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スポーツ選手でもないまめ子が鵞足炎になった話|episode-4-

こんにちは。こーひーまめ子です。

鵞足炎になった話も
もう四話目になります。


☆ この鵞足炎シリーズを最初から読んだ見たい方は、
こちらからどうぞ。(鵞足炎シリーズってなんだ・・・?)
もしくは、ハッシュタグ『#鵞足炎のまめ子』からどうぞ。


1. 鍼灸院に行ってみた -母のススメ-

整形外科、ゆらし療法(整体)に続き、
ついに来ました  鍼  灸  院  \ ドドン /

元々、母が鍼灸院に通っており、針治療の方が身体に合っているということで、強く勧められました。
まめ子は天邪鬼でしたので、「え。針ブッ刺されるの、痛いし怖いし、顔面まで針刺されたくないから嫌だ。」と思っていました。

しかしながら、脚があまりにも治らず、しゃがめないことにより低いものを取る時に腰から身体を曲げていたことにより、腰痛まで発生。
これでは負の連鎖と思い、泣く泣く鍼灸院についていきました。


2. またも怪しい療法なの?中国発祥の、その名も「カッサ」。

行ってみた鍼灸院では、プラスアルファで
『 カッサ療法 』も行っていました。

みなさま、カッサをご存知でしょうか。
漢字で書くと、『 刮痧 』。

ヘッドマッサージやフェイスラインのリンパを流して、むくみを取ったり、美容関連でその名を目にします。
そのときに使う薄い板状のアイテムを、カッサプレートといいます。

今まで、ノールックで過ごしてきましたが、
よくよく興味を持った視点で見ると、
最近はFrancFrancやダイソーでも手に入ります。

サックリと説明するなら、プレートを使って、瘀血(おけつ)という、滞った悪い血液を流す療法といったところです。


3. 待って待って?わたし拷問に来たんでしたっけ?Now on GOumon

まめ子の状態がガッタガタだったので、
治療は、針+カッサの二本立てになりました。
実は、これとは別のもっと昔に、首の調子が悪かった時期があり、鍼治療を受けたことは数回ありました。その経験があったため、やったことが無い人に比べて、最初の抵抗感は少なかったと思います。
今回はここで初回ということもあり、わりとソフトな刺され心地でした。

でも

ここで落とし穴が。

「あ。針、わりと楽勝~。
膝周り以外、予想より痛くなかったし、
ラッキー。」と。

鍼の治療後、お次は続けてカッサ療法の始まりです。

針もそうでしたが、カッサも整形外科で診てもらった患部だけでなく、全身施術を行います。

鍼灸の先生は、小柄な可愛らしい方でお話も楽しい方でした。
手には、黒くて薄く軽そうなプレート。これは牛の角で出来ているそうです。牛の角は、実印などの印鑑の素材としても王道で有名ですね。
手入れさえすれば耐久性が強く、一生物として使える品です。


まず肌にオイルを伸ばし、
この黒い牛角プレートで
いざ、肌を擦っていきます。

っっってぇぇぇええええええ!!!?


痛い!!いや、こいつぁ痛え!!
おら、ビックリすっぞ!!
こんな痛え思い、地球でしたのは初めてだぞ。

ってぐらいに正直痛いです。
とても小柄で可愛らしい先生が牛角プレートで肌をサッサ サッサ髪を梳かすかのようになぞる…
なんて、生易しいもんじゃないです。
万力のような力を込めて、親の仇を討つ!!!
そんな強さ。戦闘力がゴリゴリに高すぎる。
先生曰く、「本当に優しく当てて撫でているだけ」だそう。

んな
ワケ
あるかいっっっ!!

そんな撫でている程度ごときが
こんなに痛くてたまるかってんだよォォ~~~~ウィ!!!!
・・・と、海があったら叫びたい心境です。

痛すぎると、本能で身体が勝手に逃げるんですね。
施術台から落ちかけるほど、牛角プレートから逃れようと身体が勝手に捩れました。
現代の拷問があるなら、間違いなくコレ。
わたし、怪我で痛い思いしてここまで来たのに、さらなる仕打ちィィィイイイ痛ッッッ!!!ってなりました、ハイ。

