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ウガ in the SOOP テヒョンさんの涙



ものすごく楽しみにしていた番組。
テテペンにとって、
テヒョンさんが優しくされているところ、
テヒョンさんが無防備でいられるところ
(甘やかされてるとも言う。決して悪い意味ではなく)
を見るのは至上の幸福。
始まってみると思った以上にヒョン達は優しいし、
マンネテヒョンさんは可愛いしで、
でろでろに溶けてしまいそうな幸福感。
テヒョンさんが幸せなら、私たちテテペンは幸せなのだと改めて噛み締めている。

だから、放送が終わったら私なりに思った事を書きたいな、と思っていたのだけれど、
3回目の放送を見たら書かずにはいられなくなってしまった。
そう、テヒョンさんの涙だ。


特別な夜


3泊のうち、5人で揃って泊まれるたった1日だけの特別な夜。
みんなで寝ようとリビングにマットレスを運んで
何だか修学旅行みたいな雰囲気になった時、
ウシクさんが今年の目標を話そう、と提案。
言い出したウシクさんとヒョンシクさんが前向きな目標を語る中、
テヒョンさんは「僕は悲しみたくない」とポツリ。
「去年は残念な一年だった」って。
ヒョン達は口々にテヒョンさんを気遣ってくれて
ウシクさんなんて、僕の運気を全部持っていけなんてどこまでも優しい言葉をかけてくれた。

それにしても、こ新年の目標が悲しみたくない、って何て辛い言葉だろう。
残念な一年だったという言葉の真意は?
どんなにでろでろに溶けていたテテペンさんだって、この言葉は胸に突き刺さったと思う。


ワールドスター


背中に「ワールドスター」と渾名を書かれたテヒョンさんは、
私達の想像を絶するほど棘だらけの世界を生きているのだろうと思う。
アンチが、世間が、メディアが、彼を傷つけたのではないか。
もしかするとARMYが傷つけたのではないか。
悲しいことに、私達にはそんな棘の心当たりがありすぎる。

彼に向けられる真っ黒な澱のような棘を
テヒョンさんが触れないで欲しいと彼を守るための活動をする人たちがいて、
もっともっと沢山の愛で上書きをしようとする人たちもいるけれど
全部を包み隠すことは無理。
彼はあの柔らかい心にいくつも消えない傷をつけて
それでもなおBTSのVとして私たちに笑顔を見せてくれる人なのに。

ワールドスターって書かれるテヒョンさん


残念の理由


こういう時、韓国語が理解できないのが本当にもどかしい。
彼が「残念だった」と言ったのか、どういうニュアンスなのか、何が「残念」だったのか。
撮影は2022年1月初旬だから
LAコンやAMASが終わってソウルコンやグラミーの前。
バンタンは長期休暇中で、実質的にチャプター2に入っていた筈だ。

「残念」の理由は一つではないと思うけれど、
私が一番大きな理由ではないかと思うのは
「ワールドツアーをして世界中のARMYに会ってからチャプター2に入るはずだったのに、結局叶わなかった」ことではないかと思う。

バンタンはずっとARMYに会いたいと言い続け、
世界中のARMYもずっと待ち続けていたけれど、
それが暫くの間叶えられないことがもう分かっていたから。
多分大きなリスクを背負って、LAやソウルでは局地的にオフコンが開催できたけれど、
2020年に予定したツアー、その後のチャプター2と彼らが2年前に描いた夢は、
コロナで止まってしまった時間がどこかに消し去ってしまった。

チャプター2


チャプター2への流れは必然だ。
年齢も、精神的にも、
バンタンがもっと成長するために、
バンタンをずっと続けるために、
彼ら自身が選んだことだ。
悲しむARMYもいるだろうけれど、
7人で選んだ道だから理解して欲しいし、
直接会って、コンサートというプレゼントを届けて、真心を尽くしたかったのに。

こうして書いていると、防弾会食でテヒョンさんが泣かなかった理由の一つは、
ここで涙を流すことが出来ていたからかなと思う。
気持ちを吐き出せて、受け止めてくれる人がいたからかな、って。

テヒョンさんが泣く時


テヒョンさんはARMYが不安に思うかな、ということをわざと自分の口でスポすることがあるように思う。
最近だと、ベガスコンで血汗涙を暫くやらないと言ってみたり、突然友情タトゥーの話をしたり。
結局は血汗涙だけをやらないんじゃなくて、7人でのコンサート自体暫くやれなくなるって話だし、
友情タトゥーはユンギさん発案で、あの時点でメンバーの意思はほぼ決定していたとか、
後になってそうだったのかと思う事が多い。
彼のスポは、突然の発表でARMYを残念な気持ちにさせてしまうのを少しでも和らげたい、
何ならそれで自分が標的になっても構わないと思っている節があると思う。

