辞めると決めた日
いよいよ、オリンピックの開会式✨
私の記憶に一番残っているのは、長野オリンピックです。当時、まだ小学生でアイスホッケー少年だった私にとっては、各国の選手が日本に集まってプレーしているのを想像するだけでワクワクしていました。
なんか、そんな純粋なワクワクって大人になっても変わらないですね。
金メダルの数とか、世界一とか、昔からあまり興味がなく、
そんなことより、世界の人々が繋がる瞬間にドキドキする。この感覚に共感してくれる人は多いのでは?
100年変わらない公教育
話は変わり、日本の公教育に疑問を持ち始めたのは今から5年前。
教員を始めて、7年目くらいだったでしょうか。当時は、体育一筋で毎日のように夜遅くまで研究をしていました。素敵なクラスを作ることにも、全力を注いでThe教員として頑張っていました。
しかし、ある日
「毎年30人にしか大きな影響を与えられない」
と思い始め、全国の子供たちに影響を与えられる教員になりたい。と思うようになりました。
そうしたら、見えてくる見えてくる。公教育の100年変わらない現実が。
・一人一人のやりたいことを実現できていないじゃないか
・伝統という言葉を簡単に使って、古き良きを変えない体制
・校長が変わる度に、コロコロ変わる学校
・教員は、時代で求められてる人材を理解しているのか疑問
・公教育を変える方法は、現場以外にもあるのではないか
そこで、選んだのが学校と外を繋ぐという方法でした。
起業という選択肢
この課題を解決する方法は、いくつかありました。もちろん、実力があれば現場から変えることも。
頭がよければ、大学や省庁からも。
けど、私のキャリアアップに管理職になったり、大学教授になったりという選択肢は元々ありませんでした。
そこで選んだのが、起業でした。
子供の頃から、独立精神が強かったので
他の人とは違うことを。
違うアプローチを考えよう。
まず、やってみよう。
という思考回路でした。
教員になって始めての"やってみた"が
『遊フェス』でした。最近の運動能力低下には、幼児期の遊び経験が関係していると考え
遊びのフェスを開催しよう!!と思い、仲間を集めて、歌を作り、昭和記念公園の一部を借りて、伝もないのにやってみました。笑
しかし、そこには他に勝る独創性がなく、イベント事業の難しさを実感しました。
もう少し外の世界を見てみよう!と始めたのが
『Teachers x Technology』という教員主体の団体です。
EdTechの分野が、これから来るのではないかと見越して始めましたが、ちょっと違う。
教育の本質って、愛なんです。無償の愛なんですよね。
だから、先生方は休みを割いてでも子供たちに尽くすんですよ。
コロナ渦でも世界と繋がる
そして訪れた、新型コロナウィルスによる休校騒動。
色々な先生たちが、必死になって動画を作って配信したり、オンライン授業ができるようにと準備を進めたり。
そんな中で気付いたのが、あれ?
子供たちって、そもそも勉強に興味ないから休校になっても自分で学習できないんじゃない?
すべて、やらされてる学習なんじゃないの?
大事なのは、
興味のあることを見付けて、自分でアクション(学習)することなんじゃないか
外の世界と繋がって、知らない世界を知ることから始まるのではないか
と新たな疑問が涌き出てきました。
幸いにも、これまでの活動でたくさんの人脈をもっていたことが後押しとなり
学校では学べないことを校外で学んじゃおう!という内容の企画を立てました。
賛同してくれた仲間と共に、COLLECTIVE SCHOOL (課題解決型のオンラインスクール)を開講。
そして、2021年
5年前に課題と感じたことに立ち戻り、
公教育を変える=子供の学びを補償する
と考え、公立学校を外の世界と繋ぎ
お金の面でも、学びの面でも
大人が支援する仕組みを考えました!
そして、私はやりたいことがある子たちをサポートさせてもらう!
単純だけど、難しい
この公教育という課題に取り組むことを
生業としていくことに決めました。
まとめ
長くなりましたが、
私はこの夏、起業することを決めました。
やらなければならないことが山ほどあるけど、
楽しみながら
人と繋がりながら
公教育という課題に取り組んでいこうと思います!
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