『ヒヤマケンタロウの妊娠』『ブラッシュアップライフ』どちらも初めから面白い(日本ドラマ)
ヒヤマの方は2話まで、ブラッシュアップライフは1話だけみた。
どちらも初めから面白い。
私は中国語のドラマが好きでよく見るが、初めの数話は退屈なことも稀ではなく、見続けるかどうか迷いながらなんとなく見続けることが多い(ではなぜやめないかと言えば、数話後から俄然面白くなって来て「見てよかった〜」と思うことが何度もあったので潔く途中でやめられない)。そのせいか、今回みながら「最初から面白いドラマってあるんだなぁ」なんて、変なことに感心した。
昨年冬から日常生活がいろいろと大変で、その大変は今しばらくは続くので、この1月からはいまのところこの二つくらいしかドラマを見る予定がない。一応チェック・・・と一度見てしまうと、結局途中でやめられなくなる性分。今はたくさん見られない状況なので、週一のドラマとしては大河の他に気に入ったこの2作品をまずは見ていく予定。
『ヒヤマケンタロウの妊娠』
『ヒヤマ・・・』の方は、1話で妊娠が発覚まで話が進むのに無理やり感もなく、登場人物たちの仕事、性格、ライフスタイル、価値観なども、見ているうちにいつの間にか何となくつかめ、物語に引き込まれた。
健太郎と亜季の会話を聴いていて、妊娠出産にまつわる男女の考え方の違いや対立、誤解、不満などは、男女間の問題ではなくて、身篭って産むということ担当する者と、しない者の間の問題なのだと感じた。男だって身篭って産むとなれば、それをする女性と同じ立場に置かれ、産むものの気持ちを理解もできるし悩むのだろう。現実には男性は妊娠しないから、「男の人ってわかってない・・・」という言い方になってしまいがちなのだろうけれど。そして、あのドラマの舞台が今のこの世の中そのままであれば、おそらく男性妊婦は女性妊婦が経験しないような様々な偏見や差別、中傷に晒されるだろう。昔どこかで見たことがある。主夫はなかなか同じ立場の友人ができず孤独なのだと。主婦たちのママ友の輪には入れてもらえないのだと。
斎藤工が出てると、その作品が面白そうに見えるのは私の贔屓目か彼の才能か。
これからの展開が楽しみ。
『ブラッシュアップライフ』
『ブラッシュ・・・』はバカリズム脚本、安藤サクラ主演と聞いて迷わず見始めた。セリフにお芝居らしい気合が入りすぎていない感じが面白い。普通の会話を聴いているような、自分の知っている人が話しているような不思議な感覚に陥る。バカリズムの才能を感じる。
1話で子役をやっていた永尾柚乃ちゃんは、前に『拾われた男』でも見た事があって、何とも言えない存在感があって大好きだ。ふっくらほっぺにおかっぱ頭の思案顔には、本当に中に大人が入ってるんじゃないのと言いたくなるほど何とも言えない独特の雰囲気がある。
パッとした派手さはないけれど、実力才能のある出演者たちがきっと面白いものを作ってくれるのだろうと安心してみていられる気がしている。
どちらのドラマも今後の展開が楽しみ。