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「紅葉を描く」ワークショップ。 お嬢様に引き継がれる、優しい色。

 11月中旬から約1ヶ月、自宅アトリエで「紅葉を描く」ワークショップを開催しています。
 昨日は親子でご参加。お二人とも絵心があって、お父様は水彩の画材を一式お持ちで、描く機会を探しておられたそうです。お嬢様はふだんパソコンでイラストを描いている、未来のイラストレーターさんでした。お父様のアートのセンスを受け継がれているのですね。

 お二人ともとても集中して描かれていて、ワークショップの2時間があっという間だったそうです。

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 優しく丁寧な筆致は、お二人に共通のものでした。横で眺めていて、「いいなあ」と心温まりました。

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 お二人とも水彩は久しぶりとのことだったので、お時間を長めにいただいて、まず水彩の手慣らしから始めました。練習描きの段階から、それぞれの個性がうかがえて、魅力的な一枚になっています。

 お嬢様はふだんデジタルとは言え、描き慣れている様子が窺えます。細部まで丁寧に描いてくれました。

 「我が家は休日、大型店へ出かけたりすることはあまりないんです。めいめいが家でやりたい事をやってる家族です」とお父様。楽しみを探しに外へ出かけるよりも、創作を楽しむご家族なのでしょう。きっと、とても密度の濃い休日を過ごしてらっしゃるんでしょうね。

 今年も間もなく12月。お気に入りのモチーフだった、庭の柿の葉もすっかり落ちて、土に還りつつあります。
 絵のモデルになる「落ち葉」の種類や色がだんだん変わってきて、季節の移ろいを感じています。

落ち葉の絵

 もし良かったら、あなたも落ち葉を描いてみませんか?

 花だけでなく、落ち葉も、一日たつとすっかり姿が変わります。あっという間に退色してしまった姿を見ると、あの美しさは一瞬のものだったのだと感じます。描き残してあげた落ち葉は、きっと喜んでくれていると思います。

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