![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/41736507/rectangle_large_type_2_f4841f3b239fdd5348d21b7d1ce79633.jpg?width=1200)
コリメート探検隊の「コリメート」ってなに?
コリメート撮影法
そもそも、コリメート探検隊の「コリメート」ってなに?
って方も多いかと思います。
それは、天体望遠鏡で星を撮影する時の撮影方法の一つで
「コリメート撮影法」というところからつけています。それは、
天体望遠鏡のアイピース(接眼レンズ)にデジタルカメラのレンズを
あてて、ちょうど人が目で覗く部分をカメラで覗く形で撮影する方法です。
他にレンズを外した一眼レフカメラ本体をアイピースを外した天体望遠鏡
に接続して撮影する「直焦点法」という撮影方法もありますが、
「コリメート撮影法」の方が安価なデジタルカメラで撮影できて
尚且つ、デジタルカメラのズームを使用できるのでアイピースの倍率より
大きな倍率を得る事が出来ます。
本格的なカメラや天体望遠鏡を使う天文マニアであれば100万円にも
なる機材を使っての撮影になりますが、コリメート探検隊では
そこまで必要はありません。
あくまでもお金をかけずにコリメート撮影です(笑)
コリメート撮影に必要な機材
その、「コリメート撮影」に必要な機材は、いままで
何度か説明してきましたが、下記の機材が必要です。
まず一番大切な無くてはならないコレ
①天体望遠鏡
Sky-Watcher STARQUEST80という天体望遠鏡で安くて結構いい出来
対物レンズ口径80㎜ 焦点距離400㎜ F5の持ち運びに便利な短い鏡筒の
天体望遠鏡です。そして、天体望遠鏡を支えるのに必須のコレ
②三脚
太いアルミ素材でしっかり重みのあるVelbon 2000Vという
カメラ用三脚です。天体望遠鏡の三脚は重くて運搬に無理があるので
カメラ用のしっかりしたものを使用しています。
そして、高倍率を出した時の微動に欠かせないコレ
③経緯台
カメラ用の三脚に取り付け可能な雲台仕様の
MIZAR 経緯台 Kマウント 微動装置付(K型経緯台)という経緯台です。
古くからある機種ですが評価が高く安価なものです。
そして、デジタルカメラを固定するコレ
④デジタルカメラアダプター
スコープテック ユニバーサルデジタルカメラアダプター
を使用しています。これのいいところは上下左右に微動つまみがあって
カンタンにアイピースとデジタルカメラのレンズセンターを合わせる
事が出来ます。そして、忘れちゃいけないコレ
➄デジタルカメラ
デジタルカメラで一眼レフの画質と噂のSONY Cyer-shot RX100を
使用しています。1型の大きなセンサーが特徴です。
コリメート探検隊ではこのRX100での撮影で探検に挑みます。
デジタルカメラと天体望遠鏡の接続
コリメート撮影をするには天体望遠鏡とデジタルカメラを
接続する必要があります。
接続方法はデジタルカメラアダプターを使用して簡単に接続できます。
その方法を説明します。
①アイピースをデジタルカメラアダプターに取り付ける
デジタルカメラアダプターに取り付けるためアイピースの接眼部の
ゴムを折り込みます。ここを折っていないとデジタルカメラのレンズに
接触する場合があります。
アイピースをデジタルカメラアダプターへ固定します。
折り込んだゴムの際まで寄せてジョブのノブを回して締め付けます。
②デジタルカメラをアダプターへ固定
デジタルカメラをデジタルカメラアダプターへ固定します。
この時、デジタルカメラはアイピースと反対方向へ一杯の位置まで
寄せて固定します。デジタルカメラの電源を入れるとレンズ部が伸びますが
アイピースと接触する場合があるため、電源を入れた状態で
取り付けると接触の恐れが無いです。
(写真では見えやすいように、アイピースを外し、電源を切っています)
アイピースとデジタルカメラを取り付けた状態で、アイピースと
デジタルカメラのレンズのセンターが合うように水平、垂直ノブを
回してだいたいの位置へ調整します。
アイピースを天体望遠鏡へ接続
デジタルカメラ、アダプター、アイピースが一体の状態で
アイピースを天体望遠鏡の接眼部に差し込み固定します。
この場合は天頂プリズムを使用しているので90°の角度に取り付けます。
接続後、デジタルカメラのディスプレイに望遠鏡の映像が見えますが、
丸いケラレの部分がディスプレイのセンターへ来るようにアダプターの
ノブを回して調整してセンターを合わせます。
天体望遠鏡のピントを合わせる
まず、天体望遠鏡のピント調節ノブを回してピントを合わせて
デジタルカメラのAF(オートフォーカス)でシャッターボタンの
半押しでピントを合わせます。
後はシャッターを押すだけです。
ただ、星や月など夜の撮影ではデジタルカメラのAFが効かない場合があり
その場合はM(マニュアルフォーカス)でピントを合わせます。
これでコリメート撮影の準備が整いました。
でも、まだコリメートに必要なさまざまな知識があります。
つづいてRX100でのコリメート撮影のためのインプットを発信します
いいなと思ったら応援しよう!
![天体望遠鏡で地球を撮る《コリメート探検隊》](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/40071302/profile_a675968b31ef4ee519efb19bfbd93fca.jpg?width=600&crop=1:1,smart)