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生物の記述問題対策

生物の記述問題のコツについて私なりにまとめます。
論述力を高めることは他の科目の学習や大学入学後にも役立ちます。苦手意識がある人は早めに対策をするようにしましょう。

答案の下書きの仕方

いきなり解答用紙に答案を書くのではなく、慣れるまではいったん下書きをしてから清書すると良いでしょう。下書きの方法は下記の通りです。

①キーワードを書き出す
答えに入れるべきキーワード(生物用語)をまず列挙し、それを含むように文章を考えます。キーワードが問題で与えられる場合もありますが、ない場合も自分でキーワード問われているポイント)を意識するとスッキリした良い答案が書けます。

②文章の構造を考える
慣れるまでは箇条書きやメモ、模式図などで良いので論理展開をきちんと組み立ててから文章を書くと良いでしょう。ただ単にキーワードを詰め込んでも日本語として意味の通らない文章になってしまうことがあるので注意が必要です。
この際に改めて問題文をよく読み、何が聞かれているかを見失わないようにしましょう。なお、②の工程は慣れてくると省けるようになります。

③字数制限に合わせて文章を考える
多くの入試問題では字数制限や目安があり、その範囲内でキーワードを含む文章を考える必要があります。日本語は大体1文あたりだいたい30〜50文字程度になると思ってください。したがって50字程度という指定なら1文、200字程度なら4〜5文くらい書けるなぁと目星をつけます。
字数制限によって書くべき深さを判断し文章を練り上げていきます。まずはいったんざっと書いてから、推敲して解答用紙に清書をするとよいでしょう。
なお、慣れてくると①・②の工程を省いていきなり③ができるようになってきます。入試までにそのくらいトレーニングをするとベストです。

得点アップのコツ

⚫︎推敲作業をする
試験時間に余裕がある場合は、まず指定よりも多めの分量の答案を下書きします。その後、不要な言葉を削除したり、専門用語に言い換えられる言葉は置き換えたりして字数を削ると、短い中にも内容の濃い答案が書けます。

⚫︎採点者目線を意識する
入試本番の採点者は大学の教授陣です。多くの学生の答案を限られた時間で読むわけですから、必要なキーワードが含まれているか、論理展開が妥当かを中心に見ています。
彼らは日頃から専門書を読みあさっているので、専門用語と単純明快な文章が大好きです。文字数の帳尻を合わせるために不要な言葉や飾り言葉をダラダラと書くのは、むしろマイナスに働きます。
自分の答案が指定の字数より50字以上短くなってしまう場合は書くべきことを何か抜かしているはずです。
自分の答案や友達の答案を採点することも良い練習です。採点者目線を意識し記述問題のトレーニングを重ねましょう。
記述問題では問題集の答えだけが正解ではありません。答えを丸写しにするのではなく、自分の答案をどう直せば得点アップにつながるのかを慣れるまでは誰かに添削してもらうとコツがつかめると思います。

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