変わらないのは悪いこと?
ご相談の方の、ご症状、生活スタイル、考え方を拝見して、よりベターな考え方、過ごし方をご提案させていただいています
にも関わらず変わらない方がおられて、こっちの方が楽に過ごせるのになぜ?と思うことがあります
原因を取り除かないと、症状だけ取っても同じことの繰り返し
じれったく感じながらも、ご自分のペースで、できる範囲で、と言い続けていました
でもそれは、遅かれ早かれ変わってねと言っていた、変える事が良いと決めつけていたと気づきました
夜更かし、ジャンクフードがやめられなくても、それは何かとバランスを取った行動で、今のその方には必要なことかも知れません
自分の「良い」はその人の「良い」ではなく、変わるタイミングは人それぞれで、変わらないのも自由です
変わっても変わらなくても、その人はその人、それで完全と思えて来ると、漢方薬剤師としてできることは何かと自問すると、
求めて来られた事(ご症状の改善)に対して、漢方薬で期待に応えること、
お体や心に起こっている事の原因を、今の私に分かる範囲で、分析・フィードバックして、選択肢をご説明すること
医学的に最善な知識を提供する、致命的な行動にはそのリスクをはっきりと伝えること
そして、受け取るのか、受け取らないのかはその方の自由、「きっかけ」をお渡しする事なんだと腑に落ちました
変わることを選ぶ方、変えたいのなかなか変えられない方、変わらないことを選ぶ方、まるっと認めて、寄り添ってあげたいと思います