満点の休日
久しぶりの晴れた休日。休日と晴れた日が重なる事でもラッキーなのに、
おまけに特に予定もないときたら、もう、スリーセブン状態やん。
そう、休みが欲しい、今度の休み何しようって思ってるくせに、いざ予定のない休みがポッと出てくると急に何しようか焦る。休日の過ごし方のバリエーションがない。
大抵の場合は、買い物、家でゴロゴロ、庭や家の手入れ、子どもと公園に行くという、どれも平凡な回答しか思い浮かばない。
もし、東大の入試に「突然明日が休みになりました。あなたの休日はどのように過ごしますか。また、何故それをして過ごすのかを答えなさい」という問題が出題されたらどうしよう。
「買い物。理由は必要なものがあったから。」はい、ペケ。「家でゴロゴロです。理由は、日々の疲れを取るため。」はい、0点ー。「家の手入れです。理由は、梅雨明け庭の草木が生い茂るためと、家族がより快適に過ごしやすい環境をつくるためです」あ、そうですか。ってしか言えない。
満点の回答を探そう
この問題を解く上で大事なのは、「理由の意外性と正当性」だと考える。「買い物=必要なものがあったから」は、至極当たり前ではあるが、僕が採点者ならコンマ2秒でペケつけるね。なんでこっちがこんな問題を出したのかの意図を汲み取ってないもの。
それならいっそのこと、キャンプとかサーフィンとか書いちゃう?なんか、アウトドアな休日の過ごし方が今っぽいじゃん。理由は、「自然の中で過ごすことで、日々の在り方を見つめなおすことができ、今いる環境と自然の中で生かされてる事に感謝でき、日々をより前向きに過ごす事ができるから。」とか書いちゃえば・・・って僕、キャンプなんてしませんし。サーフィンなんて行ったこともないですから。恐らく、キャンプもサーフィンも準備するだけで休みが潰れるわ。そうなると、回答は「キャンプの準備」とかになっちゃうな。
考え方を変えて、回答に意外性を持たせるのはどうだろう。「心太(ところてん)作り」とか。理由は、「心太はとても歴史が古く、1500年前からある伝統料理に以前から興味があり、心太をつくることで『なぜこの料理が長きに渡って伝えられてきたのか』を考察するため」なんて回答はどうかな。
なんか我ながら0点から少し進歩した気がする。
でも、まだまだ満点にはならなさそう。
休日の過ごし方に良い・悪いはない
そもそも、休日の過ごし方に良いも悪いもない。心太をつくっても、野鳥を数えても、ひたすら瓦割を練習しても、下敷きを鏡面のようにピカピカに磨いても、どれも同じ「一日の過ごし方」である。
では、どう過ごす事が正しい解答なのか。そして、「突然の休み」っていう所にもきちんと触れておきたい。計画的な休みではなく、突発的で尚且つ単発の休み。限られた時間の中で、きちんとした理由がある過ごし方。
もう、考えれば考える程、わからなくなってきた。
色々考えた結果、導き出した答えは、
「普段と変わらない日を過ごす。その理由としては、私たちにとって休日よりも遥かに平日の方が割合が多く、普段と変わらない生活を送ることで、日常に与える影響を限りなく少なくし、生活のバランスを崩すことなく、健康的な日々を送る糧となるから。」
つまり、いつも通りに過ごすのが一番いいってことかな。
健康って日々の積み重ねだもんね。
それでは今日はこの辺で。