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スポーツ選手でもないまめ子が鵞足炎になった話|episode-2-
つづき。
※前の話はこちら
こんにちは。こーひーまめ子です。
さてさて、スポーツ障害の【鵞足炎】の話も第2話を迎えました。
なぜこの話を書こうと思ったかと言うと、自分自身が怪我をしてから、症例を検索しても、整体や整形外科側から見た文章がほとんど。
「当事者目線&スポーツをしてない人」の体験談が、てんでヒットしなかったからです。
「膝痛 原因」「早く治す裏ワザ」「鵞足炎とは」でひたすら検索していました…。
どんな前兆があり、そこからどのようにして鵞足炎に至り、その後の治療方法や、しばらく経った後はどうなのか。完治するのか?などなど…
そういった実例がネットの海に一つでもあれば、いつか何かの形で誰かの役に立ち、安心感を与えるのではないか、と。そう思ったわけなのです。
では、ここから episode-2- 病院受診編をお届けします。
謎の膝痛からの病院受診編
1. お待たせ膝。いざ整形外科へ!
仕事の繁忙期も重なったことで、脚をずっと酷使し続けていました。
両膝と右腰が痛くなり、痛みが酷いときでも病院に行くタイミングがなく、整形外科を受診できたのは、発症してから実に2週間後でした。
病院は、家の近くだとあまり良い整形外科が見つけられなかったため、職場からほど近いところを選びました。
こーひーまめ子の今回の病院選定の基準は、
1.「膝痛など下半身の怪我に強そう」
2.「予約システムがしっかりしている」
3.「レントゲンだけでなく、エコー検査もしている」
ところで絞ってみました。
たとえ予約していても、5組ほどですぐ呼ばれる日もあれば、待合室が大混雑で椅子も埋まり、30分~1時間立って待つ修行みたいな日もありましたが、それを差し引いても、行ったこと自体は良かったなと思います。
2. 和やかな雰囲気の中、問診タイム。
待合室から呼ばれ、先生のいるカーテンがシャッと開きます。
物腰柔らかい口調の先生に一安心です。
ここでは、下記のことを訴えました。
【何があったか】
・友人と街歩きで筋肉痛。翌日両足が攣った。
・仕事が繁忙期で、反復横跳びや競歩みたいな運動量だった。
【そこからの症状と困ったこと】
・仕事中、膝裏にテニスボール感。
・左膝が伸ばしきれない、曲がらない。
・違和感と痛さでしゃがめない。
・膝が不安定で、重いものを持つと全身のバランスが保てない。
・階段昇降がキツイ。
・左膝だけだったのに、かばっていたら右膝と右腰も痛い。
さらに加えて、ここ最近の傾向も伝えました。
【今、感じている困ったこと】
・歩くと膝から下の脚の着地点がブレてる感覚。
・安静時や就寝時でも脈打つようなピリピリ・ジンジンとした痛み。
・朝よりも午後になるにつれて、膝が曲げづらく悪化する。
・太もも裏が常にピンと張っている。自分、いつでも攣れます。みたいな。
・膝から下が自分じゃないみたい。振り向く動きが怖い。
・素早い動きが出来ないため、駅などで咄嗟に人を避けれない。
初診だったこともあり、しっかり時間を設けて話を聞いてくださる先生で助かりました。
そのまま診察台に寝っ転がり、冷たいジェルを塗り塗り。
そのまま両膝のエコー検査とレントゲンをしました。
3. 診断結果と今明かされるまめ子の関節事情
ドラマなどで「現役時代に部活で靭帯を~」など聞きますが、靭帯だとか膝の皿がやられているだとか、軟骨がすり減っていてとかだったら嫌だなぁ…と思っていました。
でもこんなに痛いんだったらその可能性もあるのかなぁ?ギリギリ歩けてはいるから、もしそっち系なら歩けないレベルだよなぁ、一体何なんだろう…この痛さは、と。
エコー検査では、筋肉の炎症がみられました。
ピリピリ・ジンジン。
ピリピリ・ジンジン。
この神経に障る脳裏にエンドレスモードで鳴り響く痛みは、筋肉の炎症によるものだったようです。集中力を確実にジリジリ削ぐタイプの痛みです。
映し出されたエコー映像を自分で横目に見れるのは、納得感がありました。
一方、レントゲン検査では、膝の骨は問題が無いようで一安心しました。
ただし、股関節は『臼蓋形成不全』という、生まれつき関節のハマりが浅いタイプだったようです。
そういえば、友人と歩いていても長距離のお散歩になるとすぐ右の股関節が痛くなってきて、「休もうよ~~~足痛い」と言っていました。
えっ・・・
それ、わたしがみんなと骨の形が違うからというのが原因であって、
他の人は同じ距離を歩いても、もしかしてみんなは「股関節が痛くない」んですか・・・?
