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嫌うということ

この世界には、好き嫌いがあります。
誰のなかにも、好き嫌いがあります。
よく、生理的に無理とか、聞きますよね。
仕方ないんです、そのひとにはそのひとの受けつけられる範囲が決まっていて、広いから〇、狭いから‪✕‬ってことではありませんから。

でもこれは、日本人の独特な感性かもしれないのですが、右向け右的な考えだったり、みんながそうだと言っているから許される的な考えだったり、大勢のほうに流される感覚でもあります。

今ね、この記事ほとんど書き上げたんですけど、半分以上消しました。
真実すぎるし、センセーショナルすぎるからです。
秘しておいた方がいいこともある。そして、分かるひとだけ分かればいいこともある。

話を戻しますね。
結論から言ってしまうと、『嫌う』という感覚は、そのひとのなかで蓄積され、消えることはありません。そう、強いものなのです。
そして、あるきっかけで、一気に表層へ浮上して、嫌い🟰正義みたいな図式を生み出してしまうこともあります。そうなったら、そのエネルギーは大きすぎて、手がつけられなくなる。とても怖いことです。
先程も少し触れましたが、みんながそう思ってるから的に流される輩なども加わって、大勢で叩いたり封じ込めたりする力なども生まれてきます。

けっこう、これ、普通の会社でもよくあることです。学校でもありますね。

でも、好き嫌いだからしょうがない、っていうのは、それをやっててもいいのは小学生くらいまでだと思います。まあそうは言っても、そこには子どもだからこその残酷さや純粋で容赦がない嫌い加減(要するにイジメ化しちゃう)みたいなものも存在するので、子どもだから許されるのかと言うと、それはまた別のお話です。子どもでもやっていいことと悪いことの判断はできるし、そしてこれは子どものうちに学んでおかなければいけないことでもあります。

ある程度の年齢になっても、意味不明に嫌いという感情を抱くというのは、かなり負のエネルギーが蔓延っている証です。
普通にね、いろんなひとに会って生きてきて、それこそ親、家族、親戚、学校、社会でね、たくさんのひとと接するわけです、みんな。
そのなかで、接し方、流し方なんかを自分なりに身に付けていく。

でね、そうやって、ひとのなかで、ひとに揉まれてきたら、あるとき、気がつくんですよ。
ひとを嫌うって、すごいエネルギーが要ることなんだって。消耗するんです。分かりやすく言うと、ひとを嫌うって、しんどいことなんだ、ってことです。
でも、なかには、嫌うことや憎むことで、それをバネにして力を出していくひともいます、そういうひとは、その種火が燃え尽きるまでやるしかないから、やっていて構いません。

で、嫌うっていうのは、ちょっとしたやまいだと理解してもらわないとなりません。
無意識下で、負のエネルギーを循環させているわけですから、精神的にも肉体的にも、蝕まれます。
負のエネルギーに支配されていると、そういうひとって、誰かのゴシップに目が行ったり、不安を煽るような記事や動画を観たりしがちです。負のエネルギー同士で引き合うんですね、類友の法則。
でも本人は気づかない。やまいだから。

このやまいは、できるだけ早めに、早いうちに治したほうが、楽です。
生きるのが、楽になる。
後になれば、分かってきます。ずいぶんと長いこと患っていたんだな、って。
そして、ひとには刃を向けなくなります。
負のエネルギーが抜けると、ひとは格段に軽くなり、誰かを嫌ったりしなくなるものなのです。


ひとを嫌うという負のエネルギー、これが身の内に宿っている場合、どう対処すればいいか。
私は、思う存分、それを味わってください、とお伝えしています。
なぜなら、どんな感情も、あなたの一部で、あなたの欠片で、あなたを映す鏡だからです。
誰かを嫌うと、不思議とまた別の誰かのことも嫌いになります。連鎖です。

なんであのひとのことが嫌いなんだろう?
どこが嫌いなんだろう?
いつもこんなパターンで嫌になっている。

嫌うひとは、ほんとうは、自分のことが一番嫌いなのです。
でも、これに気づくには、相当な時間と、努力が必要になります。
自分と向き合う努力。
ひとは、他者のことだとすぐ指摘できるのに、自分のことには向き合えない生き物です。
しょっちゅう誰かの小さな綻びが気になる。

イライラしてる自分ってなに?
すぐ嫌い判定する自分って、なに?

まずは気づいていくことが大切です。

私は、「負のエネルギーに負けないで!!」とか言いません。
そのひとの道で、そのひとに必要な学びで、自分で考えて、ときに痛い思いもしながら少しずつ、体得していくものだからです。

醜い自分を見つけることもある。
弱さを盾に逃げたがる自分を発見することもある。
いつも言い訳ばかりの卑怯な自分を知るときもくる。

早いか遅いかも、ありません。
けっこう年配の方でも、ずーっと『嫌い』を繰り返してるひと、いますから。

嫌いなのを好きになれ、なんて言いません。
あなたの感情で、あなたの感じ方で、それがあなたの現在地。
今を知ること、自分を知ること、見つめること。
それを少しずつ繰り返して、同じこと何度もやって、『嫌う』って何か、その正体を捕まえてみてください。


読んでくださって、ありがとうございました。
また明日。
おやすみなさい。


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