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嫁にまつわるハナシ

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私と嫁のやりとりの記事となります。 週に一本以上は更新される予定です。 夫婦に興味のある方が主な対象です。
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2023年10月の記事一覧

イカ?ナンコツ?謎の新作現る

今日はいつもよりウキウキで帰宅。 それもそのはず。今日は角煮デー。 先日食べた、嫁の作る豚の角煮が 嫁史上最高の完成度を誇ったので ことあるごとに「あれ最高だった」 と嫁に連呼する日々。 「わかった…また作ってあげるよ」 ついには嫁の角煮宣言を引き出した。 しつこく何度も言ってみるものだな。 さっそく着替えキッチンへ向かうと おお、おお、いるじゃないか! 角煮ィ! いや角煮さん! ・・・おや? IHコンロには沢山の鍋とフライパンが 所せましと至高の具材を備えていたが

世界最高のコーヒーをご存じですか?

私はコーヒーが大好き。 小学生のころ背伸びして買った ダイドードリンコの缶コーヒー。 友達が甘いジュースを買うのを横目に フッと笑って飲むコーヒーは美味しかった…! (ミルクたっぷりだしね) 私の小~中学生時代というのは コーヒーを飲めるヤツ=カッコいい! という謎の方程式がまかり通っていて ミルクなしのブラックなんて飲んだ日には 「おい、アイツ、ブラック飲みやがった」 なんて噂がささやかれるくらいだった。 そんで私は10歳くらいから コーヒーを飲み続けて現在に至

嫁様の絶品料理を素直に喜べない朝

「おはよう、夫くん」 「おはよう、嫁ちゃん」 「ダンナ。いいシラスが手に入ったんでさ」 「ええっ、そいつあホントかい!」 「だからさ、食べてみない? 釜揚げシラスネギマシマシ新鮮たまご丼を」 「・・・・・・」 「・・・あれ?聞いてる?」 「う、うん。聞いてるよ。美味しそうだね」 「今から作るけど、夫くん食べる?」 「うーん、今じゃなくてお昼に食べるのはアリ?」 「何、どうしたの?お腹の調子でも悪いの?」 「いやあ、昨日の夕食がまだお腹に残っててさ…」

たまにはぼくも料理を作る

「今日の晩御飯、何にするの?」 ぼくはよく同僚にこんなことを聞きます。 なぜかというと ぼくは晩御飯の話がしたいんです。 「あれが美味しい」「これが好きなんだ」って 熱い晩御飯トークがしたいんです! でも、大抵はみんな少し困った顔をして 「まあ、出来合いの物かなぁ」とか 「えー、まだ決めてないよー」とか 「できれば作りたくないなあ」とか あんまり晩御飯トークに乗ってくれないんです。 なんとなく、なんとなくですけど もしかして料理ってしたくないものなの? なんて感じてしま

珈琲事件(事件性はありません)

「大変だ!嫁ちゃん!」 「どうした夫くん」 「ぼくのコーヒー豆が、ないんだ!」 「はあ?」 「ブラジルNo2とエーデルワイス。 どちらも美味しくてお手頃コーヒー豆!」 「ああ、こないだ買ってたやつね」 「それが、もう残りわずかなんだよ!」 「・・・んー?」 「たっぷり500gを購入したのにおかしい!」 「・・・あのねえ夫くん」 「なんだい、犯人を知っているのかい?」 「犯人はキミだよ」 「なんだって?!」 「いい?珈琲を一日二回も淹れるのは誰?」

嫁の新作で悶絶する夜

「夫くん、豚の角煮、食べたくない?」 「食べたいでっす!」 夕暮れ時のスーパーで嫁の一言に舞い上がる。 それもそのはず、嫁の角煮は超絶品。 嫁の必殺料理TOP3に名を連ねる最強レシピ。 踊ってしまうほどに美味しくて大好きなので 私はことあるごとにリクエストをするのだが 手間がかかるらしくあまり食卓には並ばない。 「実はね、美味しそうな角煮の作り方をね 動画で観ちゃって、作りたくなったんだよ」 「え?今までの角煮も充分美味しいけど…」 「ふふん。明日私休みだから作っ

