フランス｜第三共和政100フラン金貨（通称：幸運のエンジェル）
エンジェルが憲法を書いている面白い描写からエンジェルコインと呼ばれており非常に人気があります。
（表面）
憲法を書き込む守護天使を中心に配し、左に権力の象徴である正義の手、右に国鳥の雄鶏
（裏面）
自由・平等・博愛の銘文
1870年頃からフランスは帝国から共和国になったことで100フラン金貨の表面にはフランス共和国が刻印され、裏面にはフランス革命の指針の「自由・平等・博愛」の銘文が刻まれるようになりました。
フランスは第2共和国の下で、デュプレが極印を刻んだ20フラン金貨で天使が憲法を刻む図を第3共和国において復活させました。
それがこの100フラン金貨でした。
（通称：幸運のエンジェル）
1878年から1914年まで何年かに1度の割合で発行されてきました。
ナポレオンコインと共に、フランスを代表する大型金貨になります。
この幸福のエンジェル金貨は、特年を除き、発行枚数が10,000枚～38,000枚と比較的多いので、特年発行ではない場合はグレードMS64以上を保有することをお勧めします。
●参考までに特年の発行枚数を記載しておきます。
1887年 234枚
1889年 100枚（パリ博覧会用）
1894年 143枚
1896年 400枚
1914年 1,281枚（第一次世界大戦でほぼ回収熔解）
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