パートナーと離れるとき
なんとも物騒なタイトルを付けてしまった。
これは別に、私が嫁様と別れるだとか
嫁様が私にほとほと愛想を尽かしたとか
そういったことではない。断じてない。
私は今現在も嫁様を愛してやまない。
この記事の読み手が男性であれ、女性であれ
自分がどう生きれば幸せに近づくだろうか?
と考えたときに、一人のパートナーと一生を
添い遂げたほうが幸せに近づくのか?という
疑問に立ち向かうため付けたタイトルなのだ。
・・・
一人のパートナーと添い遂げた方がいいか?
結論から言ってしまおう。人による。
一人の人と添い遂げる方がいい人もいるし
何人かの人と関係を持つ方がいい人もいる。
なんとも身も蓋も無い結論で恐縮だが
まあまあ、時間があれば聞いて頂きたい。
まず私の話。
私は幸いにも最初の結婚でいきなり
非常に素晴らしい女性と一緒になれた。
「自分」という芯をしっかり持っているし
見た目は好みだし私には無い行動力もある。
おまけに料理がワールドクラスに美味しい。
極めつけが話してて凄く面白いし飽きない。
これは本心から思っていることなのだが…
宝くじで数億円が当たるよりも幸運すぎる。
よくぞ私に巡り合ってくれたと感謝感激だ。
さて、私の話を踏まえたうえで…
私は男女の相性は3パターンあると思っている。
私(珈琲次郎)は当然はAパターン!
と言いたい所だけど私はBパターン。
つまり、嫁様と私の相性はおそらく普通。
ひとつでもボタンをかけ違っていたら
離婚していてもおかしくない仲ということ。
私に限らず、世の夫婦のほとんどが
Bパターン、もしくはCパターンなのでは
なかろうかと睨んでいる。
なぜ、仲良し夫婦を自称している私が
Bパターンなのか?それは
実の親兄弟でも相性抜群は稀だと言うに
ちょっと惹かれただけの異性との相性が
結婚を経て何十年しても相性抜群なんて
あるわきゃないだろうと思うからである。
特に、十代から二十代前半の私たちは
恋の力を信じすぎているきらいがある。
知識と理性が熟成されてないからか?
出会って燃え上がって子どもができて
結婚して子どもが成長したらあれ?と
我に返って相手の魅力が見えなくなる、
なんて話はザラに聞く。
私たちは自分の意思を持つ人間だけど
生存プログラムで動く生き物でもある。
お腹が減ったら気が立って攻撃的になるし
睡眠不足だと作業効率がガクンと落ちるし
好きな相手の胸に包まれたいと妄想をする。
人間の脳と身体の機能には逆らえないのだ。
つまり、恋の魔法にかかるのは予定調和で
魔法が解けたら関係も終わるなんて、普通。
よくあること、というわけだ。
・・・
誤解をしないでいただきたいのだが、現在
Bパターン、もしくはCパターンの夫婦は
早々に見切りをつけてAパターンを目指せ!
離婚しろなんてことを言いたいのではない。
世の中の夫婦のほとんどがBパターンだから
仲良くなる努力をお互いにしてみようぜ!
と言いたいのだ。
私は何度か記事にしているのだけど
所謂「仲良し夫婦」というのは特徴があって
夫婦がお互いに努力をしていることが多い。
相手にとって良きパートナーであろうとする
努力を常にしているのだ。
なんにもしない二人が、ずっとラブラブなんて
そんなうまい話はない。それと同様に
空から理想の異性が降ってくることなんかない。
白馬に乗った王子に求婚されることなんかない。
異世界や時空を超えた運命の愛なんかないのだ。
「努力」と言っても、特段難しいことではない。
パートナーに感謝と尊重を言葉と行動で伝える。
つまり人として当たり前のことを続けるだけだ。
・・・
でも、もし「努力」を続けても
一向に成果が出なかったなら?
私たちの相性やっぱ最悪じゃん…だったら?
それが
パートナーと離れるときなのかもしれない。
ここで言う「離れる」というのは
いくつかの種類がある。
などだ。即離婚は少し気が早い。
近すぎると見えないモノもある。
離れて改めて分かる魅力もある。
比較して初めて気づく心もある。
そういった意味で、個人的には
別の異性と交友するのもアリだ。
でも、忘れないで頂きたいのは
夫婦としての境界線だ。
この境界線を超えたら、夫婦に戻れない。
という線が、夫婦には存在する。
境界線を間違えないこと。
どこまでがセーフで、どこまでがアウトか。
あなたがセーフと思っていても
パートナーからしたらアウトなこともある。
どうか境界線を間違えないでほしい。
無論、全てを分かった上で
別のパートナーと巡り合うこと
すなわち境界線を自分の意志で超えることも
人によっては最適解の場合もあるだろう。
大事なのは自分の意思。
「今の夫婦」を良くするか
「次の段階」に移行するか
ここを他人任せにしてしまったら
パートナーにも失礼だしなにより
自分自身に大変失礼ではないのか。
私は嫁様と別れるつもりは全く無いが
関係性を良くするため敢えて「離れる」
ことは充分にアリだと思う。
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