ルイスバラガン設計のヒラルディ邸②
ドアを開ると受付などなく玄関先で迷いながら簡単な英語で聞いてみる。(もちろん私はスペイン語を話せません)
私:Should I pay now?(いまお金払った方がいいの?)
たぶん住人男子:You can pay later.(あとでいいよ)
そうか・・・あとでいいんだ。あっ、でも写真を撮ったら余分にお金かかるって確か何かに書いてあったはず?まぁ、とりあえず写真を撮りたいけどそれも先に聞かないとね。。。
私: Can I take a picture?(写真撮っていい?)
たぶん住人男子:OK!(いいよ!)
・・・という感じで玄関の先へ・・・
うわ・・・・ぁ・・・・すごいよ・・・!!
と立ち尽くす。。。
廊下の壁から、そしてその先から光が・・・。とても幻想的な光だ。
色だけではなく計算された柔らかな光の空間だ。美しい。
見惚れながらも写真を撮る。肉眼と共にこの素晴らしい空間を残していかなければと・・・。素材やディティール色・・・。ひとつひとつを感じながら・・・。
ふだん感動とかそんな簡単にはできないけど、こういう格段の空間を見たとき胸が高鳴りある意味「無」になれる。世の中の雑多な事なんてすっかり頭から消え去る。ただ、ここを感じることだけに集中する。
そして自然と吸い込まれるように歩き出す。
私以外の見学者たちはその先で立ち尽くしている。
私もその先にある創造を超えたバラガンの世界を体感しよう・・・。
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