とても怖くて、施術後は怯えて隅っこでちょっと震えました。


4. 写真に撮れないレベルに青紫。

施術は無事(?)終了。
身体には、擦った部分の肌表面に瘀血という紫色のアザ(厳密に言うと、アザではなく瘀血です)が浮き出ていました。いっそ何かの紋様みたいに浮き出てくれれば、ちょっとカッコイイじゃんとか内心思ったのですが、完全に今しがた交通事故に遭った人みたいになりました。更衣室の鏡越しに身体を見ると、日常では到底見ることのない体表が見れました。

肌の青紫色が濃いところほど、それだけ滞って悪くなっていた部分ということだそうです。
そして、上半身の色は3日~1週間ほどで消えます。
下半身の色は施術後、すぐに消えます。
人体の不思議です。

気になる方は、「刮痧 肌 瘀血」で調べると、そういった施術後の画像が出てきます。

見た目はエグいですが、色味だけ凄くて、施術後は意外なことに、痛み無し。身体も動かしやすくなります。
それだけ、無理をして身体の中に滞らせていたということなんですねぇ・・・(遠い目)。


5. 痛みは苦手。でも、効果は抜群だ!

元々は中国で古来より、風邪を引いたり身体の調子の悪い家族に、スプーンやお皿で擦ることで瘀血(おけつ)を出して流す、という民間療法だったそう。

恐ろしいモンですよ、
こんな些細な日用品で、人ひとり拷問出来るんですから。
※拷問ではない。

けれど今回一番びっくりしたのは、患部とは関係のない、知らず知らずに巻き肩になっていた肩周りの可動域が大幅アップしたということ。
これは言っても伝わらないと思いますが、
肩の動きが今までLv.3とかだったとします。
そしたら施術後に、突然Lv.50まで跳ね上がるものと思ってください。
鎖骨とか、肩甲骨もスイスイ動きます。※個人差有り

ただし、仕事や習慣に染み付いたまま生活をすると、3日くらいでまた戻ってしまうんですね・・・、残念ながら。
わたしはカッサ療法を合計3回受けましたが、定期的に通える人は回を重ねるごとにほぐれていき、痛気持ちさにハマり、やがてほぐれまくって痛みがなくなり、カッサ自体が気持ちよくなるらしいです・・・。
ハマるとこまで行けたら良かったのですが、
痛みに敏感なまめ子には限界でした。\チーン/

正直、痛くなく、わたしが石油王なら続けたいですね。
この 刮痧(カッサ)療法。

3回も頑張った自分を褒めてやりたいです。
この療法はかなり人力なので、
ぶっちゃけ一番頑張っているのは鍼灸院の先生です。
絶えず腕を動かし続けないと、瘀血が肌表面に炙り出せないので、
大変なお仕事だなと思いました。(患者には痛がられるし、暴れられるし。なんなら泣かれるし。←痛すぎてちょっと暴れた。)震えられるし。
先生、お疲れ様です。


6. 半年前のまめ子へ

「自分は健康体でメンテナンスの必要はないから、
整体も鍼灸も行かなくていいや!」
とお考えの
そこの
いにしえの
こーひーまめ子!!
色んな意味で、とんでもないことになるぞい!!

怪我するもしないも、ほんの些細な分かれ道から。


しかしながら、
前回のゆらし療法も、
今回のカッサ療法も、
受けなければ分からないことだらけでした。

実体験することで、
自分の今の身体の可動域や、
無理して余計な力が入る箇所などなど、
得られるものがたくさんありました。

怪我したのはもう仕方のないことですが、
怪我の治し方を知るのもまた、人生として有り。
かな・・・と、捉えることとします。



それ以降、カッサは受けていませんが、
今もこちらの鍼灸院には通わせていただいております。

そのお陰もあって、徐々に膝周りの痛みが減り、
腰痛もほぼ無くなりました。

まだ正座や不意に物を落としたときにしゃがむ動作は無理ですが、少しずつ、少しずつ、前より回復ペースが上がっている実感があります。

鍼治療で血行が良くなること、全身のバランスを見て施術していただけていることも大きいと思います。


さて、次回は最終回。
色々試行錯誤して、試してみたアイテムを紹介する予定です。

本日もここまで読んでくださり、
ありがとうございます。

みなさまの御御足に、
さらなる躍進を続けられる力が宿りますように。

撮影:こーひーまめ子
「近くにある公園のビオラたち」


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