コリメート探検のための天体望遠鏡のスペック
天体望遠鏡は高額な精密機器
そもそも天体望遠鏡と言えば高額な機材を揃える必要があり、
数十万とかの費用が掛かります。
でも、それは天体観測を専門にやられている方のお話。
わたしたち、コリメート探検では必要最低限のスペックで
安価に天体望遠鏡の力をお借りするという考え方です。
専門的な高価な天体望遠鏡は天文愛好家の方たちにお任せして
ここではコリメート探検隊のための天体望遠鏡スペックを
紹介します。
安価な短焦点屈折望遠鏡がおすすめ
まず、天体望遠鏡には主に反射望遠鏡といってレンズではなく
凹面鏡を使用したものと、屈折望遠鏡のレンズを使ったものが
あります。これはコリメート探検には断然屈折望遠鏡がいいです。
反射望遠鏡は凹面鏡の光軸がずれやすくて光軸調整が
必要で維持管理がむずかしいのです。
それに比べて屈折望遠鏡はあまり気にしなくても
長く使えます。
わたしの使用している愛機は
Sky-Watcher STARQUEST80という屈折望遠鏡です。
価格は12800円で格安
口径80㎜で焦点距離400㎜の鏡筒の短いものです。
コリメート探検で遠征時、運搬する必要があるので短いものは
やはりべんりです。
また、口径が大きくなるほど集光力(光を集める力)が大きく
高性能ですが80㎜を超えるとやはり高価です。
80㎜あれば十分な性能ですからこのあたりのモノがベストです。
そして、通常の口径80㎜であれば焦点距離1000㎜とかになりますが
1メートルの天体望遠鏡を運ぶのは大変。
ただ、天体望遠鏡の倍率は対物レンズの焦点距離÷アイピースの焦点距離
ですから、1000㎜より400㎜の方が倍率はでません。
焦点距離6㎜のアイピースだと
1000㎜の場合166倍になりますが、400㎜では66倍になります。
でも、大丈夫です。コリメート撮影は天体望遠鏡のアイピースに
デジカメのレンズを合わせて撮影するのですが、天体望遠鏡の倍率に
デジカメのズーム倍率をかけた倍率になります。
つまり、5倍ズームのでじかめであれば66倍は330倍になります。
コリメート探検のための天体望遠鏡は短焦点の短い物を選びましょう。
安価なアクロマートレンズで十分
天体望遠鏡のレンズにはコーティングや素材によっていろいろな
種類があります。
主にアクロマート、アポクロマート、EDレンズの3種類ですが
色収差(輪郭に色がでる)を押さえるためのコーティングやレンズ素材に
よって分類されますが、アポクロマートとEDレンズは数万円高くなります。
実際にコリメート探検に使用するのであればアクロマートで十分です。
最近はアクロマートでもアポクロマートに匹敵するレンズ性能を持つ
望遠鏡もあります。私のSTARQUEST80もそれにあたります。
安くていい天体望遠鏡があります
気軽に天体望遠鏡のコリメート撮影にチャレンジしましょう!
短焦点の天体望遠鏡でフィールドへ駆け出そう!
サポートは大きなモチベーションになります。どうぞよろしくお願い致します。