西原申敏

株式会社コラボプラネット 代表取締役。 福岡県の西の端、糸島市で地域の教育課題に取り組む。 「学習環境デザイン」「キャリア支援」が専門。 社会教育士/日本キャリア開発協会認定CDA

西原申敏

株式会社コラボプラネット 代表取締役。 福岡県の西の端、糸島市で地域の教育課題に取り組む。 「学習環境デザイン」「キャリア支援」が専門。 社会教育士/日本キャリア開発協会認定CDA

マガジン

  • 【保護者向け】中学生の学習支援

    ご家庭でできる学習支援です。

  • 5歳の息子の学習習慣づくり手伝ってみた

    通信教材をためまくり怒られる息子のために、学習習慣づくりの日々の記録

  • 未来の学びをデザインする

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副業ではじめる学習塾ブランチ-機会格差ゼロの社会を目指して-

こんにちは。 学習塾ブランチの西原です。 学習塾ブランチは2013年に福岡県糸島市で始まり、それ以来「もっと身近に学びの場を」をコンセプトに、地域間における機会格差解消を目指して運営をしてきました。 現在、北部九州に20ヶ所の学び場があります。 この度、副業で始める学習塾として、パートナー募集を開始します。 そこに込めた想いを、目指す社会を、記しておきたいと思います。 1.学習塾の現状とこれからの塾業界全体的な話と地域的な話に分けて書きます。 まずはマクロな話です

    • ご褒美で勉強させるのはどうなの?報酬設計を考える

      勉強にやる気を出せるためにご褒美を与えたらどうかと考えたことが一度はあると思います。 そして、ご褒美は良いことなのか、悪いことなのかと悩みませんでしたか? ご褒美がないと勉強しない子になってしまうのではないかと心配になりますよね。 今日はそのあたりについて書いていこうと思います。 ご褒美は良い?悪い?結論からいうと、ご褒美をあげてOKです。 しかし、ただご褒美を与えれば良いというわけではありません。 いくつか大事なポイントがあります。 その点をしっかりおさえて運

      • 課題の難易度を調節をする【5歳の息子の学習習慣づくり手伝ってみたVol.7  】

        息子君の生活に学習を取り入れ始め2ヶ月経った頃 モチベーションが下がっているような言動が多くなってきたので、その原因を探ってみた。 前回の記事はこちら 課題が難しすぎると何が起こるか妻や息子君の話を聞くに、要は問題が難しくなって分からないということが原因だったようです。 もともと溜まりにたまったポピーをどうにかしようと始めたことだったけれど、仕掛けがうまくいって、結構なスピードで終わらせていくことができた 調子がいいときは1日で10ページ取り組んだりと、1ヶ月分の教

        • 子どもは褒めて伸ばすは正しいのか?

          「子どもは褒めて伸ばすのが良い」と多くの方が聞いたことがあると思います。 一方で、受験生の保護者の方からは「うちの子は言わないとやらない」「すぐケンカになる」「いつも私が怒って勉強させている」などなど「褒めて伸ばすなんてムリ!!」という声もたくさん聞きます。 ここで、ちょっとインターネットで「褒めて伸ばす デメリット」と調べてみてください。 まぁでるわ、でるわ、たくさん出てきますよね。 ちまたで言われているほとんどの事は、反対意見も同数あることが多いです。こうなってく

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        副業ではじめる学習塾ブランチ-機会格差ゼロの社会を目指して-

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          イレギュラー時のルールを作っておく【5歳の息子の学習習慣づくり手伝ってみたVol.6  】

          何か新しいことを始めるとき、スタートはだいたいうまくいく。 難しいのはそれを継続する事。 そろそろそういう時期に入ってきたので、追加のルールを組み入れることに。 前回の記事はこちら(Vol.5 「~するな!」「~しなさい!」と言ったら負け。怒らなくて良い環境をつくる。) モチベーションが維持できなくなる瞬間とは息子君の学習習慣づくりのサポートを始める前に、1年間ほど自分自身を使って習慣化の実験を色々と行っていた。 何が一番難しかったかというと、ずっと続けていると、途切

          イレギュラー時のルールを作っておく【5歳の息子の学習習慣づくり手伝ってみたVol.6  】

          知能観を育む(素直さの正体)

