イギリス｜1893年ヴィクトリア ヴェール 5ポンド金貨

（1893年ヴィクトリア ヴェール 5ポンド金貨）

（表面）
ヴェールに包まれた喪服姿のヴィクトリア女王の肖像（オールドヘッド）
（裏面）
セントジョージの龍退治

発行枚数：20,000枚
重さ：39.9403g
直径：35.5mm
金品位：0.9170
デザイナー： ベネデット・ピトルッチ

ヴィクトリア女王の在位は1837年～1901年になります。

（ヴィクトリア女王）

イギリス・ハノーヴァー朝第6代目女王・初代インド女帝でありました。

世界各地を植民地化にして繁栄をもたらした大英帝国を象徴する女王です。

また産業革命による経済発展でまさに英国の絶頂期でした。

故に、エリザベス1世、アン女王と並び「英国は女王の時代に治世が栄える」と後に言われました。

ヴィクトリア女王の5ポンド金貨は、コレクターの永遠の定番として非常に人気があります。

価格もゆっくりと上昇してきており安定感は抜群だと思います。

ヴェールヘッドの発行枚数は20,000枚と比較的多いです。

但し、PF（プルーフ）に関しては、発行枚数773枚になりますので全く別物と考えてください。

予算が許せばPFタイプの方が良いですが値段は数倍しております。

投資対象としてヴェールヘッドを考える場合、MS61以上をお勧めします。

ここで混同しやすい1887年ヴィクトリア「ジュビリーヘッド」5ポンド金貨との比較を少し述べたいと思います。

1893年発行　ヴェールヘッド

発行枚数：20,000枚（別でプルーフ貨773枚）
NGC鑑定枚数：158枚
PCGS鑑定枚数：117枚
合計：275枚

1887年発行　ジュビリーヘッド

発行枚数：54,000枚（別でプルーフ貨797枚）
NGC鑑定枚数：1,200枚
PCGS鑑定枚数：518枚
合計：1,718枚

〇ジュビリーヘッドは、ヴェールヘッドの約5.7倍の発行枚数があります。
希少性・・・・・ヴェールヘッド

〇ジュビリーヘッドはヴェールヘッドの約2.7倍の総鑑定枚数があります。
希少性・・・・・ヴェールヘッド

希少性、人気面から考えても、投資対象としては断然「ヴェールヘッド」に軍配が上がります。

個人的な見解ですが、投資対象はヴェールヘッドはMS61以上、ジュビリーヘッドはMS63以上になります。

ざっくりとですが、
ヴェールヘッドMS61≒ジュビリーヘッドMS63
ヴェールヘッドMS62≒ジュビリーヘッドMS63PL
の目線で見ております。

このような王道のど真ん中アンティークコインは、ゆっくり上昇していきますので安心して保有できます。

初心者の方や予算を200万ぐらいでお考えの方には間違いない鉄板の1枚だと思います。

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