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#12 Collective Intelligence [自動車メーカー/地域のM&A・事業承継支援/スタートアップ支援/バイオ系研究職] 4min Knowledge Sharing

開催日: 2020.06.05 19:00~19:45
参加人数:9人

企画趣旨
オンライン化が進み異業種の交流の機会が減少している。一方で未曾有の危機に瀕した今だからこそ知の共有が必要なっている。
この企画は、異なる業種につく六人をあつめ3つの質問の答えを4分間で話してもらいナレッジシェアを行うことで異なる視座を見つける企画です。

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運営方法


各業界、各当事者が
「1 何が変化し」
「2 どういった対応を取り」
「3 何が新たな課題/好機として現れたか」
の3点を中心に5分間でナレッジシェア。

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【ナレッジシェア】

[自動車メーカーの人]


自動車の開発関連職種
取扱説明書を作成している

・コロナ前後でなにが変わったか

《販売について》
自動車販売台数がかなり減少をした。
財布の紐が固くなっている。
車を買わなくても困らないから、買わない。

一方、中国では2月に一旦相当落ちた後で、現在では車の販売が大幅に増えている。これは世界の一歩先の未来(アフターコロナの縮図)なのではないか。

《働き方について》
1)ルーチンワークでは
前提として自動車業界では、販売する会社とメーカーは別会社。
メーカー「たくさん売って!」
販売「新しい車ちょうだい!じゃないと売れないよ!」という関係である。
自粛休業にて開発が一時的に止まったため、計画遅れを取り戻すようハードワークになっている。

2)開発では
優先順位を見直して止めた新規案件もある。
すると、リソース(ヒト、カネ)が空くので、それを使って業務改革が始まった。“危機感”を武器に、今までやれなかった業務改革を進めている。緊急度低いが必要性高いことをやっている。

・新たなチャンス/課題

都心離れなどの理由により車のニーズはこれから高まる。従来の業務にとらわれず挑戦してゆく。


[地域のM&A・事業承継支援の人]


中四国を中心にM&A・事業承継支援に関わる。
2月までは地域の政府関連のお仕事。

・コロナ前後でなにが変わったか

地域でもオンライン化が進み始めた(例:飲食店のデリバリー・テイクアウト対応等)。

他方、オンラインを積極的に取り入れる層とそうではない層が存在。
首都圏は構造的に密にならざるを得ない、オンライン化の必然性があり、より加速度的に進むと思うが、地方はコロナ感染者数も少なく、ITのリテラシ―の差もありバラつきがある。いずれにしても、首都圏と地域の格差は更に進むと思う。
まるで地域と首都圏の違う世界のような形もありうると思う。

・新たなチャンス/課題

オフラインの価値も見直される。

オンライン化が進み地域と首都圏などの境目は曖昧に。
官と民、地方と首都圏、大企業や中小企業とスタートアップ等のそれぞれの境目が曖昧になることでチャンスが増えるのではないかと思う。
M&Aは今でこそ、事業承継の文脈で語られがちだが、オープンイノベーションの手法でもあり、そういった垣根を超えた取組を進めていくことで、より加速化できる。

課題として、企業も成長フェーズによって“言葉”が違う。
成熟した中小企業はマネジメントやコストカットの視点が中心。
スタートアップはビジネスの急成長が求められるので、マーケティングの視点が中心。
対立構造に置くのではなく、それぞれ学ぶべきところはあると思う。
垣根を超えた取組を進めたい。


[スタートアップ支援の人]


関西のスタートアップコミュニティ(関西大と共に!)のコーディネーター

・コロナ前後でなにが変わったか

スタートアップカフェの活動がなくなった。
オンラインに切り替えたら、来る層が全然変わった。

若い層は、イベントもコンテンツではなく交流会を目的にしていることが気づいた。

オンライン相談の質が高くなった。
今まではとりあえず来ている相談者が多かったが、登記済みの人が多くなった。
静岡など大阪以外からも連絡が来た。
ただ興味ある人にしかリーチできないので、他の層をどう取るかは課題。

来るスタートアップはコロナの影響はない。

[バイオ系研究職の人]

・コロナ前後でなにが変わったか

研究所へ行かないとできない仕事はリモート移行によって事実上入所できなくなったため後ろ倒し。

管理側は概ね影響少ないと言える。一方で、これまで会議が多すぎた(不必要なのも含む)ことを実感。断捨離することで時間に余裕ができる側面も。

病院
救急機能を持っているとこはコロナ/それ以外と対応が複雑化して忙しくなった。
皮膚科や眼科は集客が少ないなどの影響はある。煽りの受け方が一様ではない。

中核病院や感染症指定病院は、”日常業務+入念な感染予防対策”で相当大変な状況が続く。
感染者動向に地方と首都圏で温度差があることも、それぞれの病院の現状とも相関するイメージ。

・新たなチャンス/課題

一般の人の予防医療に対する知識の薄さに気づいた。
→意識して、発信をしていこうと思った。

【質疑応答】

Q.中国地方の事業承継で考えた時に、コロナで影響がある領域は?
A.社長が今大変なのは、資金繰り。事業承継では動きがない。長い目で見たら、企業価値が低いことに気づいたりする。新しい市場の変化に耐えられないなどの課題が生まれそう。
PEファンドを作る人が増えている。

Q.CX-30のブレーキタッチの違いはなんで?こだわりがある?
A.ブレーキはとても大切で、かなりこだわっている。台形ブレーキというものがって、滑らかにすることによって酔わないようになっている。長くなるのでここでやめますが、あれに使われているのは良いブレーキです!(笑)


Q.コロナ前後の起業家はどう変わっている?今はもう多い?集客はどうやっている?
A.前はアイディアレベルや学生が多かった、今は会社員やチームに会社員が多くなっている。
今はオフラインも増えてきてオンラインも来るようになったから、多い。
今までは場にぶらっとないので、オンラインではコンテンツが飽和しているのでインプットのみで終わってしまう。

集客はpeatix。1万2000人会員(2.3年で)がいる。
大阪府と連携して宣伝をしてもらう。
これまでやってないとこでいうと、音声(voicy)をやろうとしている。

場の価値がわからなくなってきている。コワーキングの価値はなんだ。
オフラインの方が偶然性が高いが、オフラインは目的がある人が多くなるので、そこをどうしていくかがすごく大切だなあと思いながら、今考えている。
確度を高めるには、ハブとなる人の紹介で集めること。

直接会った方が早いって感じることもある。

地方のスタートアップは売り上げ上がりがち。


終わりに


本日も貴重な知見の共有をありがとうございました!
こちらのノートでも引き続き発信していきますので、フォローよろしくおねがいいたします。

次回以降の予定

6/9(火) 19:00~19:45
6/11(木) 19:00~19:45
6/12(金) 19:00~1945 スペシャルセッション(テーマ: 睡眠)

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