしれませんね。
伝えたいことがあるのなら、ラジオや配信でまずは「伝える」ことを始めてみてください。
反応に振り回されず、コツコツと続けていくことでわかることもたくさんあります。
これから始めるみなさん、そしてすでに始めているみなさん、応援してますよ♬
※ラジオ番組で紹介(取材など)されたーい♡という方は、コメント欄または colorfulstage.info@gmail.com までご連絡をお待ちしています。
よかったら音声でも ↓↓ たまに、ここに書いていない話をしゃべったりしていたりして。
ラジオ番組の取材を受けたい!という方は、「きらっとすまいる」(たんなんFM/敦賀FM)で受け付けています。
アーティストさんへのインタビューは「Sparkle Express」(敦賀FM)にて。
どちらもZOOMでのオンライン収録可能なので、全国どこからでもOK。
ただし、日本語のみ対応しています。