京都 吉田山大茶会へ
本日は吉田山大茶会だ。
雨だと中止になると聞いていたので、月曜日に天気予報を見た時は雨予報で心配したが、大雨も過ぎ去り、晴れ予報に変わった。
小さな子2人を連れての京都旅は、ハードルが高い。そんなことよりも何より、私が心から行きたかった吉田山大茶会では、出野尚子さんのお茶席に参加できることもあって心は沸き立っていた。
吉田神社に40近くの中国茶が集う場で真っ先に向かったのは宮崎茶房さん。5年ほど前に初めて口にしてから、台湾茶のような花のような香りのお茶や釜炒り茶に感動して飲み続けている。この日のために用意された特別なお茶を手に入れてホクホク顔の私。
そして、お目当ての時間となり、ドキドキして出野尚子さんの山のお茶会へ。
坂の途中に用意された特別な場所で、尚子さんの美しい所作を間近で見ながら、宮崎茶房さんのお茶をいただく幸せと言ったら。言葉にならない。
爽やかな風が吹き、緑が揺れ、煌めく木漏れ日と鳥の鳴き声。蒸らした茶葉の香りに、飲んだ後口の中に広がる花のような香りの烏龍茶。
美しく配置された茶器、優しく穏やかな声で語りかけてくれる尚子さん。
何もかもが美しくて、私の五感全てが喜んでいるのを感じた。
私の望むことを叶えてあげてよかった。
そう思える旅となった。
私をここに連れてきてくれてありがとう、と
私の中のわたしが伝えてくれたような気がした。
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