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目標はマジで捨てよう。

世の中の意識高い系から意識低い人達もそれぞれ目標を立てることが当たり前みたいになっているが、本当に必要なのだろうか?

ここでいう目標というのは、3ヶ月後に〇〇するとか、5年後に〇〇するというレベルの話だ。結局のところ、どんなに目標を立てたところで、具体的行動をしないのなら何も意味がない。

そして、目標を持つ弊害は他にもある。将来に目を向けることによって、「今ここ」の価値が低くなってしまうことだ。

下記の文は実際に行われた研究である。

トレーニングをする学生を一〇〇人募集した。そのうち半数の学生には目標――たとえば「体重を落としたい」といったこと――を聞き、トレーニング中もその目標を常に意識するように指示した。もう半分の学生にはトレーニングが始まってから経験したこと――ジムで体を動かしてどんな気分だったか――を説明してもらい、その後もずっと自分の経験について考えながらトレーニングを受けるように指示した。  トレーニングを始める前は、目標をはっきりさせた学生の多くには、経験を意識する学生よりもランニングマシンでたくさん走る意欲がみなぎっていた。ところが実際により長い距離を走り、運動をさらに楽しむようになったのは経験を意識した学生たちだった。私たちは将来のことだけに関心を向けると、今取り組んでいることに飽きやすくなる。

好きこそ物の上手なれという言葉がある通り、内発的動機が蝕まれる可能性が、目標(外発的動機)にはある。

やり切る力なんて本もあるが、そもそもやり切った人達は本当に最初からやり切るつもりだったのだろうか?

むしろ、面白くて、好きで好きでたまらないからこそ、結果的にやり切っていたという方が多いのではないか?

自分自身も、ダイエットのための筋トレはクソ喰らえだが、筋トレのための筋トレは愛してる。

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