          ※本文の最後に知能観のチェックテストがあります※ 成績が伸びやすい生徒、伸びにくい生徒、その違いは何なのでしょうか? インターネットで検索すると良く出てくるものの一つに「素直さ」があります。 言っている事は分かるなと感じる方は多いと思いますが、 なぜ「素直さ」が重要なのか、その「素直さ」はどう形成されているのか という問いに答えるのは難しいと思います。今日はその点について「知能観」という観点からお話したいと思います。 知能観とは何か米国スタンフォード大学心理学教授

          知能観を育む(素直さの正体)

          5歳の息子の学習習慣づくり手伝ってみたVol.5 「~するな!」「~しなさい!」と言ったら負け。怒らなくて良い環境をつくる。

          勉強終わったから動画見て良い?とお母さんに聞いて玉砕した息子君。 できれば妻に「今日は見過ぎてるからダメ!」と言わせなくても良いようにと頑張ってみて話。 前回の記事はこちら(意図せず報酬が奪われ、やる気を失った5歳の息子(期待理論モデル×SCCT理論)) 1.怒ったら負け「勉強しなさい!といつも言ってるんですけど、本当しないんですよ・・・」 体験会や相談会にいらっしゃる親御様がよく口にされる言葉だ。 怒られる本人にも問題は確かにあるのだが、本人にだけ原因を求めてもこ

          5歳の息子の学習習慣づくり手伝ってみたVol.5 「~するな!」「~しなさい!」と言ったら負け。怒らなくて良い環境をつくる。

          5歳の息子の学習習慣づくり手伝ってみたVol.4 意図せず報酬が奪われ、やる気を失った5歳の息子(期待理論モデル×SCCT理論)

          3日坊主になりかけてた息子君。 目的を思い出し、それからは順調に勉強できるようになっていった矢先の話 前回の記事はこちら(目標は立てても忘れるものだ(5歳の息子に学ぶ)) 1.親の連携は大切ある休日、僕と妻が台所で料理をしていると 息子君がやってきて妻に一言 「勉強終わったから、動画見て良い?」と。 その日は、午前中、僕は仕事。 妻が娘ちゃんを寝かしつけている間、息子君はタブレットを見ていたらしい。 それもあって、「今日はもうダメよ。見過ぎ!」と言われてしまっ

          5歳の息子の学習習慣づくり手伝ってみたVol.4 意図せず報酬が奪われ、やる気を失った5歳の息子(期待理論モデル×SCCT理論)

          5歳の息子の学習習慣づくり手伝ってみたVol.3 目標は立てても忘れるものだ(5歳の息子に学ぶ)

          小学生にあがる前に学習習慣をつくろうと取り組み始めて3日目 息子君に異変が、、、 前回の記事はこちら(200円で子どもの学習習慣をつくる) 1.3日目で急にやりたくなくなる カレンダー&シール+報酬設計で勉強の習慣化を始めた息子君 最初の2日間は順調に勉強しては、シールを貼って満足している様子 よしよしと思っていたところ、3日目でプチ事件が起きていた いつも通り、幼稚園から帰ってきておやつを食べる息子君 昨日まではその後に月刊ポピーをやっていたようだが、 こ

          5歳の息子の学習習慣づくり手伝ってみたVol.3 目標は立てても忘れるものだ(5歳の息子に学ぶ)

          5歳の息子の学習習慣づくり手伝ってみたvol.2 200円で子どもの学習習慣をつくる

          息子くんの学習環境づくりでやることも決まったので、準備にとりかかる 前回の記事はこちら 1.カレンダー&シール息子君と決めたルールをこの二つ ①勉強を10日やったら50円と交換 ②勉強した後は動画を見てもOK これを実行するために道具を揃える。 今回はシンプルにカレンダー&シールを使うことに。 課題ができたら、カレンダーにシールを貼っていくというそれだけ。 「特定の行動を行うことでシールが貯まる」というのは色々なところで使われていて、身近なもの ・ラジオ体操の

