新しいことを学ぶ時のコツ。

マーケティングという仕事柄、スキルとして覚えた方が良いことが多い。
画像や動画編集、デザイン、htmlなどのコーディング、Webの構成の考え方、広告運用、SQLを使った分析、などなど、、、、

これらのスキルはお金を払って外注したり、職場の詳しい人に代わりにやってもらうこともできるかもしれない。でも、自分でできた方が仕事が遥かにスムーズに進むことが多い。

というわけで、1,2年かけてコツコツ覚えていったわけだが、「知識として覚えれば体得できるスキル」には共通して使える学ぶコツがあることに気がついた。

上のような知識というジャンルにこれから取り組む人にとっては役立つかもしれないのでまとめてみる。

1.何ができるようになりたいか、慎重にゴールをいくつか設定する
やり始めてから速攻で挫折するかどうかでは、ゴール設定が一番の鍵を握っている。例えば、「おしゃれな写真やメニューが表示されるウェブサイトを作りたい」と思ったとしよう。

トップページには綺麗な写真が表示され、5秒ごとに次の写真に切り替わる。スマホをスクロールしていくと、ポップなアニメーションに合わせてコンテンツが表示されていく。。。(例えばこんなページだ。)

おおお、カッコイイ!!自分で作れるようになりたい!!!と思い立ち、そのまま本屋さんにいきhtmlの本を買い勉強をしてはいけない!!!これはパンツ一丁のままナンパをするため、渋谷に出ていくのと同じくらい爽やかな自殺行為である。

そんなカッコイイページを最初から作ろうとしても、よほどのガリ勉以外は絶対ムリである。

重要なのはカッコいいページを作るまでに、いくつか中間ゴールを設定しておくことだ。最初はまず、フリー素材で適当に調達したダサい写真とテキストが並んでいるページを目標にした方が成功する確率はよっぽど高い。

カッコいいページを作るには、ざっくりだが
1.全体のラフ構成・ストーリーを練る
2.デザインや配色を考える
3.カッコイイ写真や動画を作成する
4.簡潔でわかりやすい文章を練る(これは意外と難しい)
5.これまでを踏まえ色ぬりまでしたレイアウト画像を作成する
6.html,css,javascriptなどでコーディングする

というプロセスが必要なのだ。(あくまで一例。)
が、よく考えてみてほしいのはこの場合要求されるスキルは実はhtmlだけではないのだ。

スマホさえあれば連絡先聞けるから街中でナンパできる!!
と思うのと同じくらい勘違いしていると思う。

実際は、デザイン知識、PhotoshopやAfter Effect、掲載したい商品やサービスの深い理解(これも大事)、そしてhtmlやcss,javascriptが必要なのである。

これらを一辺にやろうとすると確実に即死するので、まずは画像や動画を手抜きにし、レイアウトもダサいものを許容、カッコイイアニメーションがなくてもOK、というひくーーーい目標をセットしておくのがオススメである。

その上で、段階的に達成できそうなゴールを設定していくと順番に作れるようになるし、何より達成感が続くので途中で挫折するリスクを相当減らすことができる。

また、swiftやkotlinなどの言語でスマホアプリが作りたい!などと思ったときに特に言えるのだが、どんな技術を学ぶことが必要なのか、をちゃんと得意な人に聞いて相談しておくのがベストだ。

この辺りはわかってる人にとっては本当に当たり前すぎてノートにするのを躊躇うくらいだと思うのだけれど、意外と初心者はこの目標の見積もりがうまくできずにうっかり迷宮に迷い込むことが多いなと感じたのでかいてみました。

ノートが好評であれば、次は独学のコツをもう少し書いてみようと思う。
挑戦したい人の少しばかりの助けになれば。

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