そんな彼が、「アンチに攻撃されたり、誰かに傷つけられたことが残念で悲しい。」と言って泣くような気がしない。
私達の推しはそんな人じゃない。
あまり人前で泣くことがない彼が自分のことで泣く時は、自分自身に納得がいかない時だ。
パリ公演で体調を崩し、思うように歌えなかった時のように。
PTDのオンコンのリハで足に怪我をしてしまったこともきっと「残念」の一つだ。

そして何よりARMYと会う約束が思い通りにならなかったことが「残念」なのだ。
自分達が会いたいのは勿論、会えなくて悲しむARMYが沢山いることも分かっている。
彼自身も、メンバーも、スタッフも、ARMYも、
それぞれの立場で2年間最善を尽くしてきことも分かっている。
だから「残念」なのだ。

サラハンダ


この時のウガヒョン達の慰め方がとても素敵だった。
ただ優しいだけじゃなくて、これは撮っておかなくちゃなんて10年後も20年後も酒の肴になりそうな証拠を残しちゃう男子らしい気の置けなさとか、
悲しいと思うことを否定しないで良いことだと肯定してくれるところとか、
4人のヒョン達の役割分担も完璧だった。
涙の気配にすぐ気づいてくれるソジュンさん、
狼狽えながらも励ますピークボーイさん、
「話してみな」と優しく促すヒョンシクさん
(翌朝のフォローのバックハグまで完璧)、
「僕達がいる。本当の友達だ。」って言ってくれるウシクさん。

そしてとどめの
야! 태형아 사랑한다

テヒョンさんへのサラハンダ。
ユンギさんからのサラハンダがあんなに嬉しかったテヒョンさんへのサラハンダ。
胸がいっぱいになる。

ウシクさんでなくてもサラハンダと言いたくなる天使


バンタンとウガ


ウガの5人の関係は
バンタンの7人の関係とは全然違う。
どちらが絆が強いなんて比べるような物ではない。
例えばこの日集まったのがバンタンの7人だったら
テヒョンさんはこんな風に話をしなかったと思う。
同じ思いを抱くメンバーだから7人全員泣いてしまうから。

バンタンは7人で固い円陣を組んで、
冷たい世界からお互いがそれぞれ得意な方法でお互いを守りあうような
そんな7人だけの、孤独で、強い強い絆を感じる。
背中にぴったり張り付く世界は、
暗く、冷たく、深く、強大で
すぐに転げ落ちてしまいそうなタイトロープを手を取り合って必死に歩いている。
テヒョンさんは年齢は下から2番目だけれど、
ジョングクさんに「いつも損ばかりしている」と言われる位
損な役回りを進んで買って出て、メンバーの盾、防弾そのものになろうとする人だ。
メンタルがユンギヒョン位と言っていたけれど、強ち誇張ではない。
強い光の足元にできる影はとても暗く、危険だ。
固く円陣を組まなければ怖い程に。

バンタンは円陣を組んで支え合う



対してウガファミリーは、彼らは仲間だけれど何か責任を伴う一つのチームではない。
テヒョンさんはバンタンとして逞しく成長したけれど、本当はのんびり屋の天使なのだから、
マンネとして優しいウガのヒョン達に包まれているのがぴったりだ。
そもそも3人の30代主役俳優は、それぞれライバルでもある筈なのに、
お互いの仕事をリスペクトし、悩みを相談し、影響を与え合って、深い友情で結ばれているなんて、
本当に良い関係なのだと思う。
こんな居場所があるから、テヒョンさんはバンタンで強く逞しく成長できたのだろう。

テヒョンさんはバンタンだからかけがえのないウガの友達に出会えたし、
ウガの友達がいるからワールドスターのバンタンとして更に大きく成長できたのだ。

鎧を脱いで笑い合える本当の友達


泣いてもいいよ。
一人で泣かなければいい。


今回テヒョンさんが泣く程の悲しみに対する心配や共感以上に、
彼がこんなにも優しい愛に包まれていることに対する安心と感謝で、
何だかとても幸せで、幸せで、
そんな感情を抱く自分が不思議だった。

撮影は半年前で、その後のテヒョンさんを知っているからでもあるけれど、
テヒョンさんはちゃんと乗り越えてくれるという信頼もあって、
ここで気持ちを吐き出してくれたこと、
受け止めてくれる友達がいて良かったと思う。

だから私もテヒョンさんに声をかけられるなら、
「泣かないで」じゃなくて
「泣いていいんだよ」と言いたい。

「泣いてもいいよ。一人で泣かなければいい。」
そう、ユンギさんの名言だ。
この言葉を思い出してしまうと、ユンギさんはどんなに一人で泣いてきたのだろうと胸が痛むけれど、
私も泣いている人にこんな言葉をかけて寄り添える人でありたい。

ウガのヒョン達も
バンタンのヒョン達も最高だ。

テヒョンさんが今日も幸せに、笑って過ごしていますように。



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