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Temuとお針
この間、またTemuでスカートを買いました。
ひとつはツイードで、なかなか落ち着いた雰囲気で、履きやすい。
もうひとつは、ベージュのスエード風の生地のカーゴ風ミニスカート。可愛いな、と思って買ったんですけど、届いて開けてみたらなんと、パンツスタイルのインナーが付いている。↓↓↓
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マジか。思わず手が止まって、とりあえず履いてみたら、スカートの裾よりもインナーが長くて、はみ出ちゃう。これは履けないかなぁ。
見本画像でもインナーの写真は無かったので、返品の手続きをしたら、すぐに返金の処理をしてくれて、「商品の返品の必要はありません」とメッセージが来て、逆にどうしようかな、という気持ちになりました。
捨てるのはもったいない気がする。
5日くらい、見ながら、どうしようか考えていたのですが、とりあえずインナーの裾を上げてみよう、と思いました。
そんなわけで、久々のお針です。うちのおばあちゃん家ではおばあちゃんがいつもお針(縫い物、針仕事)をしていて、母は家政科の出で和裁洋裁できるのもあって、私も子どもの頃からお針を仕込まれました。
子どもの頃はね、ほんとうに、なんでチッチクチッチク、針で縫うのか、よくわかんなかったんです。
でも、今になってみると、お針覚えてて良かったって思います。
うち、ミシンも2台あるのでミシンでガーッて縫っちゃっても良いんですけど、なんか、自然とお裁縫箱開けて、糸と針、取り出してました。
縫ってみて、それでもはみ出す、はみ出しそうになるようなら、インナー自体を切って、スカートは生き残らせよう、という決断に至りました。
お昼に一件、お客さまの案件を済ませて、その後一時間ほど、チクチクお針。裾上げはまつり縫いです。
ほんと不思議。子どもの頃に覚えたことって、なんの意識もしなくてもスイスイいける。
はい、縫い終わりました。
履いてみます。
う〜〜ん。歩いたりすると、なんか危ない。
これは、縫った時間もったいないけど、インナー切ろう。
面白い。なんか不思議。
縫ったことで、この子に対する愛着が湧いてきた。そして、縫うという作業を無心で行ったことで、なんていうか、ひとつの山を越えたくらいの気持ちの清々しさがあるのね。
清々しくて、高揚してて、でもストンと落ち着いても居て。
自分の手指を動かすって、こんなふうに心に作用するんだね。
というわけで、久しぶりのお針でした。
私、刺繍したり服作ったり編み物したり、基本的に手芸好きなんですけど、なんか、小一時間だったけど楽しかった〜♡
今になって気がついたけど、裾上げテープとか、売ってるよね、普通に100均とかで。笑。
でも、なんだろうな、たぶん私って、こういうふうに手でチクチク縫ったりするとこ見ると、原始的にできてるんだね。
それはそれで、私らしくて、良いかな。
読んでくださって、ありがとうございました。
また明日。
おやすみなさい。