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秋物の白いニットに穴が開いてしまって、それがね、脇の下なんですよ。
まあ普通に歩いてるだけなら、他のひとからは見えないし、気づかれることもないので、なんかしばらく着ちゃいそうな気がしています。

男子とかって、襟首を掴んで脱いだり、裾から持ち上げてバンザイしながら脱いだりするじゃないですか。
私、服を脱ぐときの癖があって、上半身の衣類の場合なんですけど、腕を抜いてから、首を抜く、っていう順番なんです。
で、生地がピタピタだったりあまり伸びないものだったりすると、まず、肘まで抜くときに、ミシッというか、ピシッというか、生地が軋む音がするんですね。そうすると、いつの間にか、脇の下辺りに穴が空いていることがある、っていう結果がもたらされるわけなのです。

正直、気に入って何年も着ていたニットなので、まだ着たいです。拳が入るくらいの穴だったら残念、さようならかもしれないけど、1cmくらいの穴なら、良いじゃないか、それくらい。
着ちゃえ〜〜!
ということで、捨てずに着ています。
外で腕を上げることなんて、まず無いですからね。
上着着ちゃえば、さらに隠れるし。


私はすごぉく物を大切に扱う人間なので、正直に言うと、小さい穴でも、穴を開けてしまったことが、実は大変なショックです。まあまあ凹んでます。
衣類に無理をさせてしまった。負荷をかけてしまった。物言わぬものに対して、配慮が欠けていた。
悲しい。心が痛む。
大切な友だちを傷つけてしまったのと同じくらい、自分も傷ついています。

物って、物じゃないんですよ。みんなエネルギー体なので。
だから、大切にしてあげると、その想いは伝わるし、物が応えてくれる。長持ちしてくれるんです。
長持ちしてくれるとさらにこちらは嬉しくなって、また手入れをする。物は愛を受け取って、ますます輝き、長持ちしてくれる。
良い循環が生まれるんです。物を持つっていうのは、そういうことです。


今秋冬は、着るとして、来年の春頃にさようならになるかな。
まだ秋冬は、着てあげたい。名残惜しい。

春になったら、穴のこと忘れちゃって、着続けちゃったりして。
それも良いね、私っぽい。


読んでくださって、ありがとうございました。
また明日。
おやすみなさい。


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