最近よく聞くようになった、”ファスティング”って実際のところどうなの?
ファスティングという言葉の一般化
"ファスティング"、という言葉が、以前に比べて日本においてもだいぶ一般化してきたように感じられる昨今。
”断食=修行者がするもの、病気治し”、という固定化された印象から、ファスティングでお手軽ダイエット、というおしゃれなイメージへの転換が起こっているようです。
16時間の空腹時間を作るプチファスティング、など、取り組みやすいものから気軽にスタートできるのも魅力です。
さて、このように食べない時間を設けることのメリットはどこにあるでしょうか?
食べないことのメリット1:胃腸の消化吸収力を高める
飽食の時代と言われて久しいですが、現代社会においては食べ物がなくて困るというよりも、むしろ食べて過ぎてしまって健康を害する、という問題の方が大きくなっているように感じられます。
絶え間なく消化を強要される胃腸にお休みの時間を与えることで、その機能を回復させることができます。
食べない時間を設けることで、食物の消化・分解に必要な消化酵素の無駄遣いを防ぎ、身体の代謝・免疫力を向上させる代謝酵素の働きを活性化させることが可能になるためです。
食べないことのメリット2:オートファジー(古い細胞の若返り)機能促進
身体には、体内で古くなった細胞(タンパク質)を集めて、それを新しい細胞(タンパク質)に再構成するオートファジー機能というものが備わっています。
つまり、自動で若返りが可能、ということです。
しかし、このオートファジー機能は、栄養が十分に行き渡っている状態では働きません。
最後に食物が取り込まれてから約16時間後に初めてオートファジーが機能し始める、と言われています。
ファスティングによって実現した高齢妊娠・出産
私自身、鍼灸師なので、昔から健康には関心があり、自分でも色々なファスティングを試してきました。
ファスティングといえば、酵素ジュースを使うのが一般的かもしれません。これも何種類もの酵素ジュースで実践してみました。
マスタークレンズ、という自家製レモネードを作って飲みながら、21日間、固形物を絶った経験もあります。
ただ、元々は、自分の”能力開発”が目的でファスティングに取り組んでいました。
眠っている身体の能力を引き出す、第六感、第三の目を開く、松果体のクリスタル化...(ちょっと怪しげですね)
ただ、自分がはっきりとファスティングの効果を実感したのは、
45歳での第二子自然妊娠です。
高齢結婚で、40歳で第一子出産。
年齢的にも、もうそろそろ二人目を産んでおきたい、と思っていた頃に、ファスティングをしようと思い立ちました。
ファスティングで心身をデトックスしてから赤ちゃんを迎えたい、と心から思ったからです。
そして、しっかり準備をして1週間ファスティングを行った後、次の排卵日には妊娠確定✨
ファスティングは願望実現にも有効、と実感した瞬間でした。
ファスティングの可能性は無限大
私たちの身体にはまだまだ眠っている機能がたくさんある、と私は考えています。
脳は10%ほども使われていないという説もありますね。昨今の研究においては、それは誤認であるということが証明されつつありますが、それでも、脳を含めた全体内の細胞がさらに円滑にコミュニケーションを取り合って、相乗的な働きを行うことで、発揮される力はまだまだ未知数と言えるでしょう。
ファスティングによって、身体に溜まっている老廃物や有害物質に加え、エネルギー的な不要物の排出が行われることもあります。
陰陽五行では、各臓器が司っている感情がそれぞれあると考えられています。
実際に私も、肝臓や腎臓のファスティング最中に、自分の中で溜まっていた感情と向き合ったり、手放しが起こったりしました。
有形無形の総合的なデトックスが起こることによって、身体の各細胞の繋がり、神経伝達はグッとスムーズになります。
脳の情報伝達がスムーズになることで、”思いの現実化”も促進されるというわけです。
なんとなく体が重だるい、やる気が出ない、行動力が落ちていると感じている方には特に、ファスティングを行うことによって得られる軽やかさ、頭の爽快感をぜひ一度味わってみて頂きたいです。
今現在、私が日常的に行っているフランス式ハーブファスティングについてはこちらの記事に説明を書いてみました。
ファスティングにご興味を持たれた方は、ぜひ一度ご覧になってみてくださいね。