カッコいい大人
ごめんなさいは大事だよね。
ウチの仲良しの共通認識がこれです。
謝罪するからこそわだかまりがなくなる。
わだかまりがないからおしゃべりが楽しい。
おしゃべりが楽しいからずっと話していたい。
だからずっとウチは仲良くできてるのかなって。
・・・
「ウチはケンカしても謝罪なんかないよ」
私が直接話を聞いて、特に多かった意見がこれ。
夫婦でケンカをしても謝らない。
ムカムカが通り過ぎるのを待つ。
むしろそれが普通でしょ?って。
「他の話題にしたり、美味しいもの食べる」
私が直接話を聞いて、次に多かった意見がこれ。
ギスギスした話題をやめて笑い話。
パートナーの好物を買ってきたり。
ピリピリするのはやめよう?って。
なるほど、と思った。
こんな方法があるんだなって。
謝罪が絶対に必要だって思い込んでいた
私の石頭も少しは柔らかくなったのかも。
でもなぁ…
(本当にそれで、遺恨なくスッキリするの?)
(それってただのその場しのぎじゃないの?)
という疑念が払拭できない。
おそらく、私の理解が及ばないだけで
その方法で上手くいってる家庭はあるのだろう。
それを「間違ってる!そんなの仲直りじゃない」
だなんて不毛なことを言うつもりはない。
ただね、私はカッコいい大人になりたい。
カッコいい大人って何かって言うと
子どもが見て
「カッコいい!あんな大人になりたい!」って
憧れてくれる大人のことを指しています。
言ってることとやってることが違う大人って
私はどうがんばってもカッコいいと思えない。
子どもに「勉強しなさい。本を読みなさい」
なんて言うくせに、自分は本を読まない親とか
子どもに「人前でだらしない格好をするな」
なんて言うくせに、自分はステテコ一丁だとか
子どもに「悪いことをしたなら謝りなさい」
なんて言うくせに、自分は全く謝らない親とか
そういうのは、ちょっとおかしいなって思う。
子どもの前で、何度も大声でケンカする親とか
全然憧れないし、見るの辛いし、悲しくなる。
いや、そりゃ人間だもの
愛し合った夫婦だろうとケンカはするよ。
でも親がキチっと謝り空気をまるくできたら
(やるじゃん!)って子どもも感じると思う。
謝罪なしとか、モノでごまかしたりしたって
傍から見てる子どもは(ええ…)ってなるよ。
少なくとも私はなったことがあるし覚えてる。
だから私は、謝罪がいいかなって思っていて
実際それを選択してやっているわけなのです。
誤解しないで頂きたいんだけど
私のやり方が最高で唯一無二だ!皆やれ!
なーんて言いたいわけじゃないんですよ。
ただ、私が考えるカッコいい大人は
好きな人に謝れる大人ってことです。