          5歳の息子の学習習慣づくり手伝ってみたvol.2 200円で子どもの学習習慣をつくる

          5歳の息子の学習習慣づくり手伝ってみたvol.1 たまりまくる月刊ポピーと息子

          うちの息子は5歳。2月生まれの年長さん。 誰に似たのかひょうきん者。 マイクラが好きで、まいぜんシスターズの動画をよく見ている息子くん。 コロナになって、自宅で仕事することが増え、 幼稚園から帰ってきた息子と妻が格闘している声が時々聞こえてきて気になる、、、 仕事柄、学習に関してはそれなりに知見があるものの、平日の夕方から夜は仕事で息子の勉強を見てやることができない かといって、息子を見てくれている妻にあーだこーだ言える立場でもない でも、イライラしている妻や怒られて逃

          5歳の息子の学習習慣づくり手伝ってみたvol.1 たまりまくる月刊ポピーと息子

          学習塾ブランチをはじめたわけ⑨会社を辞めると決めた日

          こんにちは。 学習塾ブランチの西原です。 しばらくさぼっていましたが、また書き始めたいと思います。 情報格差大学生のキャリア支援をしつつも本業は企業営業で 本当にたくさんの企業を訪ねさせて頂いた。 少人数の会社だったので、まだまだ未開拓の企業はたくさん。 福岡と東京にしか事業所が無かったため、行きにくい東海地区は手付かずのまま。 気付けば営業範囲は静岡以南になっていた。 毎年夏ごろは2週間単位で出張を組み、企業訪問の日々。 大手企業から地場の中小企業まで、幅広い採用担

          学習塾ブランチをはじめたわけ⑨会社を辞めると決めた日

          学習塾ブランチをはじめたわけ⑧大学でのキャリア教育に対する疑問 前半

          こんにちは。 学習塾ブランチの西原です。 だらだらと遡って書いていたら、8週かかってしまいましたが この辺りから、ブランチを始めるきっかけになることが少しずつ出てきます。 1.キャリアカウンセラーの資格を取得キャリアカウンセラーの資格はいくつかあるが、最もメジャーだった日本キャリア開発協会の資格であるCDA(キャリアデベロップメントアドバイザー)をとることにした。 資格を取ることは大学卒業時から決めていたが、CDAの受験資格が社会人経験3年というものがあり、2年目の途

          学習塾ブランチをはじめたわけ⑧大学でのキャリア教育に対する疑問 前半

          学習塾ブランチをはじめたわけ⑦社会人1年目

          こんにちは。 学習塾ブランチの西原です。 やっと社会人になりました。 1.社会人1年目入社したのは、福岡本社、当時10人ぐらいの会社 学生の頃からちょこちょこ顔を出していたので、緊張はしなかったけれども、今日から毎日ここに通うんだなと思っていた。 ホープで半年間、電話営業をしていたので、営業の抵抗はなく 研修という研修もなく、早速営業していたように思う。 新卒向けの合説やWEB媒体の営業で、競合はR社とかM社とか数えるほどだったので、アポを取るのはさほど難しくなかっ

          学習塾ブランチをはじめたわけ⑦社会人1年目

          学習塾ブランチをはじめたわけ⑥ベンチャーで働く

          こんにちは。 学習塾ブランチの西原です。 やっと大学4年まできました。もうすぐ社会人。 1.インターンシップを教えてくれ大学4年の6月頃だったか、大学の帰りに電車を待っていると電話がかかってきた。 時津社長からだった。 電話に出ると、何やら今年の夏にインターンシップを受け入れるらしい。 受け入れることにはなったんだが、何をさせたら良いか分からないから教えてくれとの電話だった。 当時名刺交換したときの僕の名刺がインターンシップ推進協議会学生スタッフという肩書だったか

          学習塾ブランチをはじめたわけ⑥ベンチャーで働く

          学習塾ブランチをはじめたわけ⑤就活

          学習塾ブランチの西原です。 やっと、学生生活の内容が書き終わりそうです。。。 1.社会と教育の接点を仕事にしたい色々な経験をさせて頂いて、人の行動や学習というものに興味を持つようになっていった大学3年の後半。 就活も次第に本格的になっていった。 当時は経営コンサルや教育系、人材系の企業を中心に見ていた。 特に規模がまだ大きくない組織に入りたいと思っていた。 当時はリーマンショック前で、景気も良く有効求人倍率は2.14倍だった。 それもあって、人材系の新しい企業がたく

          学習塾ブランチをはじめたわけ⑤就活