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スポーツ選手でもないまめ子が鵞足炎になった話|episode-0-

こんにちは。こーひーまめ子です。

今回は、「スポーツ障害」と呼ばれる怪我のひとつ、
鵞足炎 ( がそくえん ) 】について、自身の体験と経過観察を兼ねてお話したいと思います。


まずは

鵞足炎になるまでの日常


を人生のハイライト的に振り返ってみます。


立ち仕事の繁忙期"前"の落とし穴

自己紹介記事を読みこんでださった方はご存知でしょうが、
まめ子は普段、しがないカフェ店員として働い擬態しております。

某年4月、仕事はわりと順調で体調も良く、日々を過ごしておりました。

飲食店を含むサービス業は、ここから始まるゴールデンウィークという名の繁忙期に向けて、人員体制を整えていかなければならない宿命です。

しかし、"ソレ"は予想よりも早くやってきました。
ゴールデンウィーク前だというのに、もはや店内は繁忙期!!


足りない人員(so,まだ平日だから)
オラに押し寄せるorder(wow,平日なのに?)
wait wait
why why why..
店内はお客さんで
ウェイウェイ
ワイワイ
店員のワイは
wait wait
why?why?

なーんていう変な歌詞が思い浮かぶくらいテンパる状態に陥りました。
ここが戦場なら、完全なる敗北です。


繁忙期直前の休日 ~ 癒やしのお茶タイム ~

ゴールデンウィーク前週、前述のような忙しさに見舞われ
まるで「いまバスケをしているの私?ん?バドミントン選手権?」というぐらい、ステップ&ターン&競歩(店内ダッシュ不可)をしておりました。

そんな中、一日だけお休みがあり、友人と街歩きをしてお茶をしようという癒やし時間がありました。普段はしないけれど、この日は久しぶりに会うということもあり、カフェを探してランチ予約を入れちゃったりとかして、まめ子としては気合を入れて調子こいてみました。

友人もサービス業寄りのため、「お互い忙しくなるゴールデンウィーク前に会うならこの日しかないよね」といった流れで日取りを決めました。

初めて行くランチのお店はビルの2階にあり、
お店でゆったり過ごした後は、階段で地上階へ出ます。

ここで、振り返るとすでに
{{{ 第一の違和感 }}} がありました。


・「この階段、踏み板の幅が狭くて急勾配だな。」

・「木材で出来た階段が、油っぽくてオマケに角丸で滑りそうで怖い。

・「下る緊張で、足に余計な力が入る。」

・「踊り場がなく、階段を下りきると1階のドアにぶつかりそう。」

※怪我した後に過去を振り返る、まめ子の脳内ボイス。

▼ ※補足情報
階段の名称について、とてもイメージし易く解説してくださっています。


確実に忍び寄る脚の筋肉疲労ピーク

お昼前に集合して、ランチ、そして街ブラ。

街ブラといっても、お互いによく知ったお馴染みの場所。
商業施設から商業施設へと、お散歩がてら取り留めのないお喋りをして巡り、気になるお店があったら一緒に見るといった、体力的負荷の少ないプランでした。

しかし、静かに {{{ 第二の違和感 }}} は来ました。
陽も傾き始めた夕方に差し掛かり、商業施設で
上りはエスカレーターで来れたものの、
下りは外にある階段の方が近くて早い箇所がありました。

フロアを反対側までぐるりと回り込むのも面倒なので、ここは外階段で降りることにしました。
駅前の街並みや、夕方になって増えてきた帰宅する人の流れを横目に見ながら、一段ずつ下っていると、両脚の太ももの前側が、いつもより張っているのです。

「わ。筋肉痛キテるな。
歩きすぎちゃったかな?」

その時は、このくらいの感想でした。
ふくらはぎが張ることには慣れていました。日常的に市販の着圧ソックスや休足時間といった回復アイテムを使って大丈夫だったので、
「寝れば治るか…」ぐらいに考えていました。

楽しい一日はあっという間に過ぎ、翌日からさらなる繁忙期に突入することとなりました。


職場まであと100m!危うく出勤出来ない!?!?

翌日。いつも通りに出勤し、着替えを終え、出勤前にトイレを済まし。
トイレの個室でふと、「そーいえば、最近お尻の筋肉弛んでるな。お尻にキュッと力でも入れてみるか。」と思い立ちました。
若い頃は、通勤電車内でそういう筋トレとかしていたのですが、どうもダラケてしまってダメですね。

「よし、いっちょやってみるか。」

ハイ、扉は開かれた──、現れし、 {{{ 第三の違和感 }}} !!!

右脚のお尻から太もも裏にかけての全てがガッツリ攣りました
えーーーわーーー
痛い~~~~~~~!!!!
びっくりするほど痛い~~~~~~!うそでしょーーーーー!!!

トイレの個室で・・・です。
流石にこれは恥ずかしい。
かろうじて、個室からズルリと右脚を引きずりながら出てきて、
手を洗い(※絶対手は洗いたい)、
言葉にならないほどの激痛を抱え、
顔を歪ませながら廊下に出ました。

出勤時刻まで、あと10分。
距離にして、廊下をあと100mほど。
アホほどつらい!!!!!

笑激の激痛

なんでここでソレやったの?と、自分でも後からアホだなと思うしかないのですが、第三の違和感は、違和感どころでは無かったです。

人間って、激しすぎる痛みだと笑えてくるんですね。

しかもその理由が自分でも滑稽過ぎて、
とてつもなく情けなくて、
人にも言えず、
笑うしかありませんでした。

半身を廊下の壁に捧げて、なんとか立っていましたが
身体のバランスや筋肉の力みが既に変なことになっていて、
なんと
左尻と左太もも裏まで同様に攣りだしました

まじかよぉぉぉ!!!!

神よぉぉぉ!!!!

仏よぉぉぉ!!!!

爆笑しかありません。
でも実際は痛すぎて声は出ないので、「・・っ(ちょっと・・待っ・・・タンマ・・)っっ・・」ぐらいの小声しか発声出来てなかったものと思われます。

なんでこの人、壁に寄りかかって小刻みに震えてんだろう?
と、近くを通った他人からはそう見えたことでしょう。
どうも、あのとき小刻みに笑いと痛さに打ち震えたいた、こーひーまめ子です。

もうどうしていいのか分からず、
しゃがむことすらままならず、
痛みが引くのを待つしかありませんでした。
このときは、右脚がより強く、左脚はやや控えめな攣り具合でした(攣り具合てなんだ・・・)。
時を戻したい、マジで、
せめてトイレ入る前まで。
なんですか、この仕打ち。なんでお尻の筋トレしようと思い立った自分。解せん、許せん・・・
と自身の行いに対する情けなさ不甲斐なさ憤りにも似た怒りのような感情が渦巻いていました。
あと、
単純に泣きたい。
失笑しかないです。

廊下の壁づたいに這う形で、職場まで辿り着き、
その日は「両脚攣って詰んだ、死ぬかと思った。」みたいな狂言を言うやべぇ奴と化し(どこで.とは流石に言えなかった)、誤魔化し誤魔化し仕事をし、
悲しみに打ちひしがれながら家路に着き、家族に爆笑されました。チーン


つづく。

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