魔法の言葉「いっしょにやろう」
「ほら、早く宿題やっちゃいなさいよ!」
これは子供の行動力をうばってしまう言葉。
親からこんなふうに言われた子供は
(なんだよ…今やろうと思ってたのに!
あーもうなんかやる気なくなっちゃった)
とヘソを曲げてしまいます。
では、どう言えばいいのか?
「私といっしょに勉強しよう」
これは子供の行動をうながす言葉。
子供は基本的に宿題をしたくありませんが
宿題をしている姿を見てもらうのは好き。
宿題してるのを褒めてくれるのも大好き。
つまり、誰か同じ空間に一緒に居てほしい。
一緒に居るから見てくれてるってわかるし
一緒に同じことをするから連帯感も生まれる。
(親は勉強と称して本を読んでいればOK)。
「いっしょにやろう」というのは魔法の言葉。
子供相手だけじゃなくいろんな人を動かします。
・決断が苦手な友達に
「ぼくもいっしょに考えていい?」
・カラオケが苦手な知人に
「これからぼくが歌うんだけど
君が歌える部分だけいっしょに歌わない?」
・難しい仕事を任せたい部下に
「この仕事いっしょにやってみない?
みんなも全力でサポートするから」
こんなふうに「いっしょにやろう」って言われると
言われた相手はなんだか嬉しくなっちゃいます。
(ただし、ある程度の信頼関係が構築されてないと
そっぽを向かれてしまいますが)
もちろんこれは夫婦関係にも使えます。
ウチでも良く言ってます。たとえば
・いっしょに散歩しない?
・いっしょに掃除しない?
・いっしょに買い物行こう
・いっしょにサウナ行こう
こんな感じで声をかければたいてい
「いいよ!」って言ってくれます。
会話が途切れないということは
夫婦円満の基本なので超役立ちます。
なにか頼みごとをするときに
相手に丸投げするのではなく
「いっしょに」やろうとする意識。
個と個ではなくチームである意識。
必要となるのは対等な目線です。
親だから、とか
上司だから、とか
年配者だから、とか
上から目線だけになってしまうと
「いっしょに」の意識は生まれづらい。
どんな相手にも敬意って大事だと思います。