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プログラミング体験での【学び】と【苦労】
こんにちは、コラボテクノのシステム開発グループの佐々木です。
先月半ばから始まった2026新卒プログラミング体験イベントでは、毎週多くの学生さんと触れ合いながら、非常に刺激的な時間を過ごしています。
就活が自分の時代より早期化していることに驚く一方で、イベントを通じて得た多くの学びがありました。
今回は、その中から「作成に伴った苦労」をテーマにお話しします。
1.書きなぐったコードを整理する苦労
イベントで使用するテトリスのプログラムは、当初「まず形にする」ことを優先して作成していました。
その結果、以下の点で整理が不足していました。
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● コメントがほとんどない
● わかりにくい変数名
● キャメルケースとスネークケースが混在
● インデントが不統一
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コードレビュー(Rv)で上司からこれらの点を指摘され、
修正を進める中で以下の重要性を実感しました。
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● 一貫性のあるコーディング
● 他人が読んで理解しやすい構造
● 自分でも処理の内容が即座に理解できる記述
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特に業務では、他者がレビューや修正を行う機会が多く、
曖昧なコードは質問対応や手直しの手間を増やしてしまいます。
この経験から、「読みやすさ」を意識したコーディングの大切さを
改めて学びました。
2.問題作りの大変さ
テトリスを題材にした演習問題を設計することも、
非常に苦労しました。理由は以下の通りです。
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● プログラムの基礎知識が必要
● 処理が複雑で、初心者にはハードルが高い
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プログラミング未経験者にとって、
突然「この変数はこう動くから、この処理になるよね?」と言われても、
戸惑うのが普通です。
そこで、初心者でも段階的に理解できるよう、以下の工夫を取り入れました。
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● 各ステップごとに1処理ずつ進める問題形式に再構築
● HTML/CSSで問題と回答例を示し、
修正結果が視覚的にわかる仕組みを用意
● コメントアウトを多く追加し、説明資料には図解を豊富に盛り込む
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これらの取り組みにより、参加者は多少のつまずきはあるものの、
講師のサポートを受けな
がら問題を解き進められるようになりました。初心者にわかりやすく伝えるためには、シンプルさと視覚的な工夫が重要だと痛感しました。
3.資料作成の大変さ
イベントでの説明には資料が欠かせません。しかし、初心者向け資料を
「伝わりやすい」形に仕上げることに大変苦労しました。当初の資料は以下の課題を抱えていました。
● 文字が多すぎて見づらい
● 項目が詰め込まれ、情報が整理されていない
● 見る側の視点を意識できていない
上司のアドバイスを受け、次の改善策を実施しました。
1.1スライド1観点で情報を分割
2.図やイラストを多用し、視覚的に理解しやすくする
3.説明内容を整理し、本当に必要な情報だけを残す
これにより、初心者にとっても理解しやすい資料に仕上がりました。
ただし、スライドの枚数はかなり増えました(笑)。
資料作成では、常に「誰に伝えたいのか」「どのように伝えるのがベストか」を意識することが大切だと学びました。
4.まとめ
今回のイベント準備を通じて、普段の業務では得られない視点を多く学びました。
現場では既存の規則や手順に沿って進めることが多いですが、今回のように一から取り組むプロジェクトでは、自分で考え工夫する力が求められました。
こうした挑戦を「いいね!」と応援してくれる社内環境にも感謝しています。
これからも、自らアクションを起こし、新たな経験と学びを積み重ねていきたいと思います。
次回は「実際のイベント実施社員へのインタビュー」(予定)や、テトリスの技術的な詳細ついてお話ししたいと考えています。ぜひご期待ください!