WARARAtoshika
わらら新聞を片手に「ホットで」-----大阪梅田の隣、中崎町の端っこ" coffee shop WARARA "が月一回発行している自家製新聞。カウンターで会話をしてる雰囲気を大事にしながら2020年4月から発行しています。このマガジンでは主に、店主の書いたコラムを本紙から切り取り掲載します。 本紙は毎月1日に発行し、1部¥0(カンパ、投げ銭歓迎)で主に店頭で配布。 店主や店スタッフ、元雑誌編集長や常連さんたちまでも巻き込んで作っています。-----本誌を欲しい方は、BASEにて購入できます。カンパはnoteのサポート機能でお願いします。
年に二回、私は店のインテリアや食器などのアンティークものを買うために一週間ほど海外へ行っている。 というのも事実だけど、本音はシンプルに海外旅行を楽しんでいる。 当たり前のことなんだけど、建物の作りも、家の門の形も、看板の大きさも、 目に入ってくる”色”も違うところだらけ。 テクテク歩いてるだけで、テンションが上がって、最高の時間。 自分がキリキリしてないからでしょうか、 店のことでいいアイデアが思いついたり! その上、自分好みのアンティークのものと出会えた時にはも
2023.12.19|ニットと絵の具 Acrylic, knitting on canvas,18cm×18cm
2023.11.23|ニットと絵の具 Acrylic, knitting on canvas,18cm×18cm
毎年恒例だった渡航休暇を4年近く止めていましたが、去年も終わりに、念願の再開。店のディスプレイものを買いつけにトルコへ行ってきました。 メインのラグは初日にセラーさんに会えて、難なく入手。すんごい数のラグを見せてもらって50sと60sのキリムを3つ選んできました。 まず1つは、店のソファ席背もたれ部分を覆ってるのがそれです。 照明も、アンティークショップが集まるビルで苦労することなく入手。ぃゃ苦労したかな?英語が全く通じなくてトルコ語で色々お話ししてくれたのですが、な
9月は国立民族博物館で版画展を2つ観てきました。1つは企画展『カナダ北西海岸先住民のアート│スクリーン版画の世界』。こちらでは、蛸や蛙など、神話や口頭伝承による民族独特のデザインが作り出す幾何学文様の世界観を知ることができました。 もう1つはエントランスホールで開催していた田主誠氏│今春亡くなった版画家。民博開館当初から広報誌や研究連絡誌を初め、新聞や雑誌の仕事も数多く手掛ける|の版画展。こちらでは温かみのある木版画の作品と一緒に展示してあった左右対称で描かれた作品『MA
#7 2023.09.17 180mm×180mm
#6 2023.09.11 180mm×180mm
#4 2023.08.16 180mm×180mm
#3 2023.08.14 180mm×180mm
生まれて初めてポルシェに乗った。甘〜いデートで助手席に、なんてことはなくて、天井開けてもらったりなんかして、細編みの風除け網を見てこれ虫除け?なんて頓珍漢な質問をしてる私はまるでタイムスリップしたSF映画の登場人物状態。ははっ。こんな高級車に乗ってどこ行ったのかといいますと!ドラァグクイーン、ナジャ・グランディーバのディナーショウでございまーす。 1990年代後半から誰々の来日だ、ライブだ、をクラブによく観にいってたんです。 この頃わたくしめは高校生、大学生だったわけで
進学で家を出た息子が夏休みに帰省してきました。息子の“〜っぱなし”に2週間追いかけられましたがワイワイ楽しかったです。息子がハマってるYouTubeの話しなんかを聞いたりして、自分の大学時代の“観方・聴き方”と随分違うなーなんて思ったりしたんです。息子と丁度2周り違う私も、今は生配信やアーカイブを観て、開催場所や時間で諦める状況もちょっとは減り、嬉しいこともあるのですが、観終わったあと「あぁやっぱり“生”で観たかったな」なんて唇を噛んでる自分がいたりします。時代とは関係なく
3年前中止になって、チケットを払い戻してとっても残念に思った宮藤官九郎氏の作・演『ウーマンリブ│もうがまんできない』の今年の上演が決まり舞台初日を観てきた。開演前のアナウンスの声が向井秀徳氏で驚いて、劇中の曲はJAGATARAで、歌は向井秀徳で、演奏はこだま和文でなんともお好きな面子さま揃いでテンション上昇。演出に何度も何度も会場中が笑わされて、わたしも混ざってむっちゃ笑った。 進学で一人暮らしをする息子から母の日にWARARAに荷物が届いた。 毎年母の日に贈りものを
店では色んな国のヴィンテージのファブリックや民族ものにものを使ったり飾ったりしています。渋ーい深ーいヴィンテージ独特な色合いは、感じてもらっているお店の雰囲気にもかなり貢献してくれてるはずです。ヴィクトリアンのカーテン、1930年代のイランのラグや同年代のアメリカのスタンド灰皿などがありますが、うち1つにペルーの民族人形も飾ってます。それを見たあるツアリストさんが、嬉しいこんなお話をしてくれました。「3体並んでるのは珍しいね。この人形は幸せを呼ぶのよ。3倍呼んでくれるね」っ
熊ベルは猪を呼ぶのだろうか? 1人でもぴょんぴょん登山に行っちゃうベテランの友人が、家っ子の私を引っ張り出して登山に連れてってくれた。私の登山デビューだ。 この日私たちは猪に襲われた。 彼女は私を気遣って、自分が全部用意して持っていくから手ぶらでおいで、と言ってくれた。人にすぐ甘える私はバックパックすら持って行かず本気の手ぶらで向かった。この日、バックパックを私も背負っていたら、今登山を続けてないかもしれない。 登山では地上を眺めるスポットがちょいちょいあるのだが
暖かくなり店頭でも海外旅行計画の話をちらほら耳にする。モカさんココさんも同じだ。彼女らの憧れの土地、ベランダにキラキラした眼差しを向け始めた。以前NYに渡航した際、とある地下鉄の駅で下りて地上に出る階段を上ったところで、警備員に「危険だから戻れ!観光客が1人がで来るところじゃない!」と真っ昼間なのにその土地に入らせてもらえなかった経験がある。旅行には危険がつきものだとよく言われるが彼女らも同じだ。彼女らのお気に入りベランダ観光は、柵の上の細い手すりに上がり歩くことなのだが、
息子からの贈りものがポストに入ってた。モンブランのボールペン。もちろん中古なのだけど、3月の息子の誕生日には倍返しを求められるだろうけど、嬉しいのは隠せないであります。2月は誕生日だったであります。 めんこいスタッフちゃんからも横尾忠則氏の猫のチャームを頂きました。お店のカウンターの角のショーケースの中に飄々と佇んでおられます。ありがとうね〜嬉しいね〜。思い出した!テリー・ライリー氏がフリーライブ(抽選に当たってライブ観れた方羨ましすぎます!)をするってザワザワしたときに