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私の股間と夫婦の健康

私、整体に行ったんですよ。
股関節を痛めてしまってね。
え、どうして股関節を痛めてしまったかって?

ええとね、大きな声じゃ言えないんですけど
ウチの嫁様がね、好きなんですよ。
私の股関を枕にして寝るのが好きなんですよ。

腕とか脚を枕にするんじゃなくて、股間ですよ。
ちょっと変わっているでしょう?
なんか「ちょうど良い」らしいんですよね。

まあ、ふたりでアマプラを観るときなんかは
私がソファーの背もたれに体をあずけて
嫁様が私の股間に頭をあずけて観るんですね。
それがしっくり来るというか慣れたというか。

でもね、それを長い時間やってるとね
ダメージが蓄積されるんですよ。
どこにって、そりゃ私の股間にですよ。

おや、イメージがうまく湧かない?

例えば股間にね、ボウリングの球を一時間も
乗せたままにしたらどうなると思います?
関節が悲鳴を上げるイメージ、湧きません?
とにかくまあ、散々酷使した私の股間は
青息吐息ってやつですよ。痛みが取れない。
仕舞いには脚が上がらなくなったんですよ。
これじゃ生活に支障が出るっていうので
評判の良い整体師さんの所へ行ったわけです。
ええ、股間、診てもらいましたよ。
それで定期的に通っているんです。
おかげさまで痛みは大分緩和されました。
脚もヒョイヒョイ上がるようになりました。
さすが先生、股間の痛みもバッチリ解決ですよ。

あ、何かすみませんね、股間の話ばっかりして。

ええとね、ここまでが前フリなんです。
そしてここからが本題なんですね、はい。

・・・

整体師の先生がね、素晴らしいことを
おっしゃっていたんです。

体を治すのは、患者さん本人が治したいって
気持ちがないと治らないよ。
わたしたちはそのサポートしかできない、って。
少しうろ覚えだけど、こんな感じの言葉でした。

うわー!って思いました。
うわーほんとそう!って。
もう拝みましたね先生を。
悪い所を治すには、本人の意思が超重要。
どんなことでもこれ、あてはまるなって。

たとえばこれ、夫婦関係にもあてはまる。

リアルの私の周りにいる「夫婦」の中には
関係性がそこまで悪いわけじゃないんだけど
ギクシャクというか、うまく機能しないというか
お互いの存在がプラス同士になりづらいというか
まあ、ちょっとした風邪でもひいているような
微熱状態の不健康夫婦がけっこういるんですね。

でね、今の世の中、夫婦円満になるための本とか
素晴らしい人格者の講師の先生とかと
触れ合う機会が沢山あるわけじゃないですか。

にもかかわらず、不健康夫婦は一向に治らない。
不健康状態の総数が減りやしない。
これ、どうしてなんだろうなって
ずっと思っていたんですけど、分かりました。

夫婦の状態を改善するのは
夫と妻、それぞれが治したいって
真剣な気持ちがないと実現しない。
書籍や先生は、そのサポートしかできない。

こういうことなんだなって。
いくら有名な先生のところに
話を聞きに行ったって不十分なんです。
(ああ、なんかいい話聞けた)で終わるから。

大事なのは主体性。
先生になんとかしてもらうじゃなくて
自分で改善するぞって決めること。

ちょっと先生の話を聞いて感動しただけで
夫婦の仲が未来永劫劇的に良くなるなんて
話聞いたことあります?あるわきゃないよ。

行動しなきゃ、何も変わらない。

そう、私の股間も、行動しなかったら
いまごろ使い物にならなくなっていた。
(かもしれない)

早いうちに行動しないと
簡単に治るはずだったものが
「もう無理、先生お手上げ」って
匙をなげられちゃいかねない。

そんなことを整体の先生から教わった。
そんな気がします。先生ありがとう。
おかげで今日も私の股間は元気です。
(また股間の話してる…)

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