たーいへん!
「まぁ!大変~!」
「ええっ、大変ね~!」
「うわーっ、たーいへん!」
朝から晩まで『大変』を言いまくる人がいる。
私はものすごーく苦手なタイプ。
私が「こんなことがあったんです・・・」と
小話をするやいなや「大変!」「大変!」と
ガチのマジで連呼してくる人。
見ようによってはリアクションをしてくれる
いい人に見えるのかもしれない。
でも、別に大変なことを言ってもないのに
「大変!」って何度も言われると
(この人話をちゃんと聞いているのか?)
(脊髄反射でとりあえず言ってるだけ?)
と白けてしまう。
「昨日会議に行ったんですよ」
「うわー、大変ねぇ!」
この出鼻をくじかれる感じ。
私は基本ネガティブな話は話さない人なので
ここからほんのり楽しい話にするところだけど
『大変!』とレッテル貼りされてしまうと
まずそのレッテルを剝がさなくてはならない。
「いやいや別に大変じゃなかったんですよ」と。
一度や二度ならペりぺりと剥がしますけど
積み重なるとさすがにメンドクサイ。
テンションも下がって話す気も無くなります。
だからこういうタイプの人とは雑談がしづらい。
先日、また『大変』の連撃を浴びせられたので
ちょっと尋ねてみたんです。
「どうして大変を何度も言うんですか?」って。
ちょっと固まったのちにごめんなさい!と
謝罪があってぽつりと語ってくれました。
(悪くないのにすぐ謝る人でもあった)
「私は、話を聞いて『大変だ!』って思っちゃうみたい。で、それを伝えなきゃってつい言っちゃうみたいなのよ」
なるほど、そうだったんですね。
『大変』の基準は人によってかなり違うけど
この人の『大変』は範囲がとても広い。
おそらく物事のマイナス面をよく見てしまって
少しでも負のイメージがチラついたら『大変』。
そりゃ連呼もしてしまう。でも・・・
「私は『大変』って言われると、なんだか
かわいそうなヤツ扱いされてるみたいで
あんまり良い気持ちしないんです。
それよりは『そうなんだ』って軽く相槌を
打ってくれるほうがうれしいです」
このようにお伝えしました。
別に「なんでもかんでも大変って言うな!」
とかそういうことを言いたいんじゃなくて
「私はこうなんです」と伝えたいだけ。
この人の『大変』はもう癖みたいなもので
一朝一夕で直るようなものではないけど
『大変』の範囲が少し減ればいいなぁ。
そんな風に思った夏の始まりです。
アイスコーヒーを飲もう。