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嫁にまつわるハナシ

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私と嫁のやりとりの記事となります。 週に一本以上は更新される予定です。 夫婦に興味のある方が主な対象です。
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2023年9月の記事一覧

「は」から始まる自己主張

嫁の料理は大好きだけど 家では到底作れない外食も好き。 1000円前後であれこれオトクな ランチセットに目がない私たち。 今回のお店では三種類のランチ。 むむ、どれにしようか・・・ ①季節の野菜とエビのパスタセット ②ふわとろオムライスセット ③ランチドリアセット 「ぼくは久々にドリアにしようかなぁ」 「オムライスの写真もヤバいねー」 「んー、でも季節の野菜とエビもいいな」 「やっぱりエビは美味しそうだねー」 「決めた!ぼくは①のセットにするよ」 「じゃあね、

嫁と夕食とナゾトキ

「今晩、なに食べたい?」 私が仕事で、嫁は休みの日がある。 その日の夕食はリクエスト制度で 私が望む料理を嫁が作ってくれる。 「ベーコンあるし、“ぺぺたま”が食べたい」 かくしてその日の夕食は ・絶品ぺぺたま ・トマトとキャベツの和風さっぱり煮 ・チーズささみフライ紫蘇入り ・珈琲(キリマンジャロ) という最強すぎるラインナップ。 特筆すべきはなんとなく作ったという トマトとキャベツの和風さっぱり煮。 美味すぎて何度も悶えてしまった。 嫁は思い付きで創作料理を作るのだ

衝撃のラーメン屋

私には行きつけの美容院がある。 俗に言う千円カットのお店だが 友達が店長をしているお店でもある。 店長はイケメンで腕も良い。話も面白い。 客も多すぎず、少なすぎず絶妙のバランス。 おまけにそこのスタッフも良い。 ・店長 ・メインの男性スタッフ ・メインの女性スタッフ この三人で店ははんなりと回転しているが 誰に当たっても話が面白いのだ。 ところが最近、いつ来店しても メインの男性スタッフがいない。 かれこれ半年ほど姿を見てない。 気になったら聞かずにはいられない!

仲直り(アメリカ式)

嫁とケンカをした。 お互い仕事終わり、かつ夕食前だと 私たちはけっこうケンカしやすい。 この場合のケンカは どっちが悪いとかではない。 お互い悪いといえばそうだし お互い悪くないといえばそうでもある。 強いて言えば二人の状態が悪かった。 ゲームで言ったら状態異常にかかってる。 状態異常「ストレス」 状態異常「空腹」 地味ながら厄介な状態異常である。 この状態異常にかかっていると 相手のささいなことが気になってしまう。 余計な一言を言ってしまったり 強めの否定の言葉

散歩(ハードモード)

ここ最近食べ過ぎなので 散歩強化月間にしたいと思う。 我に秘策あり。 ノスタルジーに浸りながら 全身運動を余すことなく行えて それでいて楽しい散歩が行えるのだ。 そんなわけで嫁ちゃん K公園へ行こうじゃないか。 「K公園?あのだだっぴろい公園?」 ふふふ。ただ広いだけじゃないんだ。 K公園は目測で東京ドーム二個分ほど。 春には桜が咲いてピクニックにも最適よ。 キャンプ場だって完備している優れモノだ。 そしてアスレチックコースもあるんだよ。 「アスレチックコース?

嫁と味覚の秋

朝起きると嫁が栗を煮ていた。 ぐつぐつと。 「・・・なに?どうしたの、この栗」 「秋だからね」 「はい?」 「栗ごはんを作ろうかと思って」 「!!おおっ」 「好きでしょ?栗ごはん」 「大好きです!」 「それにしてもさー、覚えてないの?」 「・・・ん?何を?」 「私、昨日栗ごはん作るって言ったじゃない」 「・・・そうだっけ?いや、言ったかな」 「言ったよ。ほら、昆布で出汁をとるとか」 「あー、言ってたような。昆布見つかった?」 「いや、昆布切らしてた

