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秋は神戸でジャズを

この週末、へんいちさん主催の「ぐるめぐる神戸」に参加した。

わたしが参加させていただくのは2回目だ(「神戸洋食・神戸スイーツ」がテーマだった初回参加時の記事はこちら)。

今回のテーマは「ジャズ」。「発祥の地でジャズを楽しむなんて、めちゃくちゃ素敵やーん!!」と、ずいぶん前から楽しみにしていた。

当日、大阪から三ノ宮へ向かう新快速のなかでルシア・ベルリン『掃除婦のための手引き書』を読んでいたのだけれど、思いがけず作品中に血みどろシーンがあったせいか、悪酔いしてしまった(グロ系ではない)。しかし、集合場所で参加者の方々にお会いしたら、その悪酔い気分もふっ飛んだ。みなさん、明るくて楽しい方ばかりだ。

まずはトアロード付近をぶらぶらし、「トアロードデリカテッセン」でサンドイッチランチ。村上春樹さんの作品にも登場する有名店だそう。ごじゃれつつ、趣もある店内が素敵だった。

ねっとり、かつほどよい塩気のスモークサーモンサンド、
めっちゃおいしい!

お腹が八分目、九分目あたりまで満たされたところで、お向かいの「Mokuba's Tavern」に移動し、ジャズをBGMにコーヒータイム。壁に飾られた有名人のサインの数々は見ごたえがあった。

渋みとおしゃれさが共存するたたずまい。
縦長フォルムのコーヒーカップ、かわいい。

旧居留地から元町駅まで歩き(おしゃべりがまた楽しい!)、ジャズ喫茶「Jam Jam」に入る。

周囲の暗さも相まって、なんだかアンニュイな色合い。

入店前にへんいちさんがご説明くださったとおり、店内は会話禁止のリスニングエリアと、おしゃべり可のエリアに分かれている。まずはリスニングエリアで大音量ジャズのシャワーを浴びる(一人席!)。上からびゃんびゃん降ってくる高音、下から突き上げる重低音。ジャズを聴くためだけにじーっと座るなんて、いつぶりだろう。魂が生き返る気がした。

その後、おしゃべり可のテーブル席に移動、みなさんといろいろな話が弾んだ。

第1部(11:00〜17:00)のみ参加のわたしはここまで。ほんとうは第2部(17:00〜20:00)でライブも聴きたかったけれど、都合がつかなかった。

でも、ジャズがしっくりとなじむ神戸の雰囲気を味わえて、とても充実した一日だった。秋はこうでなくちゃ、と一人頷きながらJRに乗りこんだ。「また行く、神戸!」とすでに意気ごんでいる。

へんいちさん、参加者のみなさま、ありがとうございました。

へんいちさんの詳細な「ぐるめぐる」記事はこちらです。当然ながら、わたしのへなちょこレポより断然神戸に行きたくなる……! 


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