イギリス|1679年チャールズ2世5ギニー金貨
表面:チャールズ2世
裏面:イギリス、スコットランド、フランス、アイルランドの盾の紋章。
発行枚数:不明
重さ:41.94g
直径:37mm
金品位:0.9170
彫刻家: ジョン・レッティア
チャールズ1世は、父ジェームス1世(ユナイト金貨発行)から受け継いだ王権神授説をとなえ絶対王政を維持しようとしましたが、
議会と対立したチャールズ1世はオリバー・クロムウェルを中心とした議会派によって1649年1月に公開処刑されました。
ここでイングランドの王政は一旦終焉しました。
いわゆる清教徒革命(ピューリタン革命)です。
1649年からオリバー・クロムウェルが共和政を開始します。
1658年インフルエンザで急死して事態は急速な進展を見せました。
その後亡命していたチャールズ2世は、父チャールズ1世の悲劇的な死から11年の歳月を経て、1660年に王政復古を果たし、英国は再び王制を取り戻すことに成功しました。
その後チャールズ2世は、ハンマーコインから機械打ちへと移行させ、ギニー金貨を発行する流れになります。
チャールズ2世時代の1668年からアフリカのギニアで産出された金の地金による21シリングの価値の金貨が登場して「ギニー」と呼ばれました。
ギニー金貨は、ノーブル、ユナイト、リアル、ローレルなどの金貨を統一するために作られた金貨になります。
チャールズ2世は、英国貨幣史上において最も重要な人物の1人になります。
(ギニー金貨が鋳造された国王の治世)
・1660-1685年:チャールズ2世←今回ご紹介のコイン
・1685-1688年:ジェームズ2世
・1689-1694年:ウィリアム3世&メアリー2世
・1689-1702年:ウィリアム3世
・1702-1714年:アン女王
・1714-1727年:ジョージ1世
・1727-1760年:ジョージ2世
・1760-1820年:ジョージ3世
チャールズ2世の5ギニーには以下の5種類がございます。
1.ヤング
2.ヤングの象
3.ヤングの象と城
4.オールド←今回ご紹介のコイン
5.オールドの象と城
コインショップを始める時、いつか5ギニーを販売してみたい。
これは多くのコインショップが最初に抱く目標だと思います。
資産として保有すべき一番のコインは、5ギニー、2ギニーだと個人的に強く思っております。
アンティークコインのKing of Kingsである5ギニーを是非コレクションに加えてください。
5ギニーこそ最強の資産防衛になると思います。
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