新婚旅行deデジタルデトックス

「ハワイに行こう!」 私たちはコロナ流行前に結婚をした。 当時は新婚旅行に気兼ねなく行ける時代。 行き先は熟考を重ねた結果ハワイに決定した。 なぜハワイなのか? 理由1:私と嫁の両方の希望の地だから 理由2:ハワイに漠然と憧れがあるから 理由3:なんか日本語が通じそうだから 風の噂で聞いたことがある。 ハワイには日本人が多くいると! つまり日本語がオッケーじゃないかと! すなわち日本語で生活ができるじゃないかと! そんなこんなでハワイ行きが決定する。 でも、ただハワイ

嫁のちいかわ熱がちょっと熱すぎる

「おかえりぃ!」 仕事から帰宅すると嫁が出迎えてくれた。 とびきり上機嫌で。 (・・・妙だな。上機嫌すぎる) あれ?よく見ると嫁のエプロンが新しい。 おいおいおいおい嫁が ちいかわエプロンを着てるじゃないか。 いつの間に買ったんだ!? 今日は嫁の休日。 買い物に行くと言っていたがまさか ちいかわショッピングに行っていたのか? 「ああ、このエプロン?いいでしょ」 悔しいがエプロンはサイズも色も似合っている。 これは咎めるわけにはいくまいて。おちつけ私。 「そうそう

最近嫁とアマプラで観ているアニメ

・ジョジョの奇妙な冒険第三部 ・ゴールデンカムイ ・ハイキュー ・スラムダンク ・呪術廻戦 ・ちいかわ 気付いたらめっちゃアニメ観てる! 『アニメより漫画で読む方が絶対に面白い!』 とかたくなにアニメを拒んでいた私だけど 視聴してみたらこれがどうしてどうして 面白いじゃないですか! キャラが動いてしゃべるだけで別作品。 どれもすごいけど特にハイキューがすごい。 最近スシローとコラボしていて気になったので 何気なく一話だけ観たら夫婦でドハマりした。 ハイキューとは男子高

みっともない男の料理の劣等

料理は不思議だ。 他人が作る料理の味はよくわかるのに 自分で作ると途端に味がわからなくなる。 (塩加減…いいような気がするんだけど) 慣れない手つきでレシピを順番通りにこなし ようやく出来た自分の料理の味がわからない。 マズいはずはないよ。レシピ通りなんだから。 でも美味いって確信が持てない。 確信がほしい。 「美味しい!」って言葉がほしい。 頼むから、言ってくれ。安心させてくれ。 でも誰も「美味しい」なんて言ってくれない。 普通の男が作る普通の料理に感想なんて出ない

自分が好きって最強だと思うんだ

「私はね、自分のこと好きじゃないなぁ」 数年前に嫁ちゃんから聞いて驚いた言葉。 えっ、嫁ちゃん、いつもニコニコしてるから 自分とか周りをみんな好きだと思ってた。 どこら辺が好きじゃないの?と尋ねてみたら 自分のココが嫌いなんだ!とかではないけど なんとなく、自分を好きではないとのこと。 うーむ、聞いてみないと分からないもんだ。 あれからX年。 私はまた嫁ちゃんに聞いてみた。 「嫁ちゃんは、自分のこと好き?」って。 「うーん、好きでも嫌いでもないかなぁ」 (あれっ、返

ハマる形と好ましい印象

「ぼくはねえ、職場で Iさん、Kさん、Nさんと話が合うんだ」 「そうだね。夫くんよく話するもんね」 「その三人となら飲み会だってやってもいい」 「夫くん、お酒弱いくせに?(笑)」 「まあ、嫁ちゃんがいるから大丈夫だろ」 「いやー、また私介抱するの?」 「違う違う、飲み会どうこうじゃなくて 気が合うって話だよ。その三人と」 「ふむ」 「でもね、気は合うし話せば楽しいんだけど やっぱり一緒には過ごせないなぁとも思うんだ」 「どうして?」 「まずIさんとは絶望的

ドラゴンと龍

「なんで男って龍が好きなわけ?」 コストコへ向かう車内で嫁が私に訊いてきた。 なんの脈絡もなく言われたので面食らったが なるほど 槇原敬之がカバーした“銀の龍の背に乗って”が BGMで車内に流れたからか。 「龍、“りゅう”ねえ・・・」 「そう。龍。夫くんも好きでしょ?なんで?」 「嫁ちゃん、君はひとつ間違っている」 「何?」 「龍(りゅう)じゃなくて、ドラゴン」 「はぁ?」 「男はドラゴンが好きなんだよ!」 「・・・はあ」 「そこ!あきれない!大事なことだ