インフレと現物資産
1989年(平成元年)12月29日、年内最後の取引日「大納会」で日経平均が史上最高値を付けました。
終値38915円87銭、 高値38957円44銭。バブル経済の絶頂期の記録です。
あれから34年経過した現在まだ一度も高値は更新されておりません。
世界の株式市場を見渡しても史上最高値を更新できてないのはおそらく日本ぐらいかと思います。
バブル崩壊後失われた30年と言われ日本はデフレ(=物価が下がりお金の価値が上がること)が続いていました。
詳細は割愛しますが興味のある方は「円の支配者」(リチャードAヴェルナー著、吉田利子 翻訳)を是非読んでみてください。
何故今の日本はこんな状態になっているのかヒントになると思います。
2020年3月のコロナパンデミック以降世界中で大規模な金融緩和が行われ市場にお金がジャブジャブの状態でコロナバブルが起こりました。
「経済の血液」と言われるお金を大量に供給すると通貨価値の下落が起こります。
原材料不足などでインフレ(=物価が上昇してしまうこと)が起こります。
最近、食料、ガソリン、電気代、水道代など全ての値段が上がっているという話は身近にでもよく話が上がります。
そこにはロシア・ウクライナ戦争、危険なウィルスの蔓延、食料危機、地球の温暖化など一連の話題がテレビのニュースで連日報道されます。
何か変な違和感を感じるのは私だけではないと思います。
陰謀論に聞こえるかもしれませんが、もし意図的にハイパーインフレを起こそうとされていたとしたら・・・
最近、ロシア・中国を中心としたBRICS連合 VS 西側諸国の話をニュースで見た方も多いと思います。
米ドル覇権から脱却を目指して金本位性を前提とした新しい通貨への動きです。
またデジタルドル、デジタル円、デジタル人民元、デジタルユーロなどの話はよく聞きます。
意図的にインフレを?と思うのはそれは現行通貨制度から新しい通貨制度に移すための通貨リセットを行うためではと思います。
基軸通貨も米ドルと人民元を中心としたBRICS通貨の2本立て、そしていずれ統一される今が移行の転換の激動期なのかもしれません。
第二次世界大戦後の米国VSソ連のいわゆる米ソ冷戦の2つの対立軸。その後1980年代に入り社会主義が急速に崩壊、1989年冷戦終結宣言。ベルリンの壁も同年でした。
ロシア・ウクライナ戦争勃発後、BRICS連合 VS 西側諸国の2つの対立軸。
似てませんか?歴史は繰り返します(笑)
ハイパーインフレになった例として第一次世界大戦後のドイツの話を少ししてみます。
アンティークコインでもその時のドイツで発行された「ドイツ1兆マルク銀貨」は有名ですよね。
歴史的記念に保有したい一枚です。
第一次世界大戦(1914年~1918年)はドイツ・オーストリア中心(連合国)VS イギリス・フランス・ロシア中心(同盟国)で同盟国が勝利します。
戦後の処理としてヴェルサイユ条約が結ばれますがこれは敗戦国のドイツの処遇についてでした。
この時ドイツの第一次世界大戦賠償金支払いに関する事務取扱のために設立されたのがBIS(国際決済銀行)で現在中央銀行の中央銀行などと言われたりします。
自国の領地の一部と植民地の没収。そして巨額の賠償金(1320億金マルク=現在の日本円200兆円)は当時の国家予算の何十年分にあたる金額でした。
当時のドイツは支払いができる状況ではなく更に、政府が労働者や企業を支援の名目で中央銀行が紙幣の大量印刷をしてハイパーインフレを招きました。
ハイパーインフレの定義は、物価上昇率が月50%を超える状態のことです。
1個 1000円のケーキが1500円になる・・・ヤバいです。
近年だとトルコやベネズエラなどがハイパーインフレでした。
ではどんな人が損をしてどんな人が得をするのでしょうか。
損をするのは現金や国債を持っている人です。
ハイパーインフレは通貨の価値が急激に下がる状態のことですから現物を購入するのがベストです。
逆にどんな人が得をするのでしょうか。
借金(負債)が多く、現物資産を持っている人です。
当時のドイツではそれは政府と一部の大手企業だけで国民は貧困に喘いだのが歴史です。
一部のユダヤ人大富豪がほぼドイツの資産を買って大儲けした話も本で読んだことあります。
日本は、台湾有事問題、増税(税収は世界一)、国民負担率50%以上、発展途上国など海外へ積極支援、インボイス制度導入など未来は暗闇に包まれています。
内戦国を除いて30年以上所得は上昇していない唯一の国(世界経済大国第3位)である日本。
そしてデフレで物価が安かった日本がインフレに突入しました。まだ上昇の初動です。
最悪なことに日本はスタグフレーション(不景気のインフレ)に突入しています。
アベノミクスから始まる日銀の超金融緩和。
イールドカーブコントロールの副作用がでており今後の金利上昇、日本国債の暴落、超円安へ向かうのはほぼ間違いないでしょう。
今の国際情勢から当時のドイツと日本の未来がなんとなく重なって見えてしまうのは私だけではないと思います。
コロナパンデミック以降、現物資産という言葉をよく聞きました。
嗅覚が鋭い富裕層が先回りして、ロレックス、ゴールド、ワイン、絵画、フェラーリなど希少高級車、コインなどの現物資産へ投資をした結果今どうなっているか、これからもっと差が開いていきます。
アンティークコインは現物資産投資として欧米ではメジャーですが日本ではほとんど知られていません。
この究極の現物資産に交換しておくことでこれから訪れる強烈なインフレのヘッジができると確信しています。
アンティークコインは、ユダヤ人のマーケットの一つで数百年続いています。
社会が大きく変動して行く時、後に残って行く資産はごく限られた物だと思います。
私は、それがアンティークコインだと確信しています!
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