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堀 裕嗣
2021年10月11日 06:28
三十代には分岐点がある。「正しすぎる論理」を使うようになるか否かの分岐点である。「絶対なんてありません。人それぞれですから……」というのがそれだ。この論理は正しすぎる。だれも反論できない。しかし、正しすぎるが故に何の役にも立たない。役に立たないばかりか、ときにマイナスにさえなる。この論理を持ち出した途端に、すべての思考がストップしてしまうからだ。何かを思考しようとするとき、何かを議論し