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'22シーズン 中日ドラゴンズの戦力分析をしてみる ※追記あり

こんばんは、たねです🤗

プロ野球開幕が近づき、わくわくが止まらない今日この頃😆♪本日もセ・リーグ6球団の2022年戦力分析をやっていきます。

※横浜DeNAベイスターズ編はこちら⬇️

今回取り上げるのは前年5位の「中日ドラゴンズ」です。早速、昨季の成績を振り返りながら、今季のチーム分析や上位浮上へのキーマン、注目選手などを見ていきたいと思います!

昨季の振り返り

✅主なスタメン

1:(遊)京田陽太 左(.257 3本)
2:(右)渡辺勝 左(.210 2本)
3:(中)大島洋平 左(.292 1本)
4:(一)ビシエド 右(.275 17本)
5:(左)福田永将 右(.244 8本)
6:(三)高橋周平 左(.259 5本)
7:(二)堂上直倫 右(.219 5本)
8:(補)木下拓哉 右(.270 11本)
9:投手

✅主な先発ローテ&勝利の方程式

・柳裕也 右(2.20 11勝6敗)
・小笠原慎之介 左(3.64 8勝10敗)
・大野雄大 左(2.95 7勝11敗)
・松葉貴大 左(3.20 6勝5敗)
・福谷浩司 右(4.53 5勝10敗)
・勝野昌慶 右(3.74 3勝6敗)

・祖父江大輔 右(2.59 55試合 19H)
・福敬登 左(3.18 57試合 20H)
・又吉克樹 右(1.28 66試合 33H)
・R.マルティネス 右(2.06 49試合 23S)

✅2021シーズン総括

2020シーズン、久々のAクラス入りで強竜王国復活なるか?と期待も大きかったドラゴンズ。しかし前年打線を牽引した主力が奮わず、課題と言われ続けてきた得点力はさらに悪化。

先発は柳を中心に安定し防御率はかなり向上するも、貯金を作れたのは2人に留まった。ブルペン陣は厚みも安定感も増したが、勝ちパターンは20年ほど絶対的ではなかった印象はある。

終盤若手選手の躍動に希望は見えたが、全体として投手の頑張りに打線が応えられず、接戦を落とす試合が目立った。

ここからは昨シーズンの成績や結果を元に、ドラゴンズの強みと課題を見てみる。
下位のチームは自ずと課題が多くなりますのでご了承ください🙇‍♀️

中日の武器

ドラゴンズのポジ要素についてはこちらの記事にもまとめています。

ここからはドラゴンズの強みを取り上げながら、昨シーズンからの戦力の増減などを見ていく。

✅安定した投手陣

チーム防御率3.22(1位)、WHIP1.22(2位)、失点478(1位)とリーグトップの投手力を誇る。
先発では柳&大野というダブルエースを筆頭に、左右・年齢層のバランスも良い。救援防御率もリーグ唯一の2点台でトップ。ビハインド投手も含め、全体として底上げが進んだのは、与田前監督の功績と言えるだろう。

→2022年戦力分析

ブルペンの柱であった又吉克樹がFA流出も、人的補償で岩嵜翔を獲得。実績も経験もある投手が加わったことで、実質大きなマイナスにはならないだろうと予想。

ただ防御率1位は"バンテリンドーム"というパークファクターに支えられていることは見落とせない。ホーム/ビジターで見ると、2.56/3.82と1点以上の差がある。狭い神宮やハマスタで、強力打線を相手にいかに失点を防げるか?しっかりと対策することが、さらなる投手力アップに繋がりそう。

✅捕手層の厚さ

ここに来て正捕手争いが落ち着いたドラゴンズ。木下が軸となり攻守に渡って活躍。2年連続で最優秀バッテリー賞を獲得するなど結果を残している。サブのメンバーも軒並み打撃面で光るものがあり、加藤匠をトレードに出せるほど捕手層は厚みを増した。

→2022年戦力分析

今季も木下を軸に桂や石橋などサブも元気。ベテラン大野の存在も大きい。また山下も戦力外からの再起をかけアピールを続けている。アリエル・郡司は打力を買われ外野挑戦するなど、相変わらず捕手層は広島と並んでかなり厚く、頼もしい限り。

中日の課題

昨季の成績などを踏まえ、ここからは中日の抱える課題を見ていく。合わせて補強等確認しながら、課題への取り組みや克服への期待など、個人的見解をお話していきましょう。

✅貧打解消&得点力アップ

チーム打率.237(6位)、OPS.626(6位)をはじめ打撃成績はほぼワースト。ホーム球場を考えれば本塁打最下位は仕方ないとしても、盗塁を増やす・四球を選んで出塁するなど、もう少しやりようがあったとは思う。結局大島が出塁してビシエドが返す以外の得点パターンが無い印象だった。

→2022年戦力分析

長打を狙える助っ人を補強しなかったことには正直驚いた。確かに石川はじめ有望な若手選手は多いが、現存戦力の底上げだけで、貧打解消となるかは疑問が残る。

もちろん、ドラフト上位でブライト&鵜飼という大砲候補を獲得はしたが、即戦力とはいえ打力課題をルーキーに担わせるのは酷な話。

中村紀洋コーチの指導で、全体的な打力アップは見込めるが、根本的な解決とは言えない。中長期的に取り組むつもりなのだとしても、助っ人は獲るべきだったと思う。

ポジション争いが激しく出場機会に恵まれない打力期待の選手を、手薄な外野に挑戦させるなど、新たなチームへと生まれ変わろうとしているが、その効果は未知数。得点力アップという意味では、もう少し時間はかかるかもしれない。