無駄に熱いカフェインじゃんけん

『岸部露伴ルーヴルへ行く』を観た。 嫁と二人で。 アマプラ(Amazon prime video)で。 こんな新しい映画を観れるなんて アマプラってサイコーじゃん。 ジョジョの奇妙な冒険、もしくは 俳優の高橋一生が好きな人なら とっても面白い映画だと思う。 両方好きな私たち夫婦はとても楽しめた。 映画を視聴中、ついつい見入ってしまい 気がつけばノドがカラカラだ。 そこで私はすかさず提案する。 「カフェインじゃんけんしない?」 「いいよ。私に勝てると思ってるの?」

アンパンマンかもしれない繊細さん

「工事の音、うるさいよね~」 休日に夫婦で映画鑑賞をしていると 不意に嫁がつぶやいた。 「え?ああ、そうだね。うるさいよね」 なんとなく調子を合わせた私だけど 本当のところ 私は工事の音に全く気付いていなかった。 たしかに、近くで道路工事をしていて ドドドドとかガガガガとか、聞こえる。 でも私は全く意識していなかった。 対する嫁は、そういった工事の音が 非常に耳障りで不快だという。 (神経質すぎるだろ)とか (気にしなければいいのに)とか (映画に集中してないんじ

嫁の上手すぎる提案

「ねえ、浴室の掃除と洗濯物たたみ どっちがいい?」 休日の午前中にパソコンをカタカタしていたら 嫁が聞いてきた。 「浴室の掃除がいい!」 パタリとパソコンを閉じて浴室へ向かう。 ちょうど気分転換がしたかったし そういえば浴室の細かい部分の掃除を サボっていたなあと少し反省しながら。 浴室と脱衣室、そして洗濯機周りは 私の想像を超えて汚かった(笑)。 いや笑ってる場合じゃないな。 私が掃除で使う最強アイテムを手に取り ゴシゴシキュッキュと取り掛かる。 私は掃除がキラ

心霊とかホラーとかに対する私と嫁

私は怖いものが大好き。 あ、怖いといっても反社会勢力とか そういったものじゃないですよ。 心霊とかホラーとか、そっち系です。 私、心霊とかホラーとかが大好きなんです。 霊感というのは持っていません。 普通の男でただの怖いもの好き。 隙あらばお化け屋敷に入りたい。 それが私、珈琲次郎。 しかし悲しいかな、愛する嫁はホラーが大嫌い。 「これだけは夫くんと分かり合えないよ」 とまで言われるほど、嫁はホラー系が苦手。 バイオハザードとかのゾンビモノでも無理。 私のささやか

料理の鉄人な嫁様が作る食欲

朝起きるとスパイシーな香りが。 ウキウキして階段を降りると 嫁がフライパンでジュワジュワしていた。 「おはよう。めっちゃいい匂い。何それ?」 「ひっひっひ。当ててごらんよ」 「んー?スパイシーなカレーの匂い?」 「そうそう。昨日買ったひき肉入ってるよ」 「ああ!これはアレだ。ドライカレー?」 「そうだね。キーマカレーのほうが近いかな」 「えっ、キーマカレーって自宅で作れるの?」 「いやあ、もどきだよ。っぽいやつね」 「それにしてもいい匂い・・・何入れたの?」

気付いたら私の性格が激変していた

「夫くんはアレだね。賢そうなバカ犬だね」 「唐突なディスり!?」 嫁との会話は面白い。 私には思いつかない切り口で突っ込んでくる。 理論7、感情3くらいで話をする私に対し 理論1、感情9くらいで話す嫁なのだから 予測通りに会話が成り立つことは少ない。 いつも脇道に逸れるし、単語は間違えるし 言ってることが最初と最後で変わるけども 不思議と腹は立たない。 (まあ嫁ちゃんだしな)と受け入れている。 一体私はいつからこうなってしまったのか。 学生時代の私はもっと厳しかっ