Yet To ComeでBTSのSwing-by
唐突にnoteを始めようと思う。
2022年6月12日。
BTSの新曲が発表されて2日、
BTSの9回目の誕生日の前日の今日、
私には書きたいことができた。
Yet To Comeはとても優しい曲だ。
一緒なら海になる筈の砂漠はやっぱり砂漠だし、
彼等が繰り返し変わっていないと歌うこと、
けれどもどうしたって変化していること、
全てを受け入れて前に進む、
過去にも未来にも誠実な現在のBTSの姿が現れていると思う。
私が一番心に残った歌詞は
Back to one
長い長い円周を回って 結局また同じ場所へ
彼等の旅の現在地は同じ(はじまりの)場所だと言う。
これは惑星探査機のニュースで聞き齧ったあのスイングバイではないかと思う。
私は文系脳なので難しいことは分からないけれど、
引力と天体(地球とか)の公転速度を利用して速度や方向を修正するものらしい(ざっくり)。
はやぶさ2だって打ち上げの丁度1年後一周回った所で地球スイングバイによって速度をあげ、リュウグウへの軌道にのって行った。
その後地球へ届けられた成果は、今少しずつ解明されつつある。
これが彼等が綿密に計算したスイングバイであるならば
今回のカムバックがBTSの誕生日であるFESTAと同時期なのは必然なのだ。
もっとスピードを上げて、もっと彼等が目指す場所に向かうために。
Yet To ComeのMVの最後は
No More Dreamを彷彿させる黄色のバスに
Spring Dayの並びで乗り込んだ7人に陽が差し込み
波の音が次第に大きくなると
まるで幕が下りるみたいにゆっくり閉じられていく。
何かが終わり、何かが始まる。
新しいチャプター。
もしかすると、もっと大きな花火がすぐそこで待ってるのかもしれない。
少し寂しいけれど、怖くはない。
彼等の旅の目的は多分、いつかある最高の瞬間を探すのではなくて
探すための旅そのものが最高の瞬間の連続なのだと思う。
彼等はただ音楽が好きで
私達はただ彼等の音楽が大好きだ。
ARMYは幸せだ。