✅先発ローテの確立

あの先発防御率で貯金を作れていないのは、正直可哀想。ただ阪神と比較すると、先発の枚数や選手層という部分でどうしても見劣りはする。柳・大野・小笠原の3本柱+松葉までは当確として、裏ローテや谷間で誰を使うか、際立った存在が出てきて欲しいところ。また主力が抜けてしまった時、代わりとなる選手の確保も必要だろう。

→2022年戦力分析

まずは今季、岡田と鈴木博が先発転向するとのことで、再起を誓う2人がどんなピッチングを見せてくれるかに期待したい。

若手では高橋宏、清水あたりが開幕ローテ入りに名乗りを挙げアピール中。また故障で出遅れの勝野や福谷、復活が待たれる笠原なども開幕一軍を目指し、それぞれの場所で結果を出し始めている。

援護が無くてもどれだけ我慢できるか、先に点を取られないようにするか、他チーム以上に投手にかかるプレッシャーは大きいが、地の利も活かしつつ結果に繋げてほしいところ。

✅起動力アップ

DeNAほど顕著ではないものの、昨季盗塁数は60でリーグ5位。チームトップが36歳の大島というのは、少し寂しくはある。長打が出にくい球場を考えても、足を絡めた攻撃は有効。昨季犠打がリーグトップながら得点が伸びなかった結果を見ても、ただ打つのを待つだけでなく、起動力でチャンスを広げるなどの作戦は必要。

2022年戦力分析

俊足の選手はそれなりにいるが、打率・出塁率が高くないため機能していないのが現状。首脳陣の考えにもよるためなんとも言えないところではあるが…。

期待はオープン戦好調の岡林。俊足巧打の彼をリードオフマンとして固定し、足で揺さぶったり、盗塁でチャンスを広げれば犠打も生きるし、単打でも効率良く得点を重ねることが出来そうだ。

他にも京田・根尾・溝脇・滝野・高松など走れる選手がせっかく揃っているので、なんとか出塁して足で仕掛ける。そんな場面を今季は沢山見たい。

投打のキーマン&ブレイク期待選手

最後に、上位浮上の鍵になりそうな選手、今季ブレイクを予感させる若手選手をピックアップしてみます。中日の場合、一番のキーマンは「立浪監督」とも言えそうですが、一応選手に限定して、個人的な期待も含めた3人を選んでいます。

✅梅津晃大投手

期待を込めて梅津投手を"投"のキーマンに挙げたい。個人的にこのまま終わって欲しくない選手の筆頭。

彼のポテンシャルを考えれば、とっくにローテーション入りしていてもおかしくないが、肩に不安があり一軍で結果が出ないまま4年目を迎えている。

今季まだオープン戦でも投げておらず、情報がないのは心配なところ。ただイニング以上に三振を取れるピッチングは、中日にあまり居ないタイプでもあり、特にビジターでは貴重な戦力となるのは間違いない。

なんとかローテーション入りを勝ち取り、その奪三振率の高さと完投能力を見せつけて欲しい!そして今季こそチームとファンの期待に応えてくれ!!

※追記
3/17球団より梅津投手のトミージョン手術が発表。キャンプ終盤に痛みを訴え、球団の勧めもあり決断に至ったとのこと。

リハビリ含め復帰には2シーズン近くかかると予想されるため、追加でキーマンを選出。それは…

✅清水達也投手

長身から投げ下ろす角度のあるストレートと切れ味鋭いフォークが武器の高卒5年目右腕。

昨季は2軍でローテーションを守り、1軍で1試合のみながら先発登板。敗戦とはなったが、4回1失点と希望は見えた。

球の出どころが見えやすい、思ったほど三振が奪えないなど指摘されてきた課題は徐々にクリアしつつあり、今季一軍ローテ入りして、清宮世代には俺も居るぞ!とアピールしてくれることに期待したい‼️

✅阿部寿樹選手

"打"のキーマンは今季外野挑戦でレギュラーへの返り咲きを誓う阿部選手。

彼のセカンド守備力を考えると、どうしても勿体無いと思ってしまうのだが、その強肩も生かしてキャンプから結果を出し、オープン戦でも打撃好調をキープ‼️

守備面もさることながら、広角に打てる器用さとパンチ力はやはり魅力十分で、貧打に喘ぐチームにとって大事なピース。ライバルも多く、慣れない外野のポジションを守ることは苦労も多いと思う。それでもチーム事情を受け入れ、出場機会を求めて勝負することを選んだ覚悟に敬意を表し、キーマンに選ばせてもらった。

✅石川昂弥選手

岡林と迷ったけど、ブレイク候補としてやはり外せなかった石川選手。打撃力アップを目指す新生ドラゴンズの中核を担う期待の若手!

愛知県出身で小学生の頃にはドラゴンズJrでも活躍。東邦高校を経てドラフト1位でドラゴンズに入団した、まさに地元の星✨

1年目から2軍で結果を出すも、度重なる怪我に泣かされ一軍経験こそ少ない。しかし間違いなくチームを変える起爆剤となれる素質を秘めた怪物。チームが助っ人を補強しなかったことで、彼に重圧がかかってしまうのでは?という不安はあるのだけれど…💦

いずれは村上や岡本とサードのベストナインや、ホームラン王を争う選手になる素材だと思うので、まずは1年間1軍に帯同し、2桁本塁打を目指す。それで十分だと個人的には思う。今季是非その大器の片鱗を見せて欲しい‼️

長々とお付き合いありがとうございました😊
次回は昨季リーグ4位の広島東洋カープの戦力分析です。

それでは、また👋

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