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映画監督 作風あるある

好きな監督の癖というのか作風や物語のテンポを壺を使って表現してみました。

【マーティン・スコセッシ】

(割れて粉々になった壺)

ナレーション「ひでぇもんだろ?なんでこうなっちまったのかを説明するには俺がまだガキだった頃に遡らなきゃならねぇ...」

(過去編開始)

ナレーション「...こいつはダチのフランキー。ケチなポン引きだ。ただ油断しちゃならねぇのはこいつがキレたら何をしでかすかわからねぇってことだ」


【ブライアン・デ・パルマ】

ホテルの屋上から男が飛び降りて地面に衝突する瞬間、床に落ちる寸前の壺に場面が切り替わり叩き割れる

違う角度でそれぞれもう一回ずつ床に激突した壺が叩き割れるシーンを再生してその後、本編が始まる


【ジョン・ウー】

(気配を感じて壺を蹴り割る)
トニー「...!?ど、どうしたんだチャン!」
血だらけの弟分「兄貴ィ 下手ァ売っちまった 奴ら待ち伏せしてやがったんだ 大勢でよォ」
トニー「くそったれ共め! 待ってろ!! 奴らぶっ殺してやる!!」
弟分「だ、だめだ無茶だ兄貴ィ!!!」

(2丁の拳銃を持ったトニーがドアを蹴破って外に出るの同時にその音に驚いた無数の白い鳩達が飛びっ立っていく)


【マイケル・マン】

(割れた壺)

男A「兄貴!兄貴がコンテストに出そうとした壺がこんな事に!!」

男B「し、心配すんねぃ!Cと俺でもっといいものを作りゃあいいんだ!できるさ!こいつとならな!!なぁC!!」

男C「お、おお!勿論よ!!」

男C(お前はやっぱりそうやって信用してくれるんだな。壺を叩き割ったのは俺だってのに...そうさ、お前は 昔からそうなのさ...)

男D「.....。」


【アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ】

男「壺が割れた事についてどう思った?」

女「壺というのは大事な人のメタファーでそれが割れたという事はその人を失った貴方の心の在りようを表現しているのでは?」

男「そうだね。僕もそう思うよ。だから旅に出る事でその事についてもう一度考えてみる。君とはここでお別れだね」

女「...はい」


【クリストファー・ノーラン】

男A「壺が盗まれてしまった」

女A「監視カメラを観てみます。映像出して」

男B「大変です。何者かに操作されて映像の時系列が無茶苦茶になってます」

男C「なんとか時系列につなぎ直してみよう」

男D「つなぎ直して観ましたが、盗んだ奴は映っていませんでした」

女A「そんなはずないでしょ。なんで男がこんなにいるのにバカしかいないのよ!もう一度ちゃんと観てみなさい!!!」


【ヨルゴス・ランティモス】

女「素晴らしい壺ですね」

男「我が一族に伝わるもので、壺が魔を払う事で我が一族は栄えたと言われています」

女「なるほど。どうりで神々しさの中にも禍々しさのような物を感じていました。そのせいかな。先程から誰かに見られている気がするんです」

男「はははは。よしてください。僕は独り身でこの屋敷に一人で住んでいるというのに」

女「ふふふ」

男「ところでそういう独特な感性は貴女が生理中で感覚が敏感になっているからこそ出てくるのかな?」

女「なんですか急に。気持ち悪い言い方ですね。」

男「すみません。妻にもいつも怒られるのに。貴方は一言余計なんだって」

女「えっ?独身なんですよね?」

男「そうでしたっけ?はははは」

女「... なんか嫌な気分になったので帰ります!」

男「ははは またやっちゃったなぁ ははは」

男「ははは...は...」

(女性が帰った後に急に真顔になってハンマーで壺を叩き割る) 


【ナ・ホンジン】

男A「いい壷ですね。」

男B「そうでしょう。借り物なんですがね。なんと3億するんです」

男A「そうですか。それは凄いですね」

男B「まだ話足りないな。この後食事でもどうですか?」

男A「すみません。旅行に行くためにもう飛行機のチケットを取ってまして」

男B「そうですか。それは残念です」

プルルルルル📳

男A「はい?」

男B「ハァハァハァ い、今ご自宅ですか?」

男A「あっはい。旅行で疲れたので寝てました。ところで息が荒いですね。運動中ですか?」

男B「ハァハァ…今…そ、そちらに向かっています」

男A「えっ こんな時間にですか?」

男A「ハァハァ え、えぇ。あの後、例の壷が何者かに壊されました。私は犯人は貴方だと思っています...」

男A「え!?」

(男Aの家のドア「ドンドンドン!ドンドンドン!」)

男B「殺してやるうううううううう!!!!」

男A「う、うわああああああ!!?」

(男A、窓ガラスを突き破って家を飛び出す)

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