海外旅行で「アウトドアを満喫する旅」イタリア #13
旅行もアウトドアも好き。
食べることワインが大好き。
そんな私たちが行った旅を紹介します。
久しぶりの海外旅行はイタリア!
シチリア最西端の街 トラパーニ
古代ギリシャ時代に地中海貿易の中継地点として栄え、色々な文化や民族が入ってきたそうです。
なので、アラブの文化も多く、そんな街にイスラムを感じさせるような食や習慣があるのでは?と思いやってきました。
確かに、アラブ風の街並みだったり、レストランの色使いもアラブっぽかったり、食べ物もクスクスがありましたが、もっとアラブの文化があるのかと思ったけど基本はイタリアですね。
オススメのレストランで
宿は家族で経営している民泊のようなスタイル。
夜は宿泊者以外はいなくなります。よって聞きたいことは、チェックイン時に、そしてまたWhatup!でメッセージをするスタイルです。夕食にクスクスを食べたいと相談すると、2軒紹介してくれました。1軒は宿のすぐ近くのレストランだったので、この日の夜はそこに決定。
素敵なレストランだったので持ってきた綺麗目な?服に着替えてお出かけ。最近のメニューは日本でも海外でも同じで、WEBメニューです。
中にはとても見辛い作りのメニューもあって、途中で「もうこれでいいや!」なんて諦めがちです。このレストランはメニューが見やすく簡単に注文できました。
お目当てのクスクスを聞いてみると、「まだ時間が早くてできないの、明日の昼なら確実よ!」必ず食べれるとは限りませんね。
今日は作る気がなさそうなので、明日来れたら来るよと伝えて別のものを注文。残念でした。
美味しいワインを注文して気を取り直します。
食事は本当に丁寧で美味しかったです。
そしてパスタはどちらもトマト味に。
ワインはハイキング途中であったイタリア人のマルちゃんに、「シチリアはシラーが美味しいの!」と聞いたのでシラーにしてみました。マルちゃんありがとう〜。
食べて飲んで楽しんでいると、店内にはお客さんが数組増えていました。「あれ、空港で見た人っぽいアジア人?あ、絶対にそうだ!!」
日本語の会話が聞こえてきました。
何と空港で見た日本人のお二人が店内にいるではありませんか。
空港から多くの人はパレルモに向かうのに反対方向の街で、しかも同じレストランなんて、なんとも偶然!
と思うのは私たちの方だけですが、お声掛けさせていただきました。
コロナ禍以降久しぶりの海外旅行とのこと。
ローマの空港でも日本人を見なかったのに、こんなところで会えるとは嬉しいね、とおっしゃってくださいました。
シチリアが大好きで何度も来ていて(なるほど、だからパレルモ方面ではなかったのですね)、写真家の奥様と車好きの旦那様でした。
こんな出会いも楽しいですね。良い夜でした。
クスクスを探して
そして翌日はどうしてもクスクス食べたい!
ということで、絶対にありそうなアラブ風のお店をGoogleマップで発見し、地元の人が行くようなお店と書いてあったので期待をしていきました。
店内は狭く、英語が得意ではないお姉ちゃんと奥にキッチンがあり料理人が2人、ランチ時間とあって忙しそうでした。
アジア人は珍しいのでしょうか、英語が得意でないからでしょうか、よくある海外での適当な対応でした。
クスクスはメニューにありました。魚介のスープがあったのですが、クスクスのスープと同じだと必要ないと思い確認すると違うというので注文。
しかし、結果一緒でした。
クスクスは炒めてあるようで少し油っぽく感じましたが、スープは最高に美味しかったですね。
塩田に
シチリア、トラパーニといえば天日干し塩作りが有名です。
私たちが普段使っている塩もずっとシチリア産のものです。
塩田を間近で見たことがなく、近くに博物館もあるということで行ってきましたよ。塩田から収穫された塩の山は11月とあって少なくなっていました。
海から塩田に引き入れた海水を、少しずつ塩分濃度が濃くなるごとに塩田を隣へ隣へと変えながら、数ヶ月かけて塩の結晶にしていきます。
結晶になったら収穫、塩の山をつくり、瓦をかけて水分を飛ばしていき出来上がるそうです。
トラパーニの塩はミネラル分が豊富でパスタをこれで茹でると味が良くなります。
トラパーニの塩作りの起源は2800年前です。塩田近くには水車小屋が残っており、以前は海水を塩田に引き上げるのに使ったり、塩を細かくするのに使っていたそうです。
塩田周りを散歩しましたが、熱風を感じました。11月でこれですから真夏を想像すると、塩が乾きやすいのでしょうね。
そしてこれは、シチリアの天才アルキメデスが作ったスクリュー。
元々、船の浸水対策で発明したのですが、塩田の水を汲み上げるのにも使われていたようです。
感動!
それと、私たちの使うお塩のパッケージにはフラミンゴが描かれています。
アフリカが近いので、夏にはここにも飛来するようです。
フラミンゴがピンクなのは藻を食べているからの様で、ピンクの塩田をみて納得しました。
雨が降ってきたので退散とし、少しドライブをして宿に戻ります。
翌日からの計画を立てようと宿で色々調べておりました。
お昼ご飯が多かったせいで、お腹が空かず、気づくともう21時を過ぎていました。
夜遅くまで営業してそうなバーを探して、ワインと盛り合わせみたいなプレートを頼み、夕食にします。
優しいウエイターの方で写真を撮ってくれたり、話し掛けてくれました。遅くに来たのに丁寧で嬉しいです。
その夜、寝てるとけたたましい大きな非常サイレンが鳴り、飛び起きました。
侵入者!?火事とか!?
今夜宿泊しているは私たちだけで、怖くなって一応確認でドアを開けて、窓や玄関のドアの施錠を確認しましたが問題なく、一応オーナーにメッセージを送るとすぐに返信があり、誤報のようでした。
もう~、びっくりした!
昔オーストラリア旅行でボヤ騒ぎがあって、パジャマで宿泊者全員が外に出たことがあったので、またか!荷物どうする!と色々考えてしまいました。部屋のドアの鍵を施錠しもう一度眠りにつきました。
翌朝、美味しい朝食をいただき、優しい姉妹オーナーに別れを告げて、次の目的地に向かいます。
昨晩考えた結果、アグリジェントに戻ることに(笑)
ワイン産地のマルサラを通るので、ワイナリーに寄って、レストランが併設されている宿が今晩の宿泊場所。
まさかまたアグリジェントに行くことになるとは・・・少し長距離運転です。