できない人がいた時の対処の方法
組織の作り方を常に考え続けている。
パティスリーとコーヒーショップを経営している。
コーヒーショップはマネージメントできるリーダーがいる。何かお願いをするとフットワーク早く行動してくれる。
実際に売上は上がってきている。
それとは対照的にパティスリーではマネジメントができる人がいない。
シェフは作り手としてずっと働いてきたので人に目をかけたり、店内のQSCを上げていくことができない。またお願いごとを忘れてしまうこともある。
お菓子に対してストレートに考えていくタイプだ。
視野が広いというより一直線に物事と向き合う人だ。
これは良い悪いという話ではなく、その人の特性を表している。
またパティスリーの社員の人はなかなか攻めていくことができない。
個人プレイヤーとしては成立しているのだが人を率いていくことが苦手だ。
細かく色々なことに気づくことができるが安全に営業するを第一に優先しているので、プラスアルファの力を生み出し、人件費を削って良い営業をすることに対し周りをやる気にさせることが難しい。
本人も安全を優先したいので気が乗らないようだ。
これも同様に良い悪いではなく、その人のやり方なのだ。安全にきちんとした人数をかけて営業した方が混んだ時はもちろん困る人は少ないはず。
それぞれ課題があり、理想の絵を描いていくためには変化していかなくてはならない。
実際、会社なのできちんと利益を出していくことができないと皆にもお客様にも還元していくことが難しい。
食べたことのない素晴らしい材料を使ったスイーツやとても居心地の良いサービスに結びつかないのだ。
そう考えると経営者としては次の手を考える必要がある。
例えばマネージャーとして新規採用するなどだ。
シェフと立ち位置はマネージャーではなくなり、もう1人の社員の人は期待していた役割に給与を付けていたので給与を上げにくい状況になる。
これは厳しい決断かもしれないが、経営者の役割は利益を出して幸せの還元を行うことだ。
そう考えると可哀想とかではなく、そのような決断をしていく可能性も視野に入れなくてはならない。
常に次の手を考えながら行動することが大切だ。
経営者はやりがいがあり、給与も高く自由な環境を用意できなければ退職されてしまうという恐怖がある。
働き手は自分の役割を全うできなければ役職が代わり給与が下がることも覚悟しなくてはならない。
お互いが馴れ合いでなく緊張感を持ち進んでいくべき。それこそが良いチームだと思う。