パンを焼く②
前回、ハード系のパンがうまく焼けない呪いが解けるか否かというnote記事を書いたけれど、(そんな内容だったか?)あれから精進して、プチフランスパンならなんとかそれなりのものが焼けるようになった。
憑き物が落ちたのかもしれない。
クラストがパリッとしていて、中はもっちりの美味しいパンができた。
まだクープの開きが甘いという改善点はあるものの、それはただ単に私のクープナイフの使い方が下手なせいだと思う。
クープナイフ道に邁進する所存でございます。
次なる目標はバケット。
大小の気泡がしっかりあるバケット。
クープが開いたバケット。
リーンなパンは難しいけれど、その分挑戦しがいがあって、研究する余地も多くて楽しかったりもする。
バケットと並行して、ベーコンエピも作りたい。
フォカッチャも作ってみたい。
パン作りは本当に奥が深くて、何度作っても飽きないしとても楽しい。
それがリッチなパンでもリーンなパンでも本当に楽しい。
数年前は自分で酵母を起こして、元種を作ってパン作りをしていた時期もあった。
これは酵母を育てるのが楽しかった。主に果物で酵母を起こすのだが、うまく酵母が起きたときに、瓶の中でシュワシュワと生きている酵母たちが愛おしくてたまらなかった。
できた酵母で元種を作るのだが、それも3回くらいに分けて少しずつ元種を起こしていく。
その元種をパンの材料と一緒に混ぜて、やっとパン作りが始まるという、非常に時間と手間がかかる作業だが、これも非常に楽しい作業だった。
りんごの酵母で作ったものは焼き上がりがほんのりりんごの香りがしたし、苺の酵母で作ったワッフルはちゃんと苺の香りのワッフルに焼きあがった。
出来上がったときの達成感はすごくあるのだが、なにしろ恐ろしく手間と時間がかかる。
時間と気持ちの余裕があれば、また自家製酵母を育ててみたい気はする。
今日は菓子パンの配合でコッペパンを作ったのだが、焼きあがったパンがあまりにおいしそうで、真夜中だというのに食べてしまった。
罪深き、焼き立てパン。
明日の朝はコッペパンにマヨ卵を挟んで食べる。
パン作りの道はまだまだ続く。
なお、トップ画はちょっと前に作ったあんパン。