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わたしについて③

特にトラブルになることもなくただ自分の思い込みで自ら退くことが多かった。
中学に入学し1年くらいでぽっちゃり体型だったわたしががりがりになった。ホルモンバランスからの自律神経失調症になった。
食事がうまく消化できず常に吐き気に襲われていた。
それにあわせて起立性低血圧症、片頭痛でしばしば体調を崩し学校を休んだ。父が平日に休みの日は学校が終わるまで外で過ごした。
なにかしら罵られるのがいやだった。体調不良もずる休み、怠けていると言った。
嫌なことばかりでもなかった。
痩せて異性からモテる様になった。中3の夏初めて彼Aができた。
彼Aも複雑な家庭でそだった人だった。お互いすぐに依存しあった。
それが普通の恋愛だと思っていた。お互い自己犠牲で相手を愛する。それが普通の恋愛だと思っていた。とても愛してくれた。とても嬉しかったし、その愛に安心した。
高校に入ってその彼とはお別れし、新しい彼Bができた。
彼Bの家庭も複雑だった。彼Bともまた依存しあった。彼Bは私が友達と会うことにも嫉妬した。バイトに行くことも嫉妬した。でもそれだけ愛されていると思っていた。それが普通の恋愛だと思っていた。
いつ何時私が不安な時は必ず駆けつけてくれた。
思春期の彼Aと彼Bが普通だと思っていたのでそのあと付き合た人達との恋愛が全く満たされなかった。
本当に私の事を思ってくれているのか、私の事好きではないのではないか、など付き合って数か月経つと彼の態度や対応に物足りず、また自分の癖である勝手なネガティブ思考で「私は必要ない」と思い込んでお別れに至るというパターンばかりだった。
つづく

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