ちょっぴりショックでした。
友人の中には、「普段運動一切してないけど、歩くのは好き。」という子もけっこういて。
一方まめ子は、「運動は好き。だけど長く歩くと脚が決まって痛くなるから、あんまり好きじゃない。痛いからつまらない。」と。
それってみんなは脚痛くならない仕様だったんかーいっ!
そりゃ歩くの楽しいわ、痛くないなら!
と、腑に落ちつつも、腑に落ちないつつ。
先生も、この左右差もあって痛みを誘発した部分もあるとのこと。
キョエーーーーーーーーー(魂の鳴き声)
悲しい!!
わたしの骨よっっ!!赤ちゃんの時に
もうちょい気合い入れて人体生成しておくれであれ!!!!!(変な呪文)
そうして先生が膝周りを触診し、膝下の内側部分を押すと、ピンポイントで強く痛みが出た箇所がありました。
4. 聞き慣れない病名
その、押されて痛かった箇所は、「 鵞足(がそく)」と言うそうです。
そして、そこが炎症を起こして痛むので、
今回の診断結果の病名は、「 鵞足炎(がそくえん)」になりました。
鵞足とは、太ももの大きな筋肉3本が集約されて繋がりし場所なのだとか ──。( その3本の筋肉が、ガチョウ(鵞鳥)の足のように見えることから”鵞足”と呼ばれるんだそうです。その3本の筋肉の覚え方は、「ハッハーン…ほう…。」薄筋、半腱様筋、縫工筋です。勇者の実力を初めて見た中ボスの気持ちで覚えました。)
すなわち、これは膝痛ながら、原因は膝にあらず。
太ももの筋肉・・・
太ももの・・・
太・・もも・・・
ああ~。たしかに、そういえば
” あ の 時 ”、太もも攣ったなァ゛ァ゛!!
↑ デスボイス
※episode-0- 参照
この度のまめ子の怪我は、
太ももの筋肉の酷使や、
普段の身体の使い方が引き金となり、
なおかつ元々骨が臼蓋形成不全ということで左右バランスが崩れ、それらが積もり積もって限界突破パワー全開した
ようです。
人体って、複雑に絡み合っているんですねぇ・・・(遠い目)。
5. 整形外科に行ってみて。
整形外科では
・痛み止め
・塗る湿布薬
・ビタミン剤
が処方をされました。
鵞足炎は膝が内側に入るニーイン・トゥアウト(膝が内向き・つま先が外向きのいびつな体勢)のクセから引き起こされてしまうようで、まめ子の股関節も脚が内側に入りやすい仕様らしいです。
そして、身体の使い方のクセを直さないといけないとのことで、理学療法の家でできるリハビリを3種類伝授されました。
立った状態で足を肩幅に開き、腰から上体をやや倒し、膝を外側にゆっくり広げながら曲げて戻す運動。
床に長座で座り、膝を伸ばした状態で、股関節からつま先までの脚全体を外側へコロンと倒す運動。
片膝を着くような跪いた体勢で、太ももを軽く刺激する運動。
理学療法士さんからは、「張り切ってやろうと無理はせず、のんびり、だらだらと続けてください。」とのお言葉をいただきました。
それまでストレッチ自体は好きなタイプだったので、「え?こんな80代のお婆ちゃんレベルの簡単な運動だけなの?こんなんで効果が本当にあるの??」とさえ思いました。
つまり今のまめ子は、悲しいことに80代のお婆ちゃんにも負けず劣らずなのです。
※理学療法の運動については、個人個人の身体に合わせたレベルややり方の提案がありましたので、専門外につき内容の図式は割愛させていただきます。
そう。たとえ病名がつき、原因らしきものが見えても、
すぐに治るものではないことを知りました(泣)。
自分の身体の今の状態を知るために、整形外科は行っておいて良かったと思います。この後、整体や鍼治療に挑戦する際にも「整形外科で診断を受けているか」、「レントゲンは撮っているか」を聞かれたりしましたので、自覚症状がガンガンに出ている状態のファーストステップは、整形外科で合っていたように感じます。
つづいては、予後の経過観察編について書く予定です。
太ももの筋肉痛を感じたら、とにかくほぐすことをしていきたいと思います。
攣ってしまう前に、階段を使わない・湿布薬を使う・湯船に長く浸かる・温泉に行く…などなどしていたら、ここまで悪化しなかったかもしれません。
健脚な方は、総じて長生きするのがよく分かります。
みなさまも、御御足くれぐれもご自愛ください。
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