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外岩へ行くきっかけ
リードクライミングをやるまで
ボルダリングを始めて、1年くらいたった頃、クライミングジム内でリードクライミングの講習会があり、常連さんに誘われ参加してみた。
ボルダリングと違って、リードクライミングは、ロープを使って高い壁を登っていく。
高さは10m〜15mほど、下から見上げると怖いという声もあったりして、
だが、私はワクワクでいっぱいだった。
最初は、ロープの結び方、ロープの種類、ビレイヤーとしての注意点、道具の使い方など、危なくないように楽しむための注意点を学ぶ。
それを学んだら、つぎは実技で確認。
頭で納得できないところは、実践して体で覚えるしかない。
文面を頭に入れるのは苦手なのである。
でも、危ないことなので、本当はよく読む必要あり。
ボルダリングでは、クライミングシューズと、チョークバック。
リードクライミングでは、ボルダリングの道具に、ハーネス、ロープ、ビレイデバイス、グローブと追加になる。
質内で高い壁を登れる!それだけでも、ワクワクしてた。
下は、5.7からで、5.8、5.9、5.10aとグレードが上がっていく。
上は、5.13、5.14、5.15と大会レベル、、、。
リードクライミングをやり始めて
ボルダリングと違って壁の高さがあるから、体力がいるし、ホールドの持ち方にも工夫がいる。
加えて、体制(足の置き位置や、体のバランスなど)もいる。
高さがあるので、どこでレスト(休憩)して、どこで体勢変えてとか、
ノンストップでゴールまで行くことを考える。
それは、オブザベーションと呼ばれる。
ゴールに行くまでに疲れをためないで効率よく登れるかってことね。
5.10bまでは、個人差はあるものの普通に登れる。
ジムにもよるんだけど(^_^;)
ノンストップ(ノーテーション)で、登れることをオンサイト。
何回かやって登れたら、レッドポイントって呼ばれてる。
けど、そんなことは最初のうちから考えてない。
リードクライミングに触れること、
それだけでワクワクは更に高まった。
気がつくとボルダリングから始めたのに、リードばっかりやってて、
自分がジムの常連になる頃、新しく入ってきた人にはリードの住人と呼ばれるほどになっていた。
外岩に行くきっかけ
コロナ禍に自粛があった頃、ジムもしばらく閉まっている時期があった。
狭いジムほど、人数制限がされ、予約も必要となり、気軽に行けなくなってしまった。
1、2ヶ月くらいの自粛期間が開けた頃、すっかり、お客さんの入は減っていた。
それが影響したんだろうな、その何ヶ月後かには、ジムから閉店の連絡…
それを見た時は、絶望、というか、穴が空いたような感じで虚しかった。
でも、どうにもならないから受け入れるしかない。
そのジムの話は、また気が向いたら別の記事で。
ホームジム難民となった訳だが、ボルダリングは小さくてもジムがあるほう。
でも、リードクライミングができるジムって、限られちゃって、なかなか難しいものがある。
たまたま、元ジム仲間がいた新たなジムに行ってみた。
その前にも他へぷらぷらしてたけど、行ってみたところは自分に合ってる!そんな感じがした。
その新たなジムへ通うようになってから、常連さんの1人に気に入られて、気がついたら外岩の誘いを受けてた。
ジムで7年くらいやってて、外なんて興味なかったし、レベルが低いからと誘われても遠慮してた。
でも、その気に入ってくれた常連さんは、私の実力を見て、外へも連れ出したいと言ってくれたのだ。
外のグレードって室内よりも難しくて、驚いた。
ジムでは、色ついてるし、足も手も決まってる。
外は、ルートさえ決まっているけど、ホールドはどれ使ってもいい。
そんな自由な空間、自然の風、太陽の光、いろいろ解放されて気持ちよかった。
その常連さんに気に入られてなかったら、私も外への興味が無ければ、きっと行くこともなかっただろう。
彼には、すごく感謝している。
自分が感じた気持ちを、まだ知らない人へといつか伝える側になりたい。
そのために日々ジムでトレーニングしつつ、